push onの意味は?「困難でも先へ進む・続ける」の使い方

push onの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

push onは「さらに進む・頑張って続ける」を表す句動詞です。短い表現ですが、目的語の位置や文脈によって日本語訳が変わるため、単語帳の訳だけでは実際の会話で迷いやすい表現でもあります。

先に答えると、中心イメージは「止まらず前方へ押し進む」です。この記事では、意味、ネイティブが感じるニュアンス、語順、場面別例文、似た表現との違い、間違いやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。

push onの意味と基本イメージ

push onの基本的な意味は「さらに進む・頑張って続ける」です。動詞pushが動作を、onが方向・結果を加えます。丸暗記せず「止まらず前方へ押し進む」と捉えると、物理的な用法と比喩的な用法が一本につながります。

  • We pushed on until sunset.
    私たちは日没まで進み続けました。
  • It was raining, but the hikers pushed on.
    雨でしたが、ハイカーたちは先へ進みました。
  • Let us push on and finish this today.
    このまま頑張って今日終わらせましょう。

疲れ・悪天候・遅れなどがある中で休まず先へ進む決意を表します。旅の移動にも仕事にも使え、push aheadより「今していることを持続する」感覚が強めです。

しゅみすけ(大山俊輔)

push onは、日本語訳を一つだけ覚えるより、「止まらず前方へ押し進む」という動きを思い浮かべると、初めて見る文脈でも意味を推測しやすくなります。

push+onから意味を理解する

pushは動作の中心を表し、onはその動作が向かう方向や到達した状態を示します。英語の句動詞では、後ろの短い語が「どこへ・どんな状態へ」を補うため、同じ基本動詞でも意味が変わります。

push onの場合は、止まらず前方へ押し進むという場面をまず想像してください。そこから、目に見える物の移動だけでなく、仕事、計画、数値、人間関係などの抽象的な対象にも意味が広がります。文脈に応じて自然な日本語に直すことが大切です。

push onの方向感覚と代表的な使い方を示す解説イラスト

ネイティブが感じるニュアンス

疲れ・悪天候・遅れなどがある中で休まず先へ進む決意を表します。旅の移動にも仕事にも使え、push aheadより「今していることを持続する」感覚が強めです。

会話では、話し手が動作の方向や結果を具体的に見せたいときに選ばれます。一方、日本語訳は毎回同じにはなりません。直訳が不自然なら、その場面で実際に何が起きたかを考え、「進める」「下げる」「片づける」など自然な動詞に置き換えましょう。

語順と文法:目的語はどこに置く?

名詞なら2つの語順が使える

push onは多くの場面で分離できる句動詞です。目的語が名詞なら、push on the journeypush the journey onの両方が可能です。長い目的語は後ろに置くほうが読みやすくなります。

代名詞は必ず間へ置く

目的語がitthemhimなどの代名詞なら、push it onの語順にします。push on itのように後ろへ置くのは、分離型の他動詞用法では避けます。

ただし目的語を取らず、主語自身が動く自動詞用法がある表現では、We pushed on.のようにそのまま終わります。辞書の型だけでなく、「誰が何を動かすのか」を文全体で確認してください。

日常・仕事で使える例文

  • We pushed on until sunset.
    私たちは日没まで進み続けました。
  • It was raining, but the hikers pushed on.
    雨でしたが、ハイカーたちは先へ進みました。
  • Let us push on and finish this today.
    このまま頑張って今日終わらせましょう。
  • After a short break, she pushed on with her work.
    短い休憩後、彼女は仕事を続けました。
  • We should push on to the next town.
    次の町まで進んだほうがよいです。
  • He was exhausted but determined to push on.
    彼は疲れ切っていましたが、進み続ける決意でした。
  • Shall we push on for another hour?
    もう1時間進み続けましょうか。
  • They pushed on despite the strong wind.
    強風にもかかわらず彼らは先へ進みました。
  • We cannot push on without enough water.
    十分な水なしに進み続けることはできません。
  • The team pushed on with the investigation.
    チームは調査を続けました。
  • If everyone agrees, we can push on.
    全員が同意するなら続行できます。
  • She rested, then pushed on toward the summit.
    彼女は休んでから頂上へ向けて進み続けました。

例文は、主語や目的語だけを自分の状況に置き換えて音読すると定着します。依頼ではCould you …?、提案ではLet us …を使うと、句動詞を実際の会話へ取り入れやすくなります。

