シンディ・ローパー「True Colors」歌詞の意味・和訳|本当の自分を隠さなくていい

雨上がりの光の中でカラフルな傘を開く女性の後ろ姿

シンディ・ローパーの「True Colors」は、自信を失い、本当の気持ちを隠している人へ「ありのままのあなたには価値がある」と語りかける名曲です。true colorsは直訳すると「本当の色」ですが、英語では「本性」「本当の人柄」という意味でも使われます。

若いころは「自分らしくいよう」という歌に聴こえる。でも大人になってから聴くと、無理に元気になれとは言わず、弱っている相手をそのまま見つめている歌やと分かる。励まし方が静かで、やさしいんよな。

この記事では著作権に配慮して歌詞全文を掲載せず、題名の意味、歌詞全体の物語、日常でも使える英語表現、発音・リスニングのポイントを解説します。

「True Colors」はどんな曲?

「True Colors」は1986年に発表されたシンディ・ローパーの2枚目のアルバム『True Colors』のタイトル曲です。作詞・作曲はBilly SteinbergとTom Kelly。ローパーは歌唱とアレンジを担当しました。

シンディ・ローパー公式サイトによると、シングルは1986年10月25日にBillboard Hot 100で1位となり、その後、世界各地のLGBTQコミュニティでも解放と自己受容を象徴する歌として受け入れられました。

曲名 True Colors
アーティスト Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)
発表年 1986年
収録アルバム True Colors
作詞・作曲 Billy Steinberg / Tom Kelly
主なテーマ 自己受容、信頼、弱さ、希望
英語の難易度 初級〜中級

この曲名は、ローパーが2008年に共同設立した、若者のホームレス問題に取り組む非営利団体True Colors Unitedにも受け継がれています。曲のメッセージが音楽の外でも行動につながっている点が、この作品の大きな特徴です。

「True Colors」の意味・和訳

true colorsには、主に二つの読み方があります。

  • 直訳:本当の色、ありのままの色
  • 慣用的な意味:本性、本当の人柄、その人の素顔

英語のshow one’s true colorsは「本性を現す」という表現です。日常会話では、隠していた悪い性格が現れた場合にも使われます。

He showed his true colors when things went wrong.
物事がうまくいかなくなったとき、彼は本性を現しました。

しかし、この曲でのtrue colorsは否定的ではありません。相手が隠しているやさしさ、弱さ、個性を含めた「本当のあなた」を、美しく価値のあるものとして受け止めています。題名は「あなたの本当の姿」「ありのままのあなた」と訳すと自然です。

歌詞全体の意味を日本語で要約

語り手が見つめているのは、元気を失い、自分の内側へ閉じこもっている人です。世の中には落胆させられることが多く、周囲の人々の中で勇気を持ち続けるのは簡単ではありません。

語り手は、無理に強くなれとも、悲しみを隠せとも言いません。むしろ、つらいときには自分を呼び、孤独を一人で抱え込まなくてよいと伝えます。

そして、相手が隠している本当の姿を、自分はすでに知っていると語ります。その姿は暗いものでも、恥ずかしいものでもなく、鮮やかで美しい。だから恐れずに表へ出してほしい、と静かに背中を押します。

この歌の励ましが強く響くのは、「変われば愛される」とは言わないからです。今のあなたを見ている人がいる。まずその事実を差し出し、相手自身が顔を上げるまで待っています。

なぜ40〜60代にも刺さるのか

大人になるほど、職場、家庭、肩書、周囲から期待される役割が増えていきます。元気に見せることや、迷いのない人として振る舞うことが習慣になる場合もあります。

「True Colors」は、そうして身につけた役割の下にある本人を肯定します。若い人へ向けた「個性を出そう」という歌であると同時に、長く誰かのために頑張ってきた大人へ「もう隠さなくてもよい」と伝える歌でもあります。

英語学習で覚えたい表現

1.true colors:本性、本当の姿

colorは色を表す数えられる名詞ですが、この慣用表現では通常、複数形のcolorsを使います。

Her true colors came through in the interview.
面接で彼女の本当の人柄が現れました。

Don’t be afraid to show your true colors.
本当の自分を見せることを恐れないでください。

2.be afraid to do:〜することを恐れる

be afraid to+動詞は、怖さや不安があって行動をためらうことを表します。

I was afraid to speak English.
私は英語を話すのが怖かったです。

be afraid of+名詞/動名詞との違いも覚えておきましょう。

意味
be afraid to do 怖くて〜するのをためらう afraid to ask
be afraid of … 〜そのものを恐れる afraid of mistakes

