push downの意味は?「押し下げる・低下させる」の語順と例文

push downの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

push downは「押し下げる・低下させる」を表す句動詞です。短い表現ですが、目的語の位置や文脈によって日本語訳が変わるため、単語帳の訳だけでは実際の会話で迷いやすい表現でもあります。

先に答えると、中心イメージは「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」です。この記事では、意味、ネイティブが感じるニュアンス、語順、場面別例文、似た表現との違い、間違いやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。

push downの意味と基本イメージ

push downの基本的な意味は「押し下げる・低下させる」です。動詞pushが動作を、downが方向・結果を加えます。丸暗記せず「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」と捉えると、物理的な用法と比喩的な用法が一本につながります。

  • Push down the handle to open the door.
    取っ手を押し下げてドアを開けてください。
  • She pushed the lid down firmly.
    彼女はふたをしっかり押し下げました。
  • Competition has pushed prices down.
    競争が価格を押し下げました。

物を下へ押す動作だけでなく、価格・コスト・音量などを低い水準へ下げるときにも使います。意図的な圧力が原因になっている感じを出しやすい表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

push downは、日本語訳を一つだけ覚えるより、「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」という動きを思い浮かべると、初めて見る文脈でも意味を推測しやすくなります。

push+downから意味を理解する

pushは動作の中心を表し、downはその動作が向かう方向や到達した状態を示します。英語の句動詞では、後ろの短い語が「どこへ・どんな状態へ」を補うため、同じ基本動詞でも意味が変わります。

push downの場合は、上から力を加えて低い位置や数値へ動かすという場面をまず想像してください。そこから、目に見える物の移動だけでなく、仕事、計画、数値、人間関係などの抽象的な対象にも意味が広がります。文脈に応じて自然な日本語に直すことが大切です。

push downの方向感覚と代表的な使い方を示す解説イラスト

ネイティブが感じるニュアンス

物を下へ押す動作だけでなく、価格・コスト・音量などを低い水準へ下げるときにも使います。意図的な圧力が原因になっている感じを出しやすい表現です。

会話では、話し手が動作の方向や結果を具体的に見せたいときに選ばれます。一方、日本語訳は毎回同じにはなりません。直訳が不自然なら、その場面で実際に何が起きたかを考え、「進める」「下げる」「片づける」など自然な動詞に置き換えましょう。

語順と文法:目的語はどこに置く?

名詞なら2つの語順が使える

push downは多くの場面で分離できる句動詞です。目的語が名詞なら、push down the buttonpush the button downの両方が可能です。長い目的語は後ろに置くほうが読みやすくなります。

  • Push down the button.
    ボタンを処理してください。
  • push the button down.
    ボタンを処理してください。

代名詞は必ず間へ置く

目的語がitthemhimなどの代名詞なら、push it downの語順にします。push down itのように後ろへ置くのは、分離型の他動詞用法では避けます。

ただし目的語を取らず、主語自身が動く自動詞用法がある表現では、We pushed down.のようにそのまま終わります。辞書の型だけでなく、「誰が何を動かすのか」を文全体で確認してください。

日常・仕事で使える例文

  • Push down the handle to open the door.
    取っ手を押し下げてドアを開けてください。
  • She pushed the lid down firmly.
    彼女はふたをしっかり押し下げました。
  • Competition has pushed prices down.
    競争が価格を押し下げました。
  • These changes could push costs down.
    これらの変更で費用を下げられるかもしれません。
  • Push it down until it clicks.
    カチッというまでそれを押し下げてください。
  • The bad news pushed the stock down.
    その悪い知らせで株価が下がりました。
  • Could you push down the button, please?
    ボタンを押し下げるてもらえますか。
  • We pushed down it before the meeting.
    私たちは会議前にそれを処理しました。
  • They are pushing down the button now.
    彼らはいまボタンを処理しています。
  • Do not push down it without asking.
    確認せずにそれをしないでください。

命令形は操作や指示に便利ですが、職場や店ではCould you …?Please …を加えると柔らかくなります。完了を報告するときは過去形、進行中の動作ならbe + -ingを使えば十分です。

