【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!

【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!

皆さんこんにちは!「b わたしの英会話」の日向と申します。

命令文って、どんな文?
どうして動詞が原形になるの?
命令文って、なんだか偉そうで使いづらい…。

命令文をはじめて習うのは中学1年生の頃ですね。
とはいえ、なんとなく習った覚えはあるものの、大人になってから実際に使ってみようと思うと、「あれ、命令文ってどうやって作るんだっけ?」などと不安になってしまいますよね。

また「命令文という名前からして、なんだか会話で使うのは気が引ける・・・」とそんな風に思って使うのを控えている人もいるかもしれません。

しかし、命令文は自分の主張を通すためには非常に便利な表現なので、使わないのは勿体ない!

ということで、今回の記事では、命令文についてモヤモヤが残っているあなたへ向けて、以下のことについてご紹介していきます。

この記事でわかること
  • 命令文に主語がなく、動詞が原形になる理由
  • 基本的な命令文の作り方
  • Don’tやBeで始まる命令文の作り方
  • 命令文を丁寧にする言い換え表現

この記事を読めば、「命令文」に対する不安が払拭されて、場面に合わせて自信をもった自己表現をすることができるようになりますよ。

それでは、早速始めていきましょう!

自己紹介
中学生時代は英語が大の苦手。
統一模試で偏差値30台を出すことも…。

高校時代に、英語が分からな過ぎて一念発起。独学で学び始めて1年後、模試の偏差値は80に乗ることも。
苦手を得意にしたその経験を活かし、大学在学中より学習塾での講師として、数多くの中学生や高校生を指導。

英語が嫌いな気持ちが誰よりもわかるからこそ、暗記に頼らない、何故がわかる英語学習をモットーに活動を続けています。

英語の命令文の作り方のルールは2つ

英語の命令文の作り方のルールは2つ

命令文を作る際の基本ルールは、以下の2つです。

命令文のルール
  • 主語を付けない
  • 動詞は原形になる

このそれぞれについて、理由を確認していきましょう。

英語の命令文で、なぜ主語をつけないのか?

英語の文は、以下のように基本要素として主語と動詞が不可欠です。
(太字部分が主語)

I am happy every day.
私は毎日幸せです。

You study English hard.
あなたは一生懸命英語を勉強します。

He will bring the book here.
彼はその本をここに持ってくるでしょう。

She must go to the office.
彼女はその会社に行かなければなりません。

その一方、命令文の場合には主語を付けません。
その理由は意外と単純で、「主語を付ける必要がないから」です。

たとえば、あなたが誰かに「部屋を掃除しなさい」と命令するシチュエーションを想像してみてください。

さて、その相手はどこいますか?

どうでしょう。その相手はおそらく、目の前にいるはずです。
あるいは電話の先だったりメールの相手だったりするかもしれません。

しかしいずれにしても、言葉を投げかける「相手」が部屋を掃除するはずです。

このように、命令文の主語はどんな時でも必ず「相手(you)」となり、わざわざそれを書く必要がないので、主語が省かれるようになったんです。

Clean the room.
部屋を掃除しなさい。
※部屋を掃除するのは、必ず相手(you)になります。

英語の命令文では、なぜ動詞の原形を使うのか?

続いて、命令文に動詞の原形を使う理由について考えてみましょう。

そもそも動詞の原形とは、現在形でも過去形でもない、「動詞のもともとの形」という意味です。

これにsを付ければ現在形(三人称単数の場合)、edを付ければ過去形(規則変化の場合)、willやbe going toを付ければ未来形、などと使われます。

たとえるなら、動詞の原形とは料理を作る前の材料の状態みたいなものですね。

動詞の原形:visit(訪れる)

現在形
He visits Japan very often.
彼はとてもよく日本を訪れます。

過去形
He visited Japan last year.
彼は去年日本を訪れました。

未来形
He will visit Japan next year.
彼は来年日本を訪れるでしょう。

「じゃがいも」という材料は、そのままふかして「ふかし芋」にしてもよし、バターを添えて「じゃがバター」、他の具材と一緒に煮込んで「ポトフ」、はたまた王道の「カレー」など、いろいろな可能性に満ちていますよね。

それと同様に、動詞の原形というのも、過去形・現在形・未来形など、何にでもなれる状態です。
そしてそれは逆に言えば、「まだ何にもなっていない状態」とも取れます。

若干脱線しましたが、命令文に話を戻しましょう。

「部屋を掃除しなさい」と言う場合、言うまでもなくその部屋は「まだ」掃除されていないですよね。
そのため、命令文の場合には、「まだ何にもなっていない状態」を表す動詞の原形が使われるんです。
※余談ですが、未来形の場合も「will(be going to)+動詞の原形」が使われますよね。

ここにも同じく、「まだ何にもなっていない状態」という動詞の原形の特徴が表れています。
「未来」とは呼んで字のごとく「未だ(まだ)」来ないことですからね。

以上のことから、命令文には主語を付けず、動詞は原形を用いるようになりました。
改めてルールとしてまとめると、以下のようになります。

命令文のルール
  • 主語は話している相手(you)に決まっているので、主語を付けない
  • 命令する時点では「まだ何もされていない状態」なので、動詞は原形になる

いろいろな英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!

