可算・不可算名詞の違い・見分け方は?ネイティブがもつ“イメージ”を理解すればOK!

可算・不可算名詞の違い・見分け方は?ネイティブがもつ“イメージ”を理解すればOK!

こんにちは!この記事を書いているisobeと申します。

この記事をお読みの皆さんの中には、「可算名詞・不可算名詞って何が違うの?」「なんとなくは分かるけど、実際に使い分けるのが難しい…」と感じている方も多いのではないでしょうか?

isobe

国公立大学生として、受験勉強の時に様々な学習法を試しました。英語学習は大好きです。

そこで、この記事ではセンター試験の英語で9割超の得点を獲得&塾講師の経験もある筆者が、英単語の可算名詞と不可算名詞の定義、それらの見分け方について分かりやすく解説していきたいと思います!

丁寧に解説&記事の後半にミニテストも掲載しているため、ぜひ最後までお読みくださいね。

可算名詞とは?

可算名詞とは?
簡単に言うと、可算名詞とは「数えることができる名詞」のことです。
ある決まった形があるもの(普通名詞)、集団としてのまとまりが存在するもの(集合名詞)がこの可算名詞にあたります。

これらの名詞は、実際の文中では「不特定の一つ」の場合は名詞の前にa/anを、「これ」「あれ」と示す場合はthis,thatを、「特定の一つ」のときはtheを名詞の前につけて用いられます。

また、2つ以上(複数)のものを表す場合は名詞の語尾にsをつけて複数形として使用します。

では、なかなか説明だけではわかりづらいと思うので、実際の単語を使いながら一緒にイメージをつかんでいきましょう!

普通名詞

普通名詞の例としては、cat(猫),pig(豚),desk(机)などが挙げられます。
これらは一つのまとまった形を具体的に想像することができますよね。
こうした名詞は普通名詞と呼ばれ、可算名詞として扱われます。

ただ、名詞によっては可算名詞と不可算名詞の両方の形で用いるものもあります。

例)
cake(ケーキ)、egg(卵)

これらはひとまとまりとして意識できるときには可算名詞として用いますが、調理後など数えられる形として存在しなくなったときは不可算名詞に変化します。

例)
切り分けられる前のホールケーキ→可算名詞、切り分けられた後のカットケーキ→不可算名詞
調理前の殻で包まれた卵→可算名詞、調理されてスクランブルエッグとなった卵→府可算名詞

また、目に見える形としては存在しなくても一つのまとまりとして認識することができるものもあると思います。

例)
dream(夢),idea(発想・理念),video(映像),movie(映画)

このような名詞たちも、普通名詞として定義されています。

「目に見えるかどうかは可算or不可算の区別に関係ない」というのがポイントです。

普通名詞を用いた例文

I have a cat and two dogs.
私は一匹の猫と二匹の犬を飼っている。

He watched two movies yesterday.
彼は昨日、2本の映画を見た。

集合名詞

集合名詞とは、全体として見た際に特定のまとまった集団として意識できるもののことです。
group(集団・グループ),team(チーム),family(家族)などの名詞があり、これらも可算名詞として扱います。

集合名詞を用いた例文

I join a basketball team.
私はバスケットボールチームに所属している。

This dance group is very popular in my town.
このダンスグループは私の町では非常に人気がある。

不可算名詞とは?

不可算名詞とは?
不可算名詞とは「数えられる形が存在しない名詞」のことです。
特定の定まった形が存在しないもの(物質名詞)、目に見えない抽象的なもの(抽象名詞)の2種類があります。

これらの名詞は文中ではaやanをつけずにそのままの形で使用します。

それでは、この不可算名詞についても例となる単語を挙げながら考えていきましょう!

