【ゼロから学ぶ】忘れてしまった人も、これで完璧! 英語の基本5文型の意味と、見分け方をわかりやすくおさらい!!

【ゼロから学ぶ】忘れてしまった人も、これで完璧! 英語の5文型の意味と、見分け方をおさらい!!

はじめまして!今回記事を担当します日向秀仁と申します。

  • 文型ってなんだか難しそう。
  • SとかVとか、記号だらけで訳が分からない。
  • 文型なんかわからなくても、英語は話せるんじゃ?

こんな風に思っている方も多いかと思います。

そう、文型は英語学習の中でも結構な嫌われ者・・・。英語が比較的得意になってきた人でも、結構わからないままに済ませてしまっていることも多いんです。

日向秀仁

中学生時代は英語が大の苦手。統一模試で偏差値30台を出すことも・・・。高校時代に、英語が分からな過ぎて一念発起。独学で学び始めて1年後、模試の偏差値は80に乗ることも。苦手を得意にしたその経験を活かし、大学在学中より学習塾での講師として、数多くの中学生や高校生を指導。英語が嫌いな気持ちが誰よりもわかるからこそ、暗記に頼らない、何故がわかる英語学習をモットーに活動を続けています。このコーナーではb わたしの英会話さんとコラボで、「中学英語で9割の日本人の英語は十分」ということを証明すべく解説を書いています。

え、じゃあ文型は必要ないんじゃないかって?

確かに、最初から英語が得意な人にとってはそうかもしれません。

しかし、英語が苦手な人にとっては、文型はとても便利な考え方なんです!この考え方をマスターすることで、あなたの英語力は着実に向上するはず!

この記事では、英語がニガテだった私が英語初心者でも安心して、学びなおせるよう英語の基本5文型をわかりやすく解説します。見分け方など悩んでいる方は、0から一緒に学べますよ!

文型とは?わかりやすく解説!

文型というのは、簡単に言うと「英語の文を5つの型に分けること」です。

とはいえ、分けることが目的ではありません。
分けるのはあくまで手段であり、それによって日本語と英語の語順の違いが理解できたり、未知の英単語の意味を推測することができたりします。

そんな便利な文型を理解するためには、まず使われる記号の意味を知っておく必要があります。
文型で使われる記号は、以下の通りです。

S…主語
V…動詞
O…目的語
C…補語

また、これら4つに収まらない「修飾語」をMと表すこともありますが、主役はあくまでSVOCの4種類。さしあたり、Mはオマケのようなものだと考えて頂いて結構です。

それでは、1つずつ意味を確認していきましょう。

 S(主語)

”Subject”の略で、「主語」を表し、日本語で言う「~は」、「~が」にあたります。
よく主語を省略してしまう日本語と違って、英語では命令文などの一部例外を除き、ほとんどの文に主語がついています。
そのため、全ての文型にはSが入っています。

Sになれるのは、人や物を表す「名詞」です。
厳密に言うと、「名詞に相当するもの」となりますが、今は話がややこしくなるので、「Sになれるのは名詞」と覚えておいてください。

また、主語は文の一番最初に来ることが多く、はじめのうちは「文の最初にある名詞が主語」と思っていただければ大きく間違うことは少ないでしょう。

例文(傍線部がS)
I like an apple. 「私はりんごが好きです」
Actually, she is my sister. 「実際、彼女は私の姉です」
※”actually”は名詞ではないので、主語にはなれません。

V(動詞)

”Verb”の略で、動詞を表します。
日本語で言うところの「歩く、食べる、使う」などの「~u」で言い切る、動きを表す言葉です。

S(主語)の後に来ることが多く、基本的にすべての英文でVは必須です。
そのため、Sと同じように全ての文型にVは入っています。

また動詞には、自動詞と他動詞という区別があります。

自動詞というのは、目的語を取らない動詞で、「~を」が無くても意味が成り立つものを指します。
例:live(住む、生きる)、run(走る)、sleep(眠る)、laugh(笑う)等
有名なbe動詞も、この自動詞の一種です。

