【初心者向け】英語の「go / come」の意味と違いをコアイメージで解説!

【初心者向け】英語の「go / come」の意味と違いをコアイメージで解説!

  • goは「行く」、comeは「来る」じゃないの?
  • goだと思ったらcomeだったり、使い分けがよくわからない…
  • goとcomeのコアイメージが知りたい!

英語にはさまざまな英単語がありますが、その中には特に出現頻度が高く、覚えておくことでのコストパフォーマンスの高い「基本英単語」というものが存在します。

滅多に出てこないマニアックな単語を覚えることも大切ですが、基本単語を覚えることには、それらを覚えるよりも何倍、いや何百倍何千倍もの効果があります。

ということで、今回ピックアップする基本単語は「go / come」です。

「学校で英語を学んだことのある人でgoとcomeを知らない人はいない」、そう言って良いくらい、これらの単語は有名なものです。

しかし、有名だからといって使いこなせているとは限りません。
多くの人は「go=行く」、「come=来る」だと思っていますが、その理解では不十分で、思わぬ誤用につながってしまうことが多々あるんです。

そこで今回の記事ではは、有名であるが故に誤解されがちな「go / come」について、そのコアイメージと用法を詳しく確認していきます。
具体的な例文もたくさん紹介しているので、この記事を読めばgoとcomeの理解が深まること間違いなしです!

それでは、早速始めていきましょう!

この記事で分かること
  • 基本単語goのコアイメージ
  • 基本単語comeのコアイメージ
  • goとcome、「行く」と「来る」の違い
  • goとcomeの実際の用例

英語の基本単語goのコアイメージとは?


基本単語goの意味といえば「行く」が有名ですが、より正確に言うなら「(話の中心から)離れて行く」というのが適切です。

POINT
goのコアイメージ⇒「(話の中心から)離れて行く」

例えば、自分の部屋(2階)に居て、階下のキッチンからお母さんのこんな声が聞こえてきたとしましょう。

母:晩ご飯ができたわよー!
Dinner is ready!

これに対して「今行くよー!」と伝えたい場合、あなたなら以下のどちらを選びますか?
ぜひ一度考えてみてください。

自分:今行くよー!
A:I’m going now!
B: I’m coming now!

いかがでしょうか?
この場合、正しいのは「B. I’m coming now!」です

日本語の「行く」という動詞は、「今いる場所から離れて行く」ことを表します。
そのため、この場合なら部屋から出る行為は何にでも使うことができ、極端に言えば以下のすべてを「今行くよー!」という表現で表すことが可能です。

今(ご飯食べに降りて)行くよー!
今(ランニングに)行くよー!
今(友達の家に)行くよー!
今(コンビニに)行くよー!
今(銀行にお金をおろしに)行くよー!

とはいえ、「晩ご飯ができたわよー!」に対して、「今行くよー!」と言いつつランニングに行ったらお母さんはびっくり仰天ですよね。
日本語の「行く」の場合、相手が言っている場所と違う場所に行く場合は、以下のようにそれを明示しなければいけません。

母:晩ご飯ができたわよー!
自分:ごめん、今からランニングに行くんだ。

そのため、「今行くよー」と場所を省略している時点で、ご飯を食べに降りて行くのは明白です。

しかし、goの場合は違います。
英語のgoという動詞が表すのは、常に「話題の中心から離れて行く」ことです。

今回の例の場合、お母さんと自分の話の中心は「階下の食卓」にあります。
そのため、goを使ってしまうと「食卓以外のどこかへ離れて行ってしまう」という意味になってしまい、お母さんから「どこ行くの!?」とツッコミを入れられてしまうこと間違いなしです。

Dinner is ready!
晩ご飯ができたわよー!

I’m coming now!
今(ご飯食べに降りて)行くよー!

Okay!
はいよー!

Dinner is ready!
晩ご飯ができたわよー!

I’m going now!
今(ランニングに/友達の家に/コンビニに/銀行にお金をおろしに等々)行くよー!

Where are you going!?
どこ行くの!?

このように、英語のgoという動詞は日本語の「行く」と異なり、「(話題の中心から)離れて行く」という意味を持っています。

そのため、日本語の「行く」をそのままgoに置き換えてしまうと、この母子の会話のように違和感を生む原因になってしまうので注意が必要です。

goのコアイメージを例文で確認しよう!

英語のgoという単語は、実際の移動に限らず幅広い意味で使われる基本単語です。
一見すると意味がたくさんあって戸惑いますが、その根底には「(話の)中心から離れて行く」というコアイメージが存在しています。

実際の例文で確認していきましょう

Let’s go for a drink.
一杯行こうよ!

今いる場所(話の中心)から離れて行くイメージです。

This elevator goes up.
このエレベーターは上に行きます。

今いる階(話の中心)から離れて行くイメージです。

I left my bag. I go get it.
カバン忘れちゃった!取りに行ってくる。

取りに戻るというイメージからcomeを使ってしまいがちですが、今いる場所(話の中心)から遠ざかるため、やはりgoが自然です。
ちなみに、ここで使われているgo getのような「go + V(動詞)」という形は「~しに行く」という意味の口語表現です。

All the eggs went bad!
卵が全部腐っちゃった!