物質名詞

物質名詞とは、sugar(砂糖),air(空気),gold(金),paper(紙)といった物質そのものを表す名詞のことです。少しイメージがつかみにくい人は「素材そのもの」と言い換えてみると分かりやすいかと思います。tea(お茶)やcoffee(コーヒー)といった液体も物質名詞に含まれています。

物質名詞を用いた例文

I added sugar to this tea.
私は砂糖をこのお茶に加えた。

That ring is made of gold.
あの指輪は金で作られています。

ただ、ここで一つ注意するポイントがあります。
それは、物質名詞であるbread(パン),cloth(布),water(水)などの数え方についてです。
私たちが英語で「一つのパン」や「一切れの布」、「一杯の水」などを表現したいときにはどうすればよいのでしょうか?

皆さんには可算名詞と不可算名詞についてしっかりと理解してほしいため、ここでは物質名詞(不可算名詞)の数え方も詳しく説明しておきますね。

物質名詞を数える方法!

物質名詞を数えるには「単位」や「容器」を使って物質を具体的な一つの形として存在するものに区切る、という手法を用います。

単位であれば、a piece of,two slices ofなどを用いて「一つの~」や「二つの~」として表現します。(piece,sliceといった単位の部分は後に続く名詞によって種類が異なります。)

単位を用いた物質名詞の例文

I ate three slices of bread.
私は三切れのパンを食べた。

She bought a piece of cloth in that shop.
彼女はあの店で一枚の布を買った。

また、容器を用いる場合はa carton of,a glass of といった語を名詞の前につけます。

容器を用いた物質名詞の例文

I have a glass of orange juice.
私は一杯のオレンジジュースを持っている。

She put a carton of milk on the table.
彼女は1パックの牛乳をテーブルの上に置いた。

単位や容器を名詞の前につけて数える場合も、後の名詞は単数形(sがつかない)である点には注意しましょう。

抽象名詞

抽象名詞とは、目に見える具体的な形がない&一つのまとまりとして意識することができない名詞のことです。
例としてはrain(雨),advice(助言・忠告),weather(天候),news(ニュース・報道)などが挙げられます。

抽象名詞を用いた例文

I was sad because watched this news.
私はこのニュースを見たことで悲しい気分になった。

She asked the science teacher for advice.
彼女は理科の先生に助言を求めた。

この抽象名詞でも、数えたい場合は物質名詞と同様に単位などを使用します。

単位を用いた場合の抽象名詞の例文

He is very interested in an item of news.
彼は1つのニュース記事にとても興味を抱いている。

※文中の「an item of~」が単位を表しています。

可算名詞と不可算名詞の見分け方・イメージ

可算名詞と不可算名詞の見分け方・イメージ
さて、ここまでの説明で可算名詞と不可算名詞の定義については理解していただけたでしょうか。

もし、「ちょっとまだ理解があいまいだな…」と感じる方がいれば一度記事の冒頭に戻ってこの文章を読み直してみてください。
一度の説明で理解できる人はなかなかいないと思うので、焦らないで大丈夫ですよ!

では、最後にネイティブがもつ名詞のイメージと関連させながら、可算名詞と不可算名詞の実際の見分け方について解説していきたいと思います。

英語ネイティブが可算名詞・不可算名詞を見分ける際のイメージ

ネイティブの人たちは、可算名詞と不可算名詞を「一つのまとまりとして存在するか」をイメージしながらこれらの名詞を使い分けています。

これはこの記事の中でも何度も述べてきたことですね。
(?な方はもう一度記事を読み返してみてください。)

例えば、camera(カメラ)は一つのものとして存在するので可算名詞、coffee(コーヒー)は一つのまとまりとしては存在していないので不可算名詞、といった感じです。

可算名詞・不可算名詞のどちらか迷ったら

自分が名詞を使う際にその名詞が可算名詞か不可算名詞なのかで迷ったら「具体的な形を想像してみる」ことをおすすめします。

私自身、代表的な不可算名詞の一つであるwater(水)が「可算名詞と不可算名詞、どっちだっけ?」と分からなくなってしまうことが過去によくありました。
しかし、具体的な形を想像してみることで、「水はコップに入っている(容器で区切られている)姿はイメージできるけど、水そのものの形はイメージすることができない」ため、不可算名詞として見分けることができるようになりました。

一つ一つの名詞について可算名詞か不可算名詞かを覚えていたらきりがないと思うので、とにかくイメージを大切にして勉強すると良いと思います!