いろいろな英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!

それでは、命令文の基本ルールがわかったところで、様々な形の命令文の作り方を確認していきましょう。

基本的な英語の命令文

先述の通り、主語を省いて動詞の原形から始めることで、どんな文でも命令文にすることができます。

Open the window.
窓を開けなさい。

Wash your hands before eating dinner.
夕食を食べる前に手を洗いなさい。

Speak only English.
英語だけを話しなさい。

be動詞を使った英語の命令文

命令文にすることができるのは、なにも一般動詞だけではありません。
be動詞でも命令文を作ることができます。

この場合もポイントは「動詞の原形」です。

am, is, areなどの現在形やwas, wereなどの過去形でなく、原形である”be”を使いましょう。

Be old to old people.
老人には親切にしなさい。

Be quiet in the library.
図書館では静かにしなさい。

Be a good boy(girl).
良い子でいなさい。

否定の英語の命令文

動詞の原形の前に”do not(don’t)”を付けることで、「~するな」という否定・禁止の命令文を作ることができます。

“never”を使っても同じように否定・禁止を表しますが、こちらの方がより強い「決して(二度と)~するな」といったニュアンスの意味を表します。

Do not run in this park.
この公園で走るな。

Don’t be lazy.
ダラダラするな。

Never smoke here.
決して(二度と)ここでタバコを吸うな。

理由付きの英語の命令文

「~しなさい/~するな」と言うからには、そこに理由がないと納得してもらえないことも多々ありますよね。

そのような場合には、命令文の後に「そうすれば…になるよ」、「そうしないと…になるよ」といった形で理由や根拠を補足しましょう。
そうすることで、ただ単に命令する場合に比べて、相手に納得してもらいやすくなります。

理由や根拠を補足した命令文の作り方は、以下の通りです。

命令文の作り方
  • 命令文, and …. 「~しなさい、そうすれば~です」
  • 命令文, or …. 「~しなさい、さもないと…です」

例文でも確認しておきましょう。

Hurry up, and you can catch the first train.
急ぎなさい、そうすれば始発に間に合いますよ。

Hurry up, or you will be late for school.
急ぎなさい、さもないと学校に遅刻しますよ。

pleaseを用いた英語の命令文

ここまで紹介してきた命令文は、「命令」という名前通り、高圧的な印象を相手に与えかねない表現です。
そのため、気心の知れた相手や家族であればまだしも、目上の人や初対面の人などに使うのはオススメできません。

そのような場合には、文頭か文末に”please”を付けるようにしましょう。「~してください」といったような少しやわらかいニュアンスに響きます。

Please give me a hand.
手伝ってください。

Please be reminded.
忘れないでください。

Please don’t touch the display.
展示に手を触れないでください。

英語の命令文の言い換え表現

命令文とほとんど同じ意味を、助動詞のmust, must not[mustn’t]を用いて表すことができます。
命令文が話し言葉であり、少し感情的な言い方に聞こえるのに対して、こちらは書き言葉のような冷静なニュアンスがあります。

have toを使ってもmustとほぼ同じ意味を表しますが、don’t have toは「~しなくてよい」という弱いニュアンスになり、命令文とは違う意味合いになります。

You must [have to] carry the baggage to the shop.
あなたはそのお店まで荷物を運ばなくてはいけません。

You must not[mustn’t] be noisy in the class.
あなたは授業中うるさくしてはいけません。

△You don’t have to be noisy in the class.
あなたは授業中うるさくしなくてよいです。

とはいえ、mustも命令文と同様に高圧的なニュアンスがありますので、目上の人や初対面の人には使わないようにした方が無難です。

失礼が無いように相手に何かをお願いしたい場合には、「will you ~?/can you ~?(~してもらえませんか?)」を使った疑問文で尋ねるようにしましょう。

命令文と比べて、格段にやわらかい印象を相手に与えることができます。

Will you wait here for a moment?
もう少しここで待ってもらえますか?

Can you make room for me?
席を空けてもらえますか?

will/canは、それぞれ過去形のwould/couldにすることで、より丁寧な意味合いが強くなります。
日本語で言うところの「~して頂けますか」と同じようなニュアンスです。

初対面の人や目上の人に言う場合、かしこまったシチュエーションで言う場合には、これらを使ってあげるのが無難でしょう。

Would you wait here for a moment?
もう少々こちらでお待ち頂けますか?

Could you make room for me?
席を空けて頂いてもよろしいですか?

まとめ

【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!

いかがでしたか?

命令文の基本ルールは、「主語を省くこと」、そして「動詞の原形を使うこと」の2点でした。
作り方のルールにさえ慣れてしまえば、命令文は決して難しい表現ではありません。

とはいえ、使うシチュエーションによっては高圧的に響いてしまうこともありますので、pleaseを添えてみたり、より丁寧な印象を与える表現に言い換えてあげたりして、適宜使い分けていくようにしましょう。

今回ご紹介したことを参考に、ぜひ「命令文」をマスターしてくださいね。

それでは、今後も楽しんで英語学習を続けていきましょう!

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