よく使われる形と時制

push down with+名詞/push down to+目的

句動詞の後ろには、手段を示すwithや目的を示すtoが続くことがあります。たとえばWe used a tool to push down the button.なら「道具を使ってボタンを処理した」という流れです。前置詞まで一度に暗記するのではなく、「手段なのか、目的なのか」を考えて選びます。

否定文・疑問文

現在形の否定はdo not push down、過去の否定はdid not push downです。疑問文ならDid you push down it?(それをしましたか)のように、助動詞の後ろで句動詞を原形に戻します。句動詞だからといって特別な時制変化をするわけではありません。

  • Did you push down it already?
    もうそれをしましたか。
  • We did not push down the button.
    私たちはボタンを処理しませんでした。
  • Why are they pushing down it?
    なぜ彼らはそれをしているのですか。

短い会話で確認

A: Should I push down the button now?
今、ボタンを処理したほうがよいですか。

B: Yes, please push it down before we leave.
はい、出発前にそれをしてください。

このように、最初は名詞で対象を示し、次の文では代名詞itに替えるのが自然な会話の流れです。2文をセットで音読すると、代名詞を間に置く語順も身につきます。

push downと似た表現の違い

press downとの違い

press downは表面やボタンを押し込む動作に焦点があります。 push downを選ぶときは、「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

lowerとの違い

lowerは位置や数値を下げる最も中立的な語です。 push downを選ぶときは、「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

bring downとの違い

bring downは価格・割合・人などを下げる結果に焦点があります。 push downを選ぶときは、「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

日本語訳を一つに固定しない

押し下げる・低下させるのどれになるかは目的語と状況で決まります。単語ごとに直訳するより、動作の前後で対象がどう変化したかを見ると自然な訳を選べます。

代名詞の位置を後ろにしない

名詞を使った形だけ覚えると、代名詞でも同じ位置に置きがちです。会話ではpush it downを一まとまりとして練習すると、語順を迷いにくくなります。

場面に合わない強さを避ける

句動詞には、単なる移動だけでなく、圧力・継続・排除などの含みが出る場合があります。丁寧な依頼が必要なら、命令形だけでなくCould you …?を使い、相手や場面に合う調子に整えましょう。

しゅみすけ式:出てこないときの簡単な言い換え

push downを思い出せなくても、基本語彙で起きたことを直接説明すれば通じます。大切なのは難しい句動詞を無理に探して会話を止めないことです。

  • Press the handle down.
    取っ手を下へ押してください。
  • This made the price lower.
    これで価格が下がりました。

最初の文は具体的な動作、次の文は比喩的な意味を基本動詞で表しています。短い主語+動詞の文に分ければ、句動詞を知らなくても必要な情報を正確に伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

push downが出てこないときは、Press the handle down.のように、知っている基本動詞で直接説明してみてください。伝わる英語を先に作ることが、表現を増やす近道です。

会話で自分の表現にする練習法

まず身近な対象を一つ選び、現在形・過去形・依頼文の3通りを作ります。たとえばbuttonを使い、普段すること、昨日したこと、相手に頼みたいことを声に出します。次に目的語をitへ替え、語順がpush it downになることを確認します。

最後に、似た表現へ置き換えてニュアンスを比較します。正解を暗記するだけでなく、「方向や結果を強調したいからpush downを選ぶ」と理由まで言えるようになると、実際の会話でも定着します。

関連表現も確認しよう

句動詞は基本動詞や後ろの語を軸につなげて覚えると効率的です。ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめから確認できます。リンク先の記事と例文を比べ、同じ方向語が意味をどう変えるか観察してみましょう。

まとめ

push downは「押し下げる・低下させる」を表し、中心には「上から力を加えて低い位置や数値へ動かす」というイメージがあります。意味を一語の日本語に固定せず、目的語と前後の状況から自然な訳を選びましょう。

名詞ならpush down the buttonpush the button downの両方が使え、代名詞はpush it downのように間へ置きます。似た表現との違いを確認しつつ、出てこないときはPress the handle down.のような簡単な英語でまず伝えてみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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