【ゼロから学ぶ】英語の受動態や過去分子とは?使い方をわかりやすく解説!

【ゼロから学ぶ】英語の受動態や過去分子とは?使い方をわかりやすく解説!

こんにちは!
「b わたしの英会話」の日向です。

中学2年生の頃に初めて出てきた「受動態」、通称「受け身」。
「過去分詞」という難しい名前の用語が使われるわりに、そこについての説明は特になく、英語を嫌いになった人も多いのではないでしょうか?(^^;)

「受動態(受け身)といった過去分詞」といった形で、何故かはわからないけど、決まり事として暗記させられましたよね。

この記事では

・そもそも、受動態(受け身)って何?
・過去分詞と過去形の違いがわからない…。
・受動態と現在完了、形が似てるけど何が違うの?

というあなたに、英語の受動態や過去分子をわかりやすく解説しています。

今回は、よくわからないままに暗記で済まされがちな「受動態(受け身)」に関して、基本の基本からしっかり確認していきます。

受動態は日本人が思っている以上に、英会話で頻出の表現。
この機会にしっかりマスターして、より生き生きとした英語表現を目指していきましょう!

日向秀仁

中学生時代は英語が大の苦手。統一模試で偏差値30台を出すことも…。
高校時代に、英語が分からな過ぎて一念発起。独学で学び始めて1年後、模試の偏差値は80に乗ることも。
苦手を得意にしたその経験を活かし、大学在学中より学習塾での講師として、数多くの中学生や高校生を指導。
英語が嫌いな気持ちが誰よりもわかるからこそ、暗記に頼らない、何故がわかる英語学習をモットーに活動を続けています。

英語の受動態とは?わかりやすく解説!

英語の受動態とは?わかりやすく解説!

そもそも「受動態」というのは「能動態」とセットになっています。
日本語の日常会話でも、態度などを指して「能動的⇔受動的」と表現しますよね。

その意味は、それぞれ以下のようになります。

能動態 ⇒「Aが(Bを)~する」
受動態 ⇒「Bが(Aに)~される」

このとき、能動態におけるAのことを主語と呼び、Bのことを目的語と呼びます。

そして受動態というのは、能動態の主語と目的語を入れ替えた形なんです。
日本語の文で考えると、以下のような関係ですね。

能動態:「私(主語)はこの机(目的語)を使います」
受動態:「この机は私に使われます」

英語の文でも、これと同じ関係が成り立ちます。

ただ注意したいのが、日本語の文でも能動態では「使います」、受動態では「使われます」と動詞の形が変わっていますね。

それと同様に、英語の文でも動詞の形を変えなければいけません。

その結果、英語の能動態と受動態の文は、それぞれ以下のような形になります。

【能動態】
主語+動詞+目的語
「(主語)は(目的語)を(動詞)する」

I use this desk.
「私はこの机を使います。」

【受動態】
主語+be動詞+過去分詞
「主語は~される」

This desk is used by me.
「この机は私によって使われます。」

ここでの「by me」は「私によって」という意味ですが、meは能動態の文でもともと主語だった「I(私)」から来ています。

このように、受動態ではbyなどの前置詞を用いることで、「~によって」という意味を添えることができます。

この「be動詞+過去分詞」という形が、受動態の基本形となります。

いくつか例文をあげるので、能動態と受動態の違い、特に受動態における「be動詞+過去分詞」の部分に注目してみてください。

【能動態】
My mother bought the book yesterday.
「私の母は、昨日その本を買いました。」

【受動態】
The book was bought by my mother yesterday.
「その本は、昨日私の母に買われました。」

【能動態】
People speak English in the U.S.A.
「アメリカで、人々は英語を話します。」

【受動態】
English is spoken (by people) in the U.S.A.
「アメリカでは、(人々によって)英語が話されます。」

このように、受動態の文では「be動詞+過去分詞」の形が、基本形としてたくさん出てきます。

では、受動態ではどうして「過去分詞」を使うのでしょうか。

何故だかはわからないけれど、受動態といったら「be動詞+過去分詞」、そうやって暗記してきた人も多いんじゃないでしょうか。

ということで、ここからは「過去分詞」について、もっと深堀していきたいと思います。

英語の過去分詞形とは?使い方をマスターしよう

英語の過去分詞形とは?使い方をマスターしよう

受動態 =「be動詞+過去分詞」

受動態を理解する上で、この「過去分詞」が何なのかをしっかり理解することが何よりも大切です。
過去分詞を制するものは、受動態を制します。

「でも、過去分詞って名前からして難しそう…」

そう思ったあなたも、大丈夫!