このように、正常な状態から離れて行くイメージの場合もgoが使われます。

My grandpa has gone.
祖父は亡くなりました。

have goneは「離れて行ってしまった」という意味ですが、目的地を明示しない場合は「死ぬ」ということを意味する場合があります。
日本語の「旅立つ」に近い表現ですね。
ここでもやはり「(現世から)離れて行く」というコアイメージが活きています。

haveを使った現在完了の表現については、こちらの「【例文つき!ゼロから学ぶ】現在完了形とは!?3つの用法を徹底復習! 秘密は”have”にあった!?基本からわかりやすくおさらい!!」で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

【例文つき!ゼロから学ぶ】現在完了形とは!?3つの用法を徹底復習! 【例文つき!ゼロから学ぶ】現在完了形とは!?3つの用法を徹底復習! 秘密は”have”にあった!?基本からわかりやすくおさらい!!

英語の基本単語comeのコアイメージとは?


基本単語comeはgoの対義語です。
「来る」という意味が有名どころですが、より正確に表すと「(話の中心に)近づいて来る」となります。
goと合わせて覚えておきましょう。

POINT
comeのコアイメージ⇒「(話の中心に)近づいて来る」

goの場合は「離れて行く」ため、その目的地はさまざまでした。
しかし、comeは「近づいて来る」ため、その目的地は「話の中心」一択となります。

では「話の中心」とはどこなのか、それは以下のいずれかに集約されます。

主語が私(たち)の場合⇒「私(たち)が相手のところに近づいて来る」

【例】
I’m coming now!
今(相手[お母さん]のいる食卓に)行くよ!

主語が私(たち)以外の場合⇒「相手が私(たち)のところに近づいて来る」

【例】
He will come later.
彼は後で(私たちのところへ)来ます。

日本語の「来る」という動詞は常に自分を中心にした表現ですが、comeの場合は自分と相手を含めた「自分たち中心」の表現です。
英語と日本語は必ずしも1対1に対応するとは限りません。
go≠「行く」、come≠「来る」、コアイメージを踏まえてしっかり別々に理解しておきましょう。

comeのコアイメージを例文で確認しよう!

goの場合と同様に、comeも実際の移動に限らず幅広い意味で使われます。
その根底にはやはり「(話の中心に)近づいて来る」というコアイメージがあるので、実際の例文で確認していきましょう。

Our business partner came to the office.
取引先が会社に来ました。

主語がour business partnerなので、話の中心は「私たちの会社」であり、comeが適切です。
一方で主語をIに換えると、以下のようにgo(went)の文になります。

I went to our business partner’s office.
私は取引先の会社に行きました。
Come out of your room!
部屋から出てきなさい!

部屋から出て私のところに来なさい、ということ。
省かれているものの、命令文の主語は常にyouです。
そのため、「あなたが(部屋から出て)私のところに近づいて来る」という構図になります。

「命令文」については、こちらの「【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!」で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説! 【ゼロからわかる】英語の命令文の作り方を例文でやさしく解説!
Spring has come.
春が来た。

springという主語が私たちのもとにやってきたイメージ。
このように、季節はある日やって来て(has come)、そしてある日過ぎ去って(has gone)しまいます。

My dreams have finally come true.
ついに夢が叶いました。

come trueは「夢が叶う」という意味の決まり文句。
実際に人や物が移動しているわけではないものの、「夢が私のところへ近づいて来る」ということで、comeのコアイメージが良く活きた表現です。

An interesting idea came to me.
面白い考えを思いつきました。

上記の夢と同様、comeが比喩的な移動を表しています。
「面白いアイデアが私のところに近づいて来る」というイメージ。
ちなみに、私を主語にして以下のように書き換えることも可能です。

I came up with an interesting idea.

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本記事では、「go・come」の違いを解説しました。
このように基本動詞の持っているコアイメージを理解すると、英単語学習の効率は俄然アップします。

「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」の動画では、代表的な基本動詞55個のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく解説しています。あわせてご確認ください。

まとめ

【初心者向け】英語の「go / come」の意味と違いをコアイメージで解説!
今回は基本単語であるgoとcomeのコアイメージと実際の使い方について確認していきました。
あらためて、それぞれのコアイメージをまとめると以下のようになります。

POINT
go⇒「(話の中心から)離れて行く」
come⇒「(話の中心に)近づいて来る」

goとcomeはどちらも中1で習う基本単語です。

しかし、基本単語だからといって舐めてはいけません。
その使い勝手の良さから、どちらも英語表現に欠かすことのできない存在であり、ネイティブの会話では必ずといって良いほど使われる人気選手です。

そのため、今回ご紹介したことを参考にgoとcomeをマスターすれば、よりネイティブに近い英語表現ができるようになるはずです。

それでは、今後も楽しんで英語学習を進めていきましょう。

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