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「メンター」も「ナルシスト」もギリシャ神話から?意外な英語のルーツ

 

Mary
こんにちは!Maryです。

都内・横浜にある英会話スクール『b わたしの英会話』で日本人カウンセラー(コンシェルジュ)として勤務しています。
私のエントリーでは、カナダのトロントの留学経験や、現在の職場で一緒に働くネイティブ講師達との会話の中から「日常会話でこんな英語が使えたら話しが盛り上がる!」そんなフレーズや文法をご紹介していきたいと思います★

9月に入り、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね☺
シルバーウィークもあり、お出かけの予定を立てている方も多いのではないでしょうか?

映画好きの私は、先日のお休みにクリストファー・ノーラン監督の最新作『The Odyssey(オデュッセイア)』の先行上映を観てきました!

『オデュッセイア』は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる、英雄オデュッセウスの長い冒険を描いた作品。トロイア戦争を終えた彼が、数々の困難を乗り越えながら故郷を目指す物語です。

その道中には、神々や怪物、誘惑するセイレーンなど、ギリシャ神話でおなじみの存在も登場します。

映画そのものももちろん楽しんだのですが、観終わったあと、ふと気になったことがひとつ。

「ギリシャ神話に登場する名前や物語って、今の英語にも残っているのでは?」

調べてみると、やっぱりありました!

しかも、「mentor(メンター)」や「narcissistic(ナルシスト)」など、意外なほど身近な言葉まで!

普段の会話はもちろん、仕事や人間関係、恋愛の話にも使える英語がたくさんあるんです。

そこで今回は、『オデュッセイア』をきっかけに見つけた、知っているとちょっと面白い「英単語のルーツ」をご紹介します。

「メンター」も「ナルシスト」もギリシャ神話から?意外な英語のルーツ

mentor ― 仕事でもおなじみの「メンター(相談相手)」

日本語でもすっかりおなじみになった mentor。

仕事や勉強などで、経験をもとにアドバイスをしたり、成長をサポートしたりする人のことですね。

実はこの言葉、『オデュッセイア』に登場する Mentor(メントール) という人物の名前が由来なんです。

オデュッセウスが旅に出ている間、息子テレマコスを支え、導く役割を担ったMentor。その名前から、「経験のある人が誰かを導き、助言する」という現在の意味につながりました。

She has been a great mentor to me.
彼女は私にとって素晴らしいメンター(相談相手)です。

仕事で何気なく使っている言葉が、何千年も前の物語につながっているなんて面白いですよね!

odyssey ― 人生にも使える「長い旅」

映画のタイトルでもある odyssey は、現在の英語でも使われています。

意味は、単なる「旅行」ではなく、さまざまな出来事や困難を経験する、長く波乱に満ちた旅や道のり。

My journey to becoming a chef was quite an odyssey.
シェフになるまでの道のりは、まさに長い冒険でした。

転職やキャリア、夢を叶えるまでの道のりなど、「いろいろあったけれど、ここまで来た!」という人生のストーリーにも使える表現です。

siren song ― 恋にも要注意!?「抗いがたい誘惑」

『オデュッセイア』に登場することで有名なのが Sirens(セイレーン)。

美しい歌声で船乗りたちを誘惑する存在です。

ここから生まれた表現が siren song。

文字どおりの「セイレーンの歌」だけでなく、現在では 「魅力的だけれど、危険を伴う誘惑」 という意味でも使われます。

Social media can be a siren song.
SNSは抗いがたい誘惑になることがあります。

恋愛でも仕事でも、「分かっているのに惹かれてしまう……」なんてこと、ありますよね。

そんなときに思い出したい英語です☺

echo ― 会話でもよく使う「響く・反響する」

おなじみの echo は、「こだま」「反響」、動詞では「響く」という意味。

Her voice echoed through the room.
彼女の声が部屋中に響き渡りました。

この言葉もギリシャ神話に登場する Echo(エコー) という女性の物語に由来しています。

ちなみに英語では、音だけでなく、誰かの意見や気持ちに「同感する」「同じ考えを示す」というニュアンスでも使われます。

仕事の場面なら、

I’d like to echo what she said.
彼女の意見に私も賛成です。

という使い方もできます。

会議などでさらっと言えたら、ちょっと素敵ですよね!

narcissistic ― 恋愛トークでも耳にする「ナルシストな」

日本語の「ナルシスト」と同じルーツを持つのが narcissistic。

由来は、ギリシャ神話に登場する美青年 Narcissus(ナルキッソス)。
水面に映った自分自身の姿に恋をしてしまった、という物語から生まれました。

narcissism = 自己愛・自己陶酔
narcissistic = 自己陶酔的な

He can be a little narcissistic sometimes.
彼はときどき、ちょっとナルシストなところがあります。

恋愛トークで使う機会が……あるかもしれませんね☺

こうして見てみると、

Mentor(メントール) → mentor「導いてくれる人」
Odyssey(オデュッセイア) → odyssey「長く波乱に満ちた旅」
Sirens(セイレーン) → siren / siren song「誘惑するもの・抗いがたい誘惑」
Echo(エコー) → echo「こだま・反響する」
Narcissus(ナルキッソス) → narcissism / narcissistic「自己愛・自己陶酔的な」

と、何千年も前の物語が、今の私たちの英語の中に生き続けています!

英単語というと、「意味を覚えなくちゃ!」と思ってしまいがちですが、その言葉が生まれた背景を知ると、急に印象に残りやすくなることがあります。

「どうしてこの言葉は、この意味になったんだろう?」

そんなふうに少し寄り道してみるのも、大人の英語学習の楽しみ方のひとつかもしれません。

そして、今回そのきっかけをくれた映画『オデュッセイア』。
映画を観ながら英語のルーツに思いを馳せてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません!

次に気になる英単語に出会ったら、ぜひその言葉の「ルーツ」も覗いてみてくださいね!

Mary

b わたしの英会話が運営する恋と仕事に効く英語執筆チームです。スクールで勤務するカウンセラー、外国人講師、そして、その他スタッフがお客様サポートを通じて「あ、このフレーズ使える!」「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったことを記事を通じて解説しています。

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