みなさん、こんにちは!
bわたしの英会話コンシェルジュです。
今回ピックアップするのは、北欧ノルウェーから世界中を魅了している若きシンガーソングライター、ペーダー・イライアス(Peder Elias)の「Twinkle Twinkle(トゥインクル・トゥインクル)」です!
タイトルを見てピンときた方も多いはず。そう、この曲は誰もが知っている童謡「きらきら星(Twinkle, Twinkle, Little Star)」のフレーズがサビに盛り込まれた楽曲なんです!
一見すると可愛らしいラブソングのようですが、実は歌詞を深く読み解くと、「音信不通になってしまった元恋人が、今はもう別の誰かの腕の中にいるのではないかと恐れ、夜空の星(月)に語りかける」という、非常に切なくメランコリックな失恋ソングになっています。童謡の持つ無垢でピュアな響きが、傷ついた心の脆さをより一層引き立てている名曲です。
今回は、ピュアなメロディと大人の失恋の痛みのギャップがたまらないこの曲から、日常会話やSNSでもよく使われる「イマドキの英語スラング」や、感情を込めて歌うための発音のコツをたっぷりお届けします。どうぞ最後までお楽しみください!🫶
🤵♂️ アーティスト紹介:北欧から甘い歌声を届ける次世代ポップスター
ペーダー・イライアスは、1997年1月14日生まれ、ノルウェー・トロンヘイム出身のシンガーソングライターです。 幼い頃から有名なニーダロス大聖堂の少年合唱団(Nidaros Cathedral Men and Boys’ choir)に所属していました。最初はオーディションに行きたくなかったそうですが、母親の説得で参加し、そこから歌の楽しさに目覚めたといいます。そして11歳の頃にはポップミュージックに夢中になり、合唱団を辞めて部屋で作曲に没頭するようになりました。

身長184cmという長身で、両腕には音符や蝶などの様々なタトゥーを入れています。プライベートでは、「ミオ」という名前のマルチプー(マルチーズとプードルのミックス犬)を飼っており、よくファンに向けて動画にも登場させている愛犬家でもあります。 2018年のデビュー以来、アコースティックで心地よいポップミュージックを次々とリリース。2023年には、ノルウェーのグラミー賞とも呼ばれる「Spellemannprisen」にて「International Success of the Year(今年の国際的成功賞)」を受賞し、名実ともに国の代表的なトップスターの仲間入りを果たしました!
🎬 曲の紹介+おもしろ話:あの「きらきら星」が切ないラブソングに!?
「Twinkle Twinkle」は、2024年発表の2ndアルバム『Youth & Family』などに収録された楽曲です。 この曲の最大のおもしろさは、誰もが知る童謡「きらきら星」のメロディと歌詞(Twinkle, twinkle little star, How I wonder what you are)を、「いなくなってしまった恋人の居場所を探す切実な願い」へと見事に昇華させている点です。 一緒に雨の中をドライブしたことや、キッチンの床でふざけて踊った幸せな日々を回想しながら、なぜ別れてしまったのか、なぜ連絡が途絶えてしまったのか分からないという葛藤が胸に迫ります。
また、ペーダーはファン想いなことでも知られており、新曲をリリースするとYouTubeで「how i made(どうやって作ったか)」や「Behind The Lyrics(歌詞の裏側)」といったライブ配信を行い、自ら制作過程や歌詞の意味を丁寧に解説してくれます。そんな親しみやすさも彼の大きな魅力です。
日本(アジア)との関係:K-POPトップスターや世界的大物ともコラボ!
実はペーダー・イライアスは、ここアジア(特に韓国)で爆発的な人気を誇っており、日本の洋楽・K-POPファンの間でも非常に知名度が高いアーティストです。 2022年に韓国・弘大(ホンデ)の京義線森の道公園で行った路上ライブ(バスキング)には、なんと800人ものファンが殺到! あまりの熱狂ぶりに、現地のファンから「帰国できないようにパスポートを燃やしたい!」と言われるほど愛されています。韓国のお菓子を食べる動画をアップするなど、アジア文化にもとても親しんでいます。
音楽面でのコラボレーションも非常に豪華です!
- K-POP界のスターたちとの共演:大人気ボーイズグループ・SEVENTEENのスペシャルユニット「BSS(ブソクスン)」の楽曲「7PM」にフィーチャリング参加。さらに、ASTROのチャ・ウヌ(Cha Eun-woo)ともコラボ楽曲「Hey Hello」をリリースしています。
- アラン・ウォーカーとの共演:同じくノルウェー出身で世界的な人気を誇るDJ/プロデューサーのアラン・ウォーカー(Alan Walker)の楽曲「Who I Am」にもボーカルとして参加し、グローバルな存在感を放っています。
📺YouTubeで動画を聴いてみよう!
