【ゼロから学ぶ】 数えられる?数えられない? 可算名詞と不可算名詞 – 違いと、見分け方を例文付きで紹介!

【ゼロから学ぶ】 数えられる?数えられない? 可算名詞と不可算名詞 - 違いと、見分け方を例文付きで紹介!

  • 数えられる、数えられない、どう違うの?
  • モノなのに、なんで数えられないの?
  • 「お金」が数えられないって、おかしくない?

英語学習している人

可算名詞、不可算名詞。まず名前が小難しいですよね。

簡単に言ってしまえば、それは「数えられる」名詞か、「数えられない」名詞かという違いに過ぎません。
でも、この「数えられる、数えられない」っていうのが結構クセものなんです。「りんご(apple)」は数えられるくせに、「果物(fruit)」は数えられなかったり、「椅子(chair)」は数えられるのに、「家具(furniture)」は数えられなかったり・・・。

「こんなの結局、暗記じゃないか!!」

そうやって、何人の英語ギライが生み出されてしまったことか・・・。

日向秀仁

中学生時代は英語が大の苦手。統一模試で偏差値30台を出すことも・・・。高校時代に、英語が分からな過ぎて一念発起。独学で学び始めて1年後、模試の偏差値は80に乗ることも。苦手を得意にしたその経験を活かし、大学在学中より学習塾での講師として、数多くの中学生や高校生を指導。英語が嫌いな気持ちが誰よりもわかるからこそ、暗記に頼らない、何故がわかる英語学習をモットーに活動を続けています。このコーナーではb わたしの英会話さんとコラボで、「中学英語で9割の日本人の英語は十分」ということを証明すべく解説を書いています。

確かに、一見何の法則性も無く、暗記しなければいけそうな可算名詞と不可算名詞。
しかし、実はそこにはしっかり理由があったんです!

可算名詞と不可算名詞の違いが理解できれば、英語での世界の見え方がわかり、日本語と英語、それぞれの言語によって、いかに世界が違って見えているかが実感できるはずです。

この記事では、可算名詞と不可算名詞の違いや、それぞれの特徴、例外的に見えるものについて、英語初心者でも安心して学びなおせるよう一緒に学んでいきたいと思います!理由がわからなかったり、違いが区別できなかったりして挫折してしまった方は、0から一緒に学べますよ!

可算名詞と不可算名詞の違いとは?

そもそも可算名詞、不可算名詞とは、

  • 可算名詞⇒数えられる名詞
  • 不可算名詞⇒数えられない名詞

という風に、数えられるか否かでの分け方で、日本語には無い分類方法なんです。

私たちの使う日本語が、1つ2つ…となんでも数えることができる、世界でも稀な言語である一方、英語はしっかり「数えられる/られない」を意識する言語であるため、日本語の考え方で学んでいると、どうしても躓いてしまいがちなんです。

日向秀仁

でも大丈夫。この記事を最後まで見て頂ければ、そんなモヤモヤとはスッキリおさらばできます!

ということで早速、今回の根本テーマ。

〈「数えられる/られない」はどうやって見分けるのか。〉

早速その答えをネタバラシ!
それは、「具体的な形があるか/ないか」なんです!

では、順番に見ていきましょう。

可算名詞(数えられる名詞)のイメージ

可算名詞は、数えられる、つまり、「具体的な形がある名詞」のことなんです。

日向秀仁

よくわからない場合は、一旦「絵に描くことができるもの」と考えてもいいかもしれません。

以下、代表的な可算名詞をいくつか載せますので、それぞれに具体的な形があって、絵に描けるかどうか、是非頭の中で思い描いてみてください。

代表的な可算名詞MEMO
apple, house, car, library, guitar, bicycle, station, pencil…..

いかがですか?
それぞれに具体的な形があって、絵に描くこともできることがご確認いただけたかと思います。

このように、1つひとつに具体的な形、輪郭がある「可算名詞」は、英語では1つ2つと数えることができるんです。その際、1つであればa[an]を付け、2つ以上であれば「名詞+s」とするという法則があります。

念のため、例文で確認しておきましょう。

I want a computer. 「私は1台のコンピュータが欲しいです」
※この時、the/this/my/yourなどの冠詞があれば、a[an]を付ける必要はありません。

冠詞についてはまた別の機会に説明するので、一旦は気にしないでもオーケーです!

I want two computers.
私は2台のコンピュータが欲しいです」

 

×I want computer.

※可算名詞は、a[an]も付けず語尾に”~s”も付けずの、そのままの状態では使うことができません。説明はややこしくなるので割愛しますが、「私はコンピュータの概念を持っている」のような不思議な意味になってしまいます。

不可算名詞(数えられない名詞)のイメージ

可算名詞が「具体的な形のある名詞」だったのと反対に、不可算名詞は、数えられない、つまり「具体的な形のない名詞」ということなんです。

日向秀仁

よくわからない場合は、一旦「(決まったものとして)絵に描けないもの」と考えていただいてもオーケーです。

さて、可算名詞と違って、不可算名詞はこの「具体的な形がない」というのが難しいところ。
そこで、実際の単語を例にとって、一緒に考えていきましょう。

water

皆さん、「水」と言われて、何を思い浮かべますか?

