行徳駅は、千葉県市川市行徳駅前にある駅で、東西線が乗り入れています。行徳駅の南東には「行徳駅前公園」があり、ここでは市川蒸気鉄道クラブと自治体が協力して運営するミニSLの軌道が常設されていて、運転日には無料で乗車できます。
行徳駅周辺を歩くと、開店前から常連たちが列をつくる「和牛の名店・ステーキ石井」があります。常陸牛をはじめ、こだわりの和牛が味わえる専門店で、ランチは1,050円とリーズナブルながらもボリューム満点です。行徳駅周辺を散策する前に、腹ごしらえもいいですね。
2010年に国の登録文化財に指定された「旧浅子神輿店店舗兼主屋」に向かえば、レンガ塀の残る街並みに歴史の深さを感じることができます。行徳街道の1本東側に平行に延びる「権現（ごんげん）道」は、徳川家康も鷹狩りの際に歩いたといわれています。行徳街道が整備されるまでは、この幅2メートルあまりの細い路地が当時のメインストリートで、右側にはお寺が1キロほど並んでいます。寛永3年（1626年）創建の淨閑寺門前には、六地蔵と「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人道・天道」の六道が彫られた高さ2メートルあまりの「六面塔」があり、妙覚寺は天正元年（1573年）開山で、境内に房総で唯一の「キリシタン灯籠」があります。他にも、家康が立ち寄った寺として知られる法泉寺も、この権現道にあります。
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