過去分詞をマスターするために覚えておきたいのは、次の2点だけなんです。

・過去分詞は、動詞ではない
・過去分詞が表すのは
  ①「~される(された)状態」
  ②「~した状態」
 のいずれか

この2つのことだけしっかり理解できていれば、過去分詞のイメージはバッチリです。

では、順番に詳しく見ていきましょう。

英語の過去分詞は動詞ではない!過去形との違いは?

過去分詞は過去形と同様に、動詞の原形に「~ed」をつけて表すのが基本の形で、これを「規則変化」と呼びます。

たとえば「help(助ける/手伝う)」という動詞の過去形・過去分詞形は「helped」となり、「play(~をする)」の過去形・過去分詞形は「played」といった具合です。

また動詞によっては「~ed」をつけるのではなく、独特の変化をするものがあり「不規則変化」と呼びます。

たとえば「eat(~を食べる)」の過去形は「ate」、過去分詞は「eaten」となり、過去形と過去分詞形で違った形となります。

規則変化と不規則変化という違いはありますが、いずれにしろ「過去分詞」と「動詞の過去形」はとても似た形をしています。

このことから、これら2つがごちゃ混ぜになってしまっている人も多いと思いますが、ここが要注意ポイント。

「過去分詞」と「動詞の過去形」は別物なんです!

動詞の過去形は、あくまで動詞。
英文を構成するのに必須な動詞として働きます。

その一方で過去分詞が表すのは「動詞以外の品詞」です。
そのため、過去分詞が動詞になることはありません。

より具体的に言うと、過去分詞は「形容詞」か「副詞」として扱われるのですが、話がややこしくなるので、今回はこれ以上踏み込みません。

今のところは「過去分詞は動詞ではない」ということだけを覚えておいて頂ければ大丈夫です。

こちらの例文で「過去分詞は動詞じゃない」ということを確認してみましょう。

The doll was given to me by my grandfather.
「その人形は、私のおじいさんにもらったものです。」

wasというbe動詞が既にあるため、過去分詞givenは動詞ではないことがわかります。

I have studied English for 10 years.
「私は10年間、英語を勉強しています。」

「have」という一般動詞が既にあるため、過去分詞「studied」は動詞ではありません。

haveの「~を持っている」という意味では訳せない文なので、このような現在完了の形は「have+過去分詞」で1つの動詞と見るのが一般的です。

英語の過去分詞が表す意味とは?

過去分詞が表すのは

①「~される(された)状態」(受け身)
②「~した状態」(完了)

の2種類の意味のいずれかとなります。

とはいえ、その2種類の見分け方が難しいですよね。
でも大丈夫!そこにはしっかり目印があるんです。

⇒ 過去分詞は「~される/された状態」
⇒ 過去分詞は「~した状態」

このように、直前にbe動詞をつけるか、haveをつけるかによって、過去分詞の意味を見分けることができます。

これらを見分けるための目印が、そのまま「受動態(受け身)」と「現在完了」の基本形になったんですね。

決して、暗記するためだけの決まり文句ではないんです!

こちらに先程と同じ例文がありますので、今度はそれぞれの目印に着目してみてください。
同じ「過去分詞」という形でも表す意味が違っていることを確認してみましょう。

The doll was given to me by my grandfather.
「その人形は、私のおじいさんにもらったものです。」

過去分詞givenの前にはwasというbe動詞があります。
つまり、これは受け身の意味。

そのため「The doll = given」⇒「その人形=与えられる状態」という意味関係が成り立ち、上記のような意味に取れるんです。

I have studied English for 10 years.
「私は10年間、英語を勉強しています。」

過去分詞studiedの前にはhaveがありますね。
つまり、これは完了の意味。

そのため「私が”英語を勉強した状態”を持っている」という意味関係が成り立つことで、上記のような継続的な意味になるんです。

注意
過去分詞が受け身なのか完了なのかは、目印によってある程度は見分けられますが、絶対というわけではありません。
She is gone.「彼女は行ってしまった」
のように、例外も中にはあります。

9割くらいの文法に関しては、今回ご紹介した見分け方で大丈夫です。
例外はあくまで例外。まずは基本に忠実に行きましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、苦手に思っている方が多い受動態(受け身)について基本から確認していきました。

受動態をマスターする上で欠かせないのが、過去分詞。

そのポイントは2点。

動詞ではないことと、「~される状態」、「~した状態」のいずれかを表すということ。
受動態では「~される状態」という意味で使われ、現在完了では「~した状態」という意味で使われていました。

今回の記事で説明したことをもとに、どんどん受動態(受け身)の文を会話に取り入れてみてください。
能動態ばかりのときよりも内容に深みが増し、より生き生きとした英語表現ができるようになるはずですよ!

それでは、今後も楽しんで英語学習を続けていきましょう!

Let’s enjoy!!

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