ペーダーの甘く切ない歌声と、夜空に溶けていくような「きらきら星」のメロディを、体験してみましょう!ポップで聴きやすいサウンドの中に隠された深い孤独感と、時折見せるファルセット(裏声)の美しさに、きっと心を奪われるはずです。
📝 歌詞の英語原文と日本語訳(抄訳・部分引用)
① 【幸せだった頃の記憶:永遠に続くと思っていた夜】
Late drive with the same song on replay, yeah Sing loud as we head home in the rain and so do you We walk into your front door We dance on the kitchen floor Oh, I wish that night would never end
【和訳】 同じ曲をリピートしながらの夜のドライブ 雨の中、家に向かいながら大声で歌う僕、そして君も 君の家の玄関を入って キッチンの床で一緒に踊ったね ああ、あの夜が終わらなければよかったのに
② 【音信不通の現在:月に話しかける孤独】
I don’t know how it’s been two months And you’ve gone quiet I’m stuck talking to the moon like
【和訳】 君がだんまりを決め込んでから どうしてもう2ヶ月も経ったのか分からないよ 僕は月に話しかけることしかできなくて
③ 【サビ:星への願いと、残酷な想像】
Twinkle Twinkle Little Star God, I wonder where you are Tell me that you’re not too far away ‘Cause I’m like Twinkle Twinkle Little Star Please don’t leave me in the dark Tell me you’re not in his arms again Oh no
【和訳】 きらきら光る小さな星よ 神様、君は今どこにいるんだろう 遠すぎる場所にはいないって言ってよ だって僕は きらきら光る小さな星よ お願いだから僕を暗闇に置き去りにしないで また他の誰かの腕の中にいるわけじゃないって教えてよ
④ 【知りたくない真実:ブリッジ部分】
I don’t wanna know, so don’t tell me, baby If you’re underneath someone else, I’d hate it I don’t wanna know if you are, don’t tell me, no
【和訳】 知りたくないんだ、だから言わないで もし君が他の誰かの下に(腕の中に)いるなら、耐えられないよ もしそうだったとしても知りたくないんだ、言わないで
🏫 bわたしの英会話直伝!今日から使える生きた英語レッスン
現代の恋愛やSNSでのコミュニケーションにまつわる、リアルな英語表現が満載です!
💡 ポイント1:イマドキの恋愛スラング!動詞の「ghost」 2番の歌詞に “You ghost, I don’t know why”(君は突然連絡を絶った、理由はわからないけど)という表現が登場します。
- ghost は名詞の「幽霊」という意味が有名ですが、最近のスラングでは動詞として「(恋人や友人が)突然連絡を絶つ、音信不通になる」という意味で非常によく使われます!幽霊のようにフッと姿を消してしまうニュアンスですね。
- 日常会話での応用: “He completely ghosted me after our first date.”(最初のデートの後、彼から完全に音信不通にされたの。)
💡 ポイント2:「go quiet」で「だんまりを決め込む」 プレコーラスの “And you’ve gone quiet”(君がだんまりを決め込んでから)。
- go + 形容詞 で「〜の状態になる」という意味になります。go quiet で「静かになる、連絡をしてこなくなる」という状況を表しています。
- 日常会話での応用: “Why did the chat group go quiet?”(なんでチャットグループが急に静かになっちゃったの?)
💡 ポイント3:「stuck 〜ing」で「〜してばかりいる、抜け出せない」 同じくプレコーラスの “I’m stuck talking to the moon”(月に話しかけてばかりいる)。
- be stuck + 〜ing は「〜する状態から抜け出せない、〜する羽目になっている」という意味です。前に進めず、どうしようもない切ない状況がよく伝わります。
- 日常会話での応用: “I’m stuck working late tonight.”(今夜は残業から抜け出せそうにないよ。)
💡 ポイント4:ネイティブのように滑らかに歌う発音のコツ サビの “Tell me that you’re not too far away”
- カタカナ表記:「テルミ・ダッ・ユア・ナッ・トゥ・ファラウェイ」
- 解説:”that” や “not” の語尾の「t」は強く破裂させず、音を飲み込むようにピタッと止めます。そして “far away” は繋げて「ファラウェイ」と歌うと、ペーダーのように流れるような心地よいリズムが生まれます!
🎼 相反する感情が織りなす「共感」の魔法
この曲のブリッジ部分で、主人公は「真実を教えてほしい」と星に願いながらも、直後に「やっぱり知りたくない、言わないで(I don’t wanna know, so don’t tell me)」と本音を吐露します。 相手の今の状況を知りたいけれど、もし他の誰かと一緒にいるという最悪の事実を知ってしまったら心が完全に壊れてしまう……。そんな、誰もが一度は経験したことがあるかもしれない「知りたいけど怖い」という痛いほどの矛盾した感情が、見事に描かれています。
💖 暗闇の中で星に願う、切なくも美しい愛の記憶
一緒にキッチンの床で踊ったあの日々は、もう二度と戻ってこないのか。 音信不通になってしまった相手の姿を追い求め、孤独な夜空に向かって「どうか暗闇に置き去りにしないで」と祈る姿は、最高にメランコリックで、同時にとても美しいものです。
最後に、この曲の最も胸を締め付ける、切ない一言フレーズを贈ります。
“Please don’t leave me in the dark… Tell me you’re not in his arms again.” (どうか僕を暗闇に置き去りにしないで… また彼の腕の中にいるんじゃないって言ってよ。)
それでは、 また次回の洋楽解説でお会いしましょう!



