ジャネット・ジャクソンの「Let’s Wait Awhile」は、好きだからこそ関係を急がず、お互いの気持ちが整うまで待とうと伝えるスローバラードです。やさしい歌声と間を生かした歌い方で、短い英語が一つずつ届くため、洋楽で英語を学び始めたい方にも向いています。

この記事では著作権に配慮し、歌詞全文や長い引用は掲載しません。曲全体の意味を日本語で要約し、題名、会話で使える英語表現、発音・リスニングのコツを解説します。
ジャネット・ジャクソン「Let’s Wait Awhile」はどんな曲?
「Let’s Wait Awhile」は、1986年のアルバム『Control』に収録され、翌1987年にシングルとして発表されたバラードです。Janet Jackson、James Harris III(Jimmy Jam)、Terry Lewis、Melanie Andrewsが作者としてクレジットされています。
| 曲名 | Let’s Wait Awhile |
|---|---|
| アーティスト | Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン) |
| 発表 | 1986年(アルバム収録)/1987年(シングル) |
| 収録アルバム | Control |
| 主なテーマ | 愛、慎重さ、相手への尊重、二人のペース |
| 英語の難易度 | 初級〜中級 |

派手なダンスナンバーとは対照的に、音数を抑えたアレンジと静かな歌い方が印象的です。曲の中心にあるのは拒絶ではありません。「あなたが嫌だから待つ」のではなく、「大切な関係だから、今は急がない」という前向きな選択です。
題名「Let’s Wait Awhile」の意味・和訳
Let’s wait awhile.は、自然な日本語なら「少し待ちましょう」「もう少し時間をかけましょう」と訳せます。
Let’s+動詞の原形は「一緒に〜しましょう」という提案です。
Let’s talk after dinner.
夕食のあとで話しましょう。
Let’s take our time.
ゆっくり時間をかけましょう。
命令のWait.なら「待って」と相手に求める響きになりますが、Let’s wait.は「私もあなたと一緒に待つ」という形です。二人で決める姿勢が題名に表れています。
awhileは副詞で「しばらく(の間)」という意味です。そのため、題名全体には「気持ちはある。でも今すぐ先へ進まず、二人でもう少し待とう」というニュアンスがあります。
歌詞全体の意味を日本語で要約
語り手は、相手への愛情を否定していません。二人の関係を大切に思っているからこそ、その場の勢いや周囲の期待に流されず、自分たちに合った速度で進みたいと伝えます。
「待つ」という言葉は、ときに消極的に聞こえます。しかしこの曲では、自分の気持ちと境界線を正直に伝え、相手にも理解を求める能動的な選択として描かれています。急いだために後悔するより、時間をかけて信頼を育てたいのです。
相手を遠ざける歌ではなく、これからも一緒にいたいからこそ「今は急がない」と話す歌です。穏やかな曲調の中に、相手を尊重してほしいという芯の強さがあります。
「Let’s Wait Awhile」で覚えたい英語表現
1.Let’s+動詞:一緒に〜しよう
Let’sはlet usの短縮形で、話し手と聞き手が一緒にすることを提案します。
Let’s start with an easy song.
やさしい曲から始めましょう。
会話ではLet’s not+動詞で「〜するのはやめておこう」と否定の提案もできます。
Let’s not rush.
急ぐのはやめておきましょう。
2.wait awhile:しばらく待つ
wait awhileは「しばらく待つ」です。awhile自体が副詞なので、通常は直前にforを置きません。
Could you wait awhile?
少し待っていただけますか。
時間を具体的に言うならwait for ten minutes、人や物を待つならwait for someone / somethingです。
I’m waiting for the bus.
バスを待っています。
3.awhileとa whileの違い
発音はほぼ同じですが、文法上の役割が違います。
- awhile:副詞。「しばらく」
- a while:名詞句。「しばらくの時間」
Stay awhile.
しばらくいてください。
Stay for a while.
しばらくいてください。
forの後ろには名詞が必要なのでfor a whileとなります。迷ったときは「forがあれば二語」と覚えると実用的です。
4.before+文:〜する前に
beforeは「〜より前に」。後ろに主語と動詞を置けば「〜する前に」という節を作れます。
Let’s think before we decide.
決める前に考えましょう。
Call me before you leave.
出発する前に電話してください。
曲の物語でも、次の段階へ進む「前に」時間を取るという順序が重要です。
5.take our time:焦らず時間をかける
take one’s timeは「急がず、必要な時間をかける」という定番表現です。主語に合わせてmy / your / ourを使い分けます。
Take your time.
ごゆっくりどうぞ。/焦らなくて大丈夫です。
We should take our time.