続いて、他動詞というのは、目的語を取る動詞で、「~を」が無ければ意味を成さないものを指します。
例:study(勉強する)、eat(食べる)、help(助ける)、know(知っている)等

今のところは、「~を」が付けられないのが自動詞、「~を」が付けられるのが他動詞と覚えておきましょう。

例文(傍線部がV)
My mother goes to the office every day. 「私の母は毎日その会社へ行きます」
The movie is not so interesting. 「その映画はとても面白いです」
※”is, am, are”などのbe動詞は、あまり日本語に訳出されません。
ここでは、「映画=面白い」と、イコール関係を表しています。

O(目的語)

”Object”の略で、「目的語」を表し、日本語で言う「~を」、「~に」にあたります。
目的語というのは、字の通り動作の目的を表し、英語では動詞の後に付きます。

Oになれるのは、Sと同じく名詞、またはそれに相当する語句です。
また、この後に出てくるCが名詞とイコールになるのに対し、Oはイコールになりません。
今のところは、「動詞の後にあり、Sとイコールにならない名詞」がOだと覚えておきましょう。

例文(傍線部がO)
Your father knows me. 「あなたのお父さんは私を知っています」
This dog has long hair. 「この犬は、長い毛を持っています」
※意訳すると「この犬の毛は長いです」となりますが、直訳では上のようになります。

C(補語)

“Complement”の略で、「補語」を表します。
字の通り「補う言葉」で、Cは直前の名詞の意味を補い、イコール関係を作ります。

Cになれるのは、形容詞か名詞。はじめのうち、形容詞か名詞かの見分けが難しければ、「前の名詞とイコールになる」のがCだと覚えておきましょう。

例文(傍線部がC)
The boy is tall. 「その少年は、背が高いです」
Her brother looked tired. 「彼女の兄は、疲れているようでした」

M(修飾語)

“Modifier”の略で、S、V、O、Cのそれぞれを詳しく説明する役割を果たします。

とはいえ、その役割はあくまで修飾、つまり飾り付けです。
無くても文意に大きな影響は無いので、今のところはあまり気にしなくても大丈夫です。

例文(傍線部がM)
The girl works hard. 「その少女は一生懸命働きます」
I run in the park every morning. 「私は毎朝、公園で走っています」
※このように、1つの文にMが複数入る場合もあります。

それでは本題。
これらを用いた文型を、1つずつ見ていきましょう。

基本5文型の見分け方

文型には、以下の5つの型があります。

・第1文型 S+V   「SはVする」
・第2文型 S+V+C  「S=Cである」
・第3文型 S+V+O  「SはOをVする」
・第4文型 S+V+O1+O2 「SはO1にO2をVする」
・第5文型 S+V+O+C  「SはO=Cにする」

それぞれ確認していきましょう。

第1文型 SV

第1文型は「S(主語)+V(目的語)」
英文に必須であるSとVだけで成り立っており、全ての文型の基本の形です。
その訳し方は「SはVする」と至ってシンプルですが、このVには移動・存在を意味する言葉が来ることが多いです。
また、第1文型で使われる動詞は自動詞のみで、他動詞が使われることはありません。

例文
I live in Japan. 「私は日本に住んでいます」
※ここでの”in Japan”はMで、liveを修飾しています。
実際の第1文型の文がSVだけで終わることは稀で、この文のようにMを伴なうことが多いです。

第2文型

第2文型は「S(主語)+V(動詞)+C(補語)」
訳し方は「S=Cである」となり、Sの名前や性質を表す文となります。

よく使われる代表的な動詞は、以下の通りです。
be動詞、look(~に見える)、seem(~に見える)、sound(~に聞こえる、思える)、taste(~な味がする)、smell(~のにおいがする)、become(~になる)