まとめ・ミニテスト

さて、ここまで記事をお読みいただきありがとうございました。

英語を勉強していくうえで、可算名詞と不可算名詞の違いや見分け方についてはついつい混乱してしまうポイントですよね…。
これからもこの点に関してつまずいてしまうことがあるかもしれませんが、そんな時はこの記事を読んで理解を深めていただけたら嬉しいです。

皆さんの知識がより定着するように、ミニテストも載せておきます。
これからも、引き続き英語の学習を一緒に頑張っていきましょうね。

(1)牛乳をいただきたいのですが。
I would like to some (milk/milks).

(2)彼女はこれら2つのケーキとあのコーヒーが好きだ。
She likes these two pieces of (cake/cakes) and that(coffee/coffees).

(3)彼らの野球チームは僕らの学校の中で一番強い。
Their baseball (team/teams) is the strongest in our (school/schools).

解答
(1)milk
milkなどの液体は、一つのまとまった形が存在しないものなので不可算名詞として扱います。

(2)cakes,coffee
この場合のケーキは切り分けられたカットケーキのイメージなので、不可算名詞です。よってsはつけずにそのままの形で用います。
coffeeは1)のmilkと同様に液体なので、不可算名詞です。

(3)team,school
team,schoolは両方とも一つのまとまったものとしてイメージすることができるため可算名詞です。この問題文中では二つとも単数形ですが、「2つの~」として表す場合はteams,schoolsと語尾にsをつけて複数形にします。

また別記事でも英語の名詞について、わかりやすく解説していますのでご参考ください。

【ゼロから学ぶ】英語の名詞の見分け方や種類・使い方を分かりやすく解説! 【ゼロから学ぶ】英語の名詞の見分け方や種類・使い方を分かりやすく解説! 【3分でマスター】英語の集合名詞で単数と複数の違いをわかりやすく解説! 【3分でマスター】英語の集合名詞で単数と複数の違いをわかりやすく解説!

英語を話せるようになりたい方へ

当ブログは「b わたしの英会話」が運営しています。

「b わたしの英会話」では、まずは独学をキッカケにスタートしてその後、しっかりと学びたい!ということで、通いはじめるお客様は多くいらっしゃいます。

特に、私たちのスクールでは毎回のレッスンで学んだ単語やフレーズを「レッスンレコード」というオンラインノートに毎回記帳します。クラスの中で、自分にあった単語やフレーズを使った文章を作ってもらって、それを自分の台本代わりにすれば、会話の上達速度も圧倒的に早くなるのでおすすめですよ。

もし、同じように独学に限界を感じ始めている方は体験レッスンで雰囲気を見てみるといいと思いますよ。初回は無料で受けられますので、まずは、雰囲気を見てみたい方にもオススメです。

また、今はまだ体験レッスンは早いかなぁ・・・・。
そんな方は、資料請求だけしておくと後で様々なキャンペーンの特典などありますのでおすすめです。

コース内容及び料金イメージはこちらからダウンロードが可能です
英会話超初心者脱出資料請求

 

私たち、b わたしの英会話では一緒に働くコンシェルジュ職(カウンセラー)ポジションの募集をしています。英語を使った仕事を通じて、自分のスキルを高めてみたい方、接客の好きな方にピッタリのポジションです。応募されたい方は、こちらのリンクをご参照ください。

 

また、当面はオンラインで英語学習をしてみたい。
そんな方のための「わたしのオンライン」コースもおすすめです!
初月わずか550円ではじめられるので、まずはお試し!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です