私たちはゆっくり時間をかけたほうがいいですね。
単なる遅さではなく、よい判断のために焦らないという肯定的な響きがあります。
「待とう」をやわらかく伝える英語
英語では、同じ内容でも言い方によって印象が変わります。
| 表現 | 日本語の目安 | 響き |
|---|---|---|
| Wait. | 待って。 | 短く直接的 |
| Please wait. | お待ちください。 | 丁寧だが相手への依頼 |
| Let’s wait. | 一緒に待とう。 | 共同の提案 |
| Maybe we should wait. | 待ったほうがいいかも。 | 控えめな提案 |
| Let’s take our time. | 焦らず時間をかけよう。 | 前向きで安心感がある |
この曲から学びたいのは、単語だけでなく「相手を責めずに自分の希望を伝える」言葉の選び方です。Let’sやmaybeを使うと、二人で考えようという余白が生まれます。
発音・リスニングのポイント
Let’s waitは子音が連続する
Let’s waitは、let’sの最後の音とwaitの最初の音が続きます。「レッツ・ウェイト」と一語ずつ切らず、「レッツウェイト」と一息で練習しましょう。最初はwaitをはっきり言い、let’sを短く添えると歌いやすくなります。
awhileは後半にアクセント
awhileは後半のwhileを強くします。最初のaは弱く、全体を「ア・ワイル」と均等にせず、後半へ向かって音を置くイメージです。
弱い音と「間」を聴く
この曲はゆっくりですが、すべての語が明瞭に同じ強さで発音されるわけではありません。内容を運ぶwaitやtimeなどを先に拾い、短い機能語はあとから補いましょう。また、音のない「間」も感情の一部です。焦って次の語を入れず、原曲の呼吸をまねると自然なリズムになります。
なぜ英語学習に向いているの?
- テンポがゆっくりで、短いフレーズの境目を追いやすい
- Let’s、wait、before、timeなど基本語が中心
- 提案やお願いをやわらかく伝える英語が学べる
- awhileとa whileの違いを音と文法の両方で覚えられる
- 息づかいと間をまねる練習に向いている
前回のジャネット・ジャクソン「Again」の歌詞の意味・和訳が「過去の恋が再び心に戻る英語」なら、この曲は「今の気持ちを大切にしながら、二人のペースを守る英語」です。続けて聴くと、同じバラードでも感情の伝え方が違うことに気づけます。
「Let’s Wait Awhile」を使った5ステップ英語学習法
- 歌詞を見ずに一度聴く:wait、timeなど聞こえた基本語だけを書きます。
- 題名を一息で言う:Let’s wait awhileを単語ごとに切らず、リズムで5回発音します。
- 意味のかたまりで読む:Let’s+動詞、before+文、take our timeをそれぞれ一つの部品として覚えます。
- 自分の文に置き換える:Let’s wait until tomorrow.など、日常で使える提案を3文作ります。
- 原曲に重ねて歌う:高音を完璧に出すより、弱い音と間をまねることを優先します。
1日で全部覚える必要はありません。1日目は題名、2日目はawhileとa while、3日目は提案表現というように分けると、無理なく復習できます。
よくある質問
「Let’s Wait Awhile」は英語初心者にも歌えますか?
はい。音域や息のコントロールには難しい箇所がありますが、テンポがゆっくりで反復もあるため、短いフレーズから練習できます。まず題名だけを自然なリズムで言えるようにしましょう。
awhileとfor awhile、どちらが正しいですか?
標準的な使い分けでは、awhileは副詞なのでwait awhile、前置詞forの後ろでは名詞句のfor a whileとします。意味はどちらも「しばらく」です。
Let’sは命令ですか?
文法上は提案や勧誘に使う形で、「私たち一緒に〜しましょう」という意味です。ただし声の調子や状況によって強く聞こえることもあるため、控えめにしたい場合はMaybe we should …も使えます。
歌詞を全部暗記したほうがいいですか?
最初から全文を暗記する必要はありません。Let’s wait、take our time、before we …など、会話で再利用できる短いまとまりを3〜5個選ぶほうが実用的です。
まとめ|「Let’s Wait Awhile」は急がず伝える英語が学べる
ジャネット・ジャクソンの「Let’s Wait Awhile」は、愛情と慎重さを両立させたバラードです。題名のLet’sには「二人で決めよう」という姿勢があり、awhileには「しばらく時間を置く」という落ち着いた選択が込められています。
英語学習では、Let’s+動詞、wait awhile、before+文、take our timeを押さえましょう。短い表現を自分の会話に置き換え、原曲の間と息づかいをまねると、文法だけでなく「やわらかく意思を伝える英語」が身につきます。
ジャネット・ジャクソンの名曲は、続いて「Come Back to Me」の歌詞の意味・和訳を公開しました。このあと「Together Again」「Every Time」も順番に紹介します。
ジャネット・ジャクソンの5曲を難易度・テンポ・学べる表現から比べたい方は、ジャネット・ジャクソンの名曲5選で英語学習するまとめをご覧ください。



