諸君の精力と思考とを、自分の使命に集中させよ！
なすべきことを、とことんまでやりぬけ。
あらゆる改善をし、あらゆることに精通し、
なすべき仕事を完璧にマスターせよ！
（アンドリュー･カーネギー）
最近ちょっと思ったことです。
私達の仕事はもちろん第一義的にはサービス業としての立ち位置。
そして、当然のことですが教育業としての立ち位置があります。
もちろん、bの強みは初心者に特化していることですので、お客様の多くが
初心者の20代～30代くらいの女性になりますので、皆さんも大体のケースにおいては
一番多く触れる機会の多いお客様層とはしっかりとコミュニケーションができていると思います。
その一方で、当然ですがこれは初心者であるか上級者であるかは別として、
私達はマンツーマンという環境で英会話サービスを提供するため、一人一人のお客様の
ことを深く理解する必要があります。
そこで、みんなのFBKMを読んでいると時々思うことがあって、それは、
・　もう少し、このお客様の仕事内容理解してたら、この方が求めているレッスンをより高いレベルで提供できただろうな
・　もう少し、英語力を高めていたらより正確にどのようなレッスンを要望しているか伝えられていただろうな
という基礎の部分。
例えば、私も美容室に行くときはスタイリストの栗田さんに自分の事業の全貌を
理解してもらう必要はないけど、普通にさり気なく景気の話だったり、事業の話を
してしまう。その時にちんぷんかんぷんな対応ではなく、時々、違う視点だけどハッとする。
もちろん、スタイリストにとって一番大事なのはカットの腕前の部分ですが、栗田さんの
場合はかなりお客様の業界を自分で学習しているきらいがある。それは、経験の部分から
学ぶものと、時には集中して仕事外でもやること。その2つがあります。
自分を振り返ってもいつも思うのだけど、例えば自分の英語力。
私は恥ずかしながら大学では英語の単位を落としたくらいに英語嫌いでしたが、大学院に行くことが決まって
一時（と言っても4ヶ月くらいですが）死に物狂いで単語も文法も勉強しました。
今でも記念に残しているTOEFLゼミナールの単語帳は蛍光ペンでピンクとイエローで
塗りつぶされている。
あと業界だったり仕事内容のところも、やっぱり、証券会社で製薬業界とIT業界
担当すると決まったときは、仕事始めの2ヶ月前から本買って全部暗記した。しばらく財務の業界から
離れた後、ベンチャーキャピタル業界に入るときは、リチャード・ブリーリーの
コーポレートファイナンスの本を全部読み直した。大学院の時には英語で原文で読んでイマイチ
分からない事が意外と実務をしながら読み直すとすごい分かったりするものです。
生涯学習として仕事の経験から学ぶことと学習を続けることがベストではありますが、
今でも何とかなってる、と思ってしまうとここで止まってしまう。時々自分のFB結果を見てみたら
わかると思うのだけど一番いいのは2ヶ月目とか3ヶ月目だったりする。そして、その後は平均的な数字になったりする。
それは、右も左も分からないけど情熱で押し切ってしまうパワーがあるから。
スポーツとかで部活してた人は分かると思うけど、みんな入りたてのときは頑張るし、
後で思うと結構すごいことが出来たりする。でも、結局強いのは日々自分を鍛えている奴。
やっぱり強く長続きするために大事なのは私達自身の自分磨き。
今、「このお客様ってこのタイプだな」と判断してしまうのは、今の自分のキャパの中で
判断しているから。でも、自分がもっともっと成長すると別のものに気づいたりします。
私自身を振り返っても、結構、過去に厳しい目にあったりした上司や社長と
喧嘩したことも多々あるし、当時は、「あの人は自分のこと分かってない」と
思ったりするもんです。でも、相手の立場に自分が立つと、当時のことが恥ずかしくなったりする。
知識の部分も同じで、入社した手の頃に勉強してあまり分からなかったことが
今読み直してみると分かったりする。それは、経験の力です。
だからこそ、まずは、皆さんに期待を込めて書いてみました。
やっぱり、仕事の中だけで学習できることだけでのアウトプットには限界があります。
是非、自発的に自分をバージョンアップさせてみてください。