よく使われる形と語順

目的語なしで使う

「先へ進み続ける」のpush onは自動詞で、We pushed on.のように目的語を直接取りません。場所ならpush on to the next town、継続する活動ならpush on with the workとします。

否定文・疑問文

We should not push on in this weather.(この天候では進み続けるべきではありません)、Can you push on for another hour?(もう1時間続けられますか)のように使います。push it onをこの意味の基本形として覚えないようにしましょう。

push onと似た表現の違い

carry onとの違い

carry onは中断せず同じ活動を続ける一般的な表現です。 push onを選ぶときは、「止まらず前方へ押し進む」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

move onとの違い

move onは次の場所・話題・段階へ移る表現です。 push onを選ぶときは、「止まらず前方へ押し進む」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

press onとの違い

press onはpush onに非常に近く、やや文章的です。 push onを選ぶときは、「止まらず前方へ押し進む」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

日本語訳を一つに固定しない

さらに進む・頑張って続けるのどれになるかは目的語と状況で決まります。単語ごとに直訳するより、動作の前後で対象がどう変化したかを見ると自然な訳を選べます。

代名詞の位置を後ろにしない

名詞を使った形だけ覚えると、代名詞でも同じ位置に置きがちです。会話ではpush it onを一まとまりとして練習すると、語順を迷いにくくなります。

場面に合わない強さを避ける

句動詞には、単なる移動だけでなく、圧力・継続・排除などの含みが出る場合があります。丁寧な依頼が必要なら、命令形だけでなくCould you …?を使い、相手や場面に合う調子に整えましょう。

しゅみすけ式:出てこないときの簡単な言い換え

push onを思い出せなくても、基本語彙で起きたことを直接説明すれば通じます。大切なのは難しい句動詞を無理に探して会話を止めないことです。

  • Let us keep going.
    このまま進みましょう。
  • Continue until we finish.
    終わるまで続けましょう。

最初の文は具体的な動作、次の文は比喩的な意味を基本動詞で表しています。短い主語+動詞の文に分ければ、句動詞を知らなくても必要な情報を正確に伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

push onが出てこないときは、Let us keep going.のように、知っている基本動詞で直接説明してみてください。伝わる英語を先に作ることが、表現を増やす近道です。

会話で自分の表現にする練習法

まず身近な対象を一つ選び、現在形・過去形・依頼文の3通りを作ります。たとえばjourneyを使い、普段すること、昨日したこと、相手に頼みたいことを声に出します。次に目的語をitへ替え、語順がpush it onになることを確認します。

最後に、似た表現へ置き換えてニュアンスを比較します。正解を暗記するだけでなく、「方向や結果を強調したいからpush onを選ぶ」と理由まで言えるようになると、実際の会話でも定着します。

関連表現も確認しよう

句動詞は基本動詞や後ろの語を軸につなげて覚えると効率的です。ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめから確認できます。リンク先の記事と例文を比べ、同じ方向語が意味をどう変えるか観察してみましょう。

仕上げの理解度チェック

push onを使う前に、次の三点を確認してください。第一に、対象が実際に動くのか、計画・価格・情報などが比喩的に変化するのか。第二に、目的語を取る用法か、主語自身が動く用法か。第三に、代名詞を使う場合の語順です。この三点を見れば、訳語だけに頼らず文を組み立てられます。

練習では、本文から一つの例文を選び、肯定文を否定文と疑問文へ変えてみましょう。次に目的語をitまたはthemへ替え、語順を確認します。最後に、同じ内容をしゅみすけ式の簡単な文でも言ってみます。句動詞と基本英語の両方を行き来できれば、思い出せない場面でも会話を続けられます。

実際の会話では、強さや丁寧さも重要です。依頼ならCould you …?、提案ならShall we …?、禁止ならDo not …と組み合わせます。句動詞自体を難しく考えず、中学英語の文型へ入れる部品として使ってください。

まとめ

push onは「さらに進む・頑張って続ける」を表し、中心には「止まらず前方へ押し進む」というイメージがあります。意味を一語の日本語に固定せず、目的語と前後の状況から自然な訳を選びましょう。

名詞ならpush on the journeypush the journey onの両方が使え、代名詞はpush it onのように間へ置きます。似た表現との違いを確認しつつ、出てこないときはLet us keep going.のような簡単な英語でまず伝えてみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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