とはいえ、第2文型で大切なのは「S=C」だということ。
それさえわかれば、動詞の意味はそれほど気にしなくても大丈夫です。

例文①
This pen is expensive. 「このペンは高価です」
This pen(このペン)= expensive(高価だ)という関係。
ここでのbe動詞に特段の意味は無く、イコール関係を示しているだけと考えてしまってオーケーです。

例文②
This hamburger tastes great. 「このハンバーガーはおいしい」
This hamburger(このハンバーガー)=great(素晴らしい)という関係で、例文①と同じ構造をしています。ここでのtasteは味という意味を添えているだけなので、基本は例文①と同じ。あくまで重要なのは「S=C」という関係です。

 第3文型

第3文型は、「S(主語)+V(動詞)+O(目的語)」
訳し方は「SはOをVする」の形で、5つの文型の中で最も数が多い形です。
そのため、他の文型と違い、訳し方についての決まり事はあまりありません。

使われる動詞は他動詞のみ。動詞が自動詞の場合は、第1文型か第2文型のいずれかとなります。

第2文型が「S=C」となるのに対し、第3文型では「S≠O」となります。最初のうちは、Sとイコールになるかどうかで、OかCかを見分けると良いです。

例文
He knows me very well. 「彼は私のことを良く知っている」
HeがS、knowsがV、meがO、very wellがM。
“He=me”と考えると「彼=私」となって矛盾が起きるので、”He≠me”、つまりmeはOである。このように考えると間違いが少なくなりますので、おススメです。

第4文型

第4文型は「S(主語)+V(動詞)+O1(目的語1)+O2(目的語2)」
目的語が2つあり、訳し方は「SがO1にO2をVする」となります。
その際、O1にO2が与えられるという関係性が生まれるため、動詞の意味がわからない場合は「あげる/渡す」と訳しておけば問題ありません。

第4文型でよく使われる動詞は、以下の通り。
give(与える)、tell(伝える)、teach(教える)、make(作る)、buy(買う)等

とはいえ、第4文型で大切なのは「O1にO2をあげる」ということ。
それさえ掴めていれば、動詞の意味は二の次で大丈夫です。

例文
My mother made me a pretty dress.
「私の母は、私にかわいいドレスを作ってくれました」
My motherがS、madeはV、meは直前のmy motherと≠の関係なのでO、pretty dressも直前のmeと≠の関係なのでOとなります。

第5文型

第5文型は「S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)」
OとCのそれぞれが使われており、一見複雑そうに見えますが、その意味は「SがO=Cにする」であり、Vの意味にとらわれず、「O=C」という関係を掴むことが大切です。

よく使われる動詞は以下の通り。
make(O=Cにする)、call(O=Cと呼ぶ)、name(O=Cと名づける)、find(O=Cとわかる)等

例文
The news made us happy. 「その知らせは、私たちを幸せにしました」
The newsがS、madeがV、usは直前のthe newsと≠なのでO、happyは直前のusと=なのでCとなります。

ここで1つ注意点。
第4文型と第5文型は、このように同じ動詞を用いて、一見そっくりで見分けがつきづらいことがあります。
それぞれの例文を改めて書き並べると、こうなります。

My mother made me a pretty dress.
The news made us happy.
「私の母は私をかわいいドレスにした」、「その知らせは、私たちに幸せを作りました」などと誤った解釈をしないよう、OとCをしっかり見極めることが大切です。

また、こちらの動画「【大人の英文法の悩み】を即解決!英語の文型を学ぶ前に知っておく基本ルール」でも、あなたの英語力UPに役立つ情報を解説しています。
あわせてご覧になってみてください。

まとめ

英語5文型は、私たち日本人が英語を学ぶ上でとても役立つ考え方です。

とはいえ、いきなり完全にマスターするのは難しいと思いますので、まずは楽な気持ちで、英文をSVOCの要素に分ける練習をしてみましょう。

継続していけば、必ずあなたにとっての大きな武器になるはずです。

いっしょに頑張っていきましょう!

日向秀仁

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