3.lose sight of:〜を見失う

lose sight ofは文字どおり姿が見えなくなる場合と、目的や大切な考えを見失う場合の両方に使えます。

Don’t lose sight of your goal.
目標を見失わないでください。

We lost sight of the boat.
私たちはその船を見失いました。

4.take courage:勇気を出す

courageは「勇気」。take courageは、落ち込んでいる人へ「勇気を出して」「元気を出して」と促す表現です。

Take courage. You are not alone.
勇気を出してください。あなたは一人ではありません。

日常会話ではbe bravedon’t give upの方が一般的ですが、歌や文章では温かく格調のある響きを持ちます。

5.call me up:私に電話する

call upは「電話をかける」という句動詞です。代名詞を使う場合は、call me upのように動詞と副詞の間に置きます。

Call me up if you need help.
助けが必要なら、私に電話してください。

現代の会話では単にcall meもよく使われます。

発音・リスニングのポイント

trueの「トゥルー」は子音をまとめる

trueの最初は/t/と/r/が続きます。日本語の「ト・ルー」のように母音を挟まず、舌先を素早く動かして一つのまとまりで発音します。

colorsの最後を落とさない

曲名は複数形なので、最後の-sまで意識します。強く「ズ」と言う必要はありませんが、単数のcolorとの違いが残る程度に軽く声を添えます。

can beがつながって聞こえる

助動詞canは弱くなり、後ろのbeへ滑らかにつながります。一語ずつ同じ強さで読むのではなく、意味を担う形容詞や名詞を強くすると自然です。

感情を先に決めて音読する

この曲は発音の正確さだけでなく、相手を安心させる声の調子が大切です。「命令」「同情」ではなく、「私はあなたを知っている」という信頼を込めると英語の抑揚が自然になります。

「True Colors」を使った5ステップ学習法

  1. 歌詞を見ずに聴き、誰が誰を励ましているかを想像する
  2. true colorsを「本性」ではなく「ありのままの姿」と捉える
  3. サビに登場する短い動詞と形容詞だけを拾う
  4. 一文ずつ、親しい人を静かに励ます声で音読する
  5. 自分の言葉で「I can see your …」から始まる励ましを作る

最後の練習では、歌詞を再現する必要はありません。たとえばI can see your strength.(あなたの強さが分かります)のように、基本語で相手の良さを伝えてみましょう。

「Time After Time」との違い

相手へのメッセージ 学べる英語
Time After Time 迷ったときも、私はここにいる if、will、時間と反復
True Colors 本当のあなたを隠さなくてよい 形容詞、励まし、句動詞

どちらも相手を支える歌ですが、「Time After Time」は変わらない居場所、「True Colors」は自己受容を中心にしています。英語学習では、先にテンポがより穏やかな「True Colors」、次に文の流れが少し長い「Time After Time」と進めてもよいでしょう。

よくある質問

true colorではなくtrue colorsなのはなぜ?

「本性」「本当の人柄」という慣用表現では、通常true colorsと複数形にします。人には一色では表せない複数の面がある、と考えると覚えやすいでしょう。

show your true colorsは悪い意味ですか?

日常では、隠していた悪い性格が現れる意味で使われることがあります。ただし文脈次第です。この曲では、本当の個性や弱さを肯定的に見せるという意味です。

シンディ・ローパーが作詞した曲ですか?

作詞・作曲はBilly SteinbergとTom Kellyです。シンディ・ローパーは歌唱とアレンジによって、静かで包み込むような作品に仕上げました。

英語初心者の最初の一曲に向いていますか?

向いています。テンポが遅く、反復が多く、基本語が中心です。まず題名、サビ、好きな一節という順で狭く練習しましょう。

まとめ|本当の自分を隠さなくてよいと伝える英語

「True Colors」は、落ち込んで本来の自分を見失った人へ、そのままの姿に価値があると伝える曲です。true colorsは「本性」「本当の姿」を意味しますが、本作では相手の個性、やさしさ、弱さまでを含む肯定的な表現として響きます。

英語学習では、be afraid tolose sight oftake couragecall me upに注目しましょう。短く平易な英語を、相手へ届ける気持ちと一緒に声へ乗せる練習ができる名曲です。

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