ペットボトルの水、蛇口から出てくる水、カーペットにこぼしてしまった水、大海原に満ちた(海)水・・・。

はい、すべて正解です。

どれも形は違いますが、すべて同じ「水」という言葉で表せるものです。

つまり水とは、「その場その場で形を変えるもの」であり、それが故に「具体的な形がない」ものなんです!
試しに、絵にも描いてみましょう。手元に紙がある人は是非、実際に描いてみてください。無い人は、頭に思い浮かべるだけで結構です。

どうでしょう。「これぞ水だ!」っていうものが書けましたか?おそらく、人によって描いた絵は違うのではないでしょうか。

このように、”water(水)”というのは、具体的な形を持たず、決まった形としても絵に描けないもの、つまりは不可算名詞ということになるんです。これは、日本語を話す私たちにも、比較的理解しやすいところかと思います。

では、次はどうでしょうか。

money

英語を学ぶ日本人を惑わす不可算名詞の1つがこの”money”。
「お金って数えられるんじゃ?」そう思って嫌になった方も多いですよね。

では、先ほどと同じように、皆さん「お金」を思い浮かべてみましょう。

お財布に入っているお金、1枚の100円玉、宝くじに当たった人のばら撒く札束、ドル、ポンド、etc・・・。

いかがでしょう。
「お金」というのもまた、決まったイメージの無い代物です。

金種によってコインだったり紙幣だったりも変化しますし、何より文化によって単位自体も違います。このことから、”money(お金)”というのも不可算名詞になるんですね。ちなみに、お金も絵に描くのが難しいと思いますので、是非書いてみてください。

furniture

ちょっと難しい単語ですね。日本語に訳すと、「家具」となります。

こちらも、不可算名詞です。
「ちょっと待って、「家具」って具体的な形ありません?」

そう思った方、鋭いです。
でも、本当にそうでしょうか。皆さん、是非「家具」を頭に思い浮かべてみてください。余裕のある方は、是非絵にも描いてみてください。

いかがだったでしょう。「椅子」を思い浮かべた方もいれば、「机」、「クローゼット」、「電飾」なんて方もいたのではないでしょうか。

日向秀仁

そう、「家具」というのもまた、具体的な形のないものなんです。

先ほどまでの”water”や”money”などとは違って、個々の具体物は示しているものの、「家具」という決まった形の何かがあるわけではないんです。このような名詞のことを「集合名詞」なんて呼ぶこともありますが、今のところは覚えなくてもオーケーです。

ひとまずは、「具体的な形がない=不可算名詞」ということだけ、頭に入れておいてください。

ちなみに、”fruit(果物)”が不可算名詞なのも、同じ理由です。りんご、みかん、桃、ぶどう、パイナップル・・・。果物もやはり、色々あるものの総称ですよね。絵に描いた場合も、人によって違う果物が描かれるはずです。

その他、有名な不可算名詞を以下に挙げておきますので、それぞれに「具体的な形がない」そして「(決まったものとして)絵に描くことができない」ことを確認してみてください。

代表的な不可算名詞
water, coffee, tea, juice, milk⇒「液体系」
fruit, furniture, money, salad⇒「集合系」
cake, bread, cheese, meat⇒「決まった大きさ、形がない系」

以上のように、英語の不可算名詞とは、「決まった形がない名詞」であり、このような名詞は数えることができません。

そのため、可算名詞と違ってa[an]を付けたり、複数形の語尾”~s”を付けたりすることができません。不可算名詞は、何も付けないそのままで使うことができます。
※the/my/yourなどの冠詞については、可算不可算問わずに付けることができます。

例文でも確認しておきましょう。

I want coffee.
「私はコーヒーが欲しいです」

日向秀仁

一杯のコーヒーと言いたい場合には、”a cup of coffee”と表現します。ちなみに、冷たい飲み物の場合には”a glass of~”となります。

He lost much money. 「彼は多額のお金を失った」
※不可算名詞を指して「たくさん」という場合には”much”を使います。

manyは可算名詞にしか使えないのでご注意ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「可算名詞」と「不可算名詞」について、基本からおさらいしていきました。

苦手に思っている方が多い可算/不可算の違いですが、ポイントは「具体的な形があるか/ないか」だということがわかれば、スッキリ納得できるのではないでしょうか。

とはいえ、名詞は数が多いので、出てきた都度に「これは可算かな?不可算かな?」と考えてあげる癖をつけてあげると良いかもしれません。辞書を引くと、可算はC、不可算はUと記号が付いてますので、それで答え合わせしていくとスムーズです。

ちなみにCは”Countable(数えられる)”、Uは”Uncountable(数えられない)”の略記号です。そのまんまですね!

今回学んだことをもとにして、是非「可算名詞」と「不可算名詞」をマスターしていきましょう!!

Let’s enjoy!!

日向秀仁

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