ビートルズ「In My Life」の英語歌詞の意味・和訳をご紹介!

ビートルズ「In My Life」の英語歌詞の意味・和訳をご紹介!

今回取り上げるのはビートルズの「In My Life」です。

「In My Life」の歌詞にはどんな意味がこめられているのでしょうか?
ここでは歌詞の意味を汲み取る上でキーとなる文法や英単語も含めて、詳しく解説していきます。

「In My Life」の作者名義は「作詞・作曲:Lennon–McCartney(レノン=マッカートニー)」となっていますが、歌詞の方は実質的にジョンレノン作、曲の方は実質的に誰がどのようにして作り上げたのか、ジョンとポールで発言が食い違っていて、はっきりしません。

ともあれ、リードボーカルはジョンレノンで、演奏面ではプロデューサーのジョージマーティンによる間奏のピアノソロが特徴の一つになっています。

ビートルズ「In My Life」の英語歌詞・和訳をご紹介

ビートルズ「In My Life」の英語歌詞・和訳をご紹介
英語の歌詞はこちらです(作詞:Lennon–McCartney(レノン=マッカートニー))。

There are places I’ll remember
All my life though some have changed
Some forever, not for better
Some have gone and some remain

All these places have their moments
With lovers and friends I still can recall
Some are dead and some are living
In my life I’ve loved them all

But of all these friends and lovers
There is no one compares with you
And these memories lose their meaning
When I think of love as something new

Though I know I’ll never lose affection(※1)
For people and things that went before(※2)
I know I’ll often stop and think about them(※3)
In my life I love you more(※4)

(※1)~(※4)repeat

(※4)repeat

これを直訳に近い形で和訳するとこのようになります。

これからも覚えているであろう場所がある
僕が生きている間に 変わってしまった場所
良い方向でなくて永遠に変わってしまった場所
なくなってしまった場所 残っている場所
もあるけれど

僕が今でも思い出せる恋人や友人との時間が全ての場所にある
亡くなっている人も生きている人もいる
僕が生きている間 彼らを皆愛してきた

しかしこれらの友人恋人全員の中で
君に匹敵する人はいない
そしてこれらの思い出はその意味を失う
新しい何かとして愛のことを考えるときに

先立った人々や物への愛情は決して失わないだろうけれど(※1)
しばしば立ち止まってそれらについて考えるだろう(※2)
僕の人生の中で僕は君をもっと愛している(※3)

(※1)~(※3)繰り返し

(※3)繰り返し

ビートルズ「In My Life」の曲タイトル・歌詞の意味を解説

ビートルズ「In My Life」の曲タイトル・歌詞の意味を解説
ここでは、曲タイトルや歌詞の中から、上記のような和訳をする際にキーとなる文法や英単語を取り上げながら、詳しく解説を進めていきます。

まず曲タイトルの「In My Life」です。
「Life」には「生命」、「生活」という意味もありますが、ここでは「人生」という意味にとって、「僕(私)の人生の中で」と解するのがよいでしょう。

続いて、歌詞本文のポイントとなる部分について解説していきます。

“There are places I’ll remember”

どんな「places」(場所)かを、後ろの「I’ll~」の部分で説明しています。以降の文で様々な状態の場所が登場することもあって、ここでは「places」と複数形になっています。

“All my life though some have changed
Some forever, not for better
Some have gone and some remain”

ここの「All my life」は、以降の文で示される内容がいつのことなのかを説明する部分です。文脈によっては、「All」(全ての)の意味を含めて「一生の間に」と訳すこともありますが、一生がまだ終わっていないうちのことを、現在完了形の表現を用いて語り続けていく部分であるため、ここでは「僕が生きている間に」ぐらいに解するのが穏当でしょう。

「though~」は逆接で、前の文「There are~」と併せて、「様々な場所(変わってしまった場所、なくなってしまった場所、残っている場所)」があるけれども、それらは全部「覚えているであろう場所」の中に含まれる、ことをいっています。

さて、2行目の「Some forever, not for better」は、動詞のある完全な文にはなっておらず、何が「forever」、「not for better」なのかが一見してわかりません。ここは前部分などを参照して、文脈から推し量る必要があります。その前の1行目には「some have changed」という表現がありますから、この2行目の文ではその「some have changed」の「have changed」が省略されている、ととらえるのが穏当でしょう。そうすると、ここの意味は「良い方向でなくて永遠に変わってしまった場所もある」ととらえられます。

これと1行目とを併せて総合的に考えると「変わってしまった場所の中には、良い方向でなくて永遠に変わってしまった場所もある」という意味が見えてきます。

“All these places have their moments
With lovers and friends I still can recall”

「With~」の文でどんな「moments」(時)かを説明しています。「recall」は「思い出す」という意味です。普通に考えると場所は場所でしかありませんが、場所が時を持つ、という形の表現が面白く感じられます。

“But of all these friends and lovers
There is no one compares with you”

1行目にある「of」は「~の中で」という意味です。ここでは、前の文に出てきた、友人や恋人の中で、ということになります。なお、この文では、前の文での「lovers and friends」に対して順番が入れ替わって「friends and lovers」となっているのが少し気になるかもしれません。ですが、文脈からいっても入れ替える意味が見い出せないですから、ここはメロディと語感の関係でそうした(あるいは無意識のうちにそうなった)だけではないか、と思われます。

2行目は「no one」と動詞「compares」との間の「who」(関係代名詞)が省略されている形で、「no one compares with」が「There is no one~」の文に合わせて変形されたものととらえられます。「no one who compares with~」というような表現内での「who」は通常省略できませんが、このような「There is~」の文では省略されることがあります。「compares with~」は「~に匹敵する」という意味です。

“And these memories lose their meaning
When I think of love as something new”

「When~」で示されるときに「these~」である、という形です。「think of~」は「~のことを考える」という意味で、似たような表現「think about~」(~について考える)よりも深く考えるイメージです。

“Though I know I’ll never lose affection
For people and things that went before”

ここの後に出てくる文に対して逆接の関係になっている文で、「Though」から始まっています。「affection」は「愛情」で、「For~」の部分が「愛情」を向ける先のもの(対象)になります。最後の「that~」は、その前の「people and things」の説明です。

まとめ

ビートルズ「In My Life」の英語歌詞の意味・和訳をご紹介!
中期ビートルズの有名曲の一つ「In My Life」。抽象的な表現が多く、また、完全な文になっておらずに意味の取りにくい部分もありますが、落ち着いた曲調とともにじっくり歌詞に向き合ってみると、素敵な時間が過ごせそうです。

聴いたことのない人はぜひ一度、聴いたことのある人も今一度、この名曲を歌詞とともに味わってみてはいかがでしょうか?

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