
a yellow streak は、「普段は見えにくい臆病な一面・怖くなると逃げたくなる性質」を表す古めのイディオムです。基本形は have a yellow streak で、「臆病なところがある」となります。
単に今この瞬間に怖いという意味ではありません。人の性格や傾向を批判的に評価する言い方で、相手を侮辱する響きがあります。現代の会話では be afraid、lose one’s nerve、back out など、具体的な状況を説明する表現の方が安全で自然な場合が多いです。
Contents
a yellow streakの意味とニュアンス
streak は「筋・縞」のほか、人の性格に時折現れる「傾向・一面」を表します。a stubborn streak なら「頑固な一面」、a competitive streak なら「負けず嫌いな一面」です。yellow は古い用法で「臆病な」を意味するため、合わせて「内面を走る臆病な筋」という比喩になります。
- 危険や対立から逃げようとする性質
- いざという時に勇気を失う傾向
- 普段は隠れている臆病な一面
- 話し手による否定的な人物評価
しゅみすけ(大山俊輔)

基本の語順と形
have a yellow streak
He has a yellow streak.
彼には臆病なところがあります。
I never knew she had a yellow streak.
彼女に臆病な一面があるとは知りませんでした。
所有を表す have を使い、streak は数えられるため a が必要です。yellow streakだけを性格形容詞のように使わないようにします。
show a yellow streak
ある場面で臆病な一面を「見せる」ことです。
He showed a yellow streak when the questioning became tough.
質問が厳しくなると、彼は臆病な一面を見せました。
a yellow streak in someone
人の中にある性質として述べる文章的な形です。
The story reveals a yellow streak in the supposedly fearless character.
その物語は、恐れ知らずと思われた人物の臆病な一面を明らかにします。
例文で使い方を確認
物語・映画の人物評
The hero is brave most of the time, but he has a yellow streak.
主人公はたいてい勇敢ですが、臆病な一面もあります。
The villain accused him of having a yellow streak.
悪役は彼を臆病者だと非難しました。
His yellow streak appears whenever his friends are in danger.
友人が危険に陥るたび、彼の臆病な一面が現れます。
小説や昔の映画では、挑発のせりふや人物描写として出会うことがあります。現実の相手に使うより、作品内の言葉として理解する機会が多い表現です。
仕事・決断
Some colleagues said he had a yellow streak because he avoided the confrontation.
対立を避けたため、同僚の一部は彼に臆病なところがあると言いました。
Backing out once does not mean someone has a yellow streak.
一度辞退したからといって、その人が臆病な性格だとは限りません。
The article unfairly portrayed the manager as having a yellow streak.
その記事は、管理職を臆病な人物として不当に描きました。
スポーツ・勝負
The commentator claimed the boxer had a yellow streak.
解説者は、そのボクサーに臆病な一面があると主張しました。
He was trying to provoke his opponent by mentioning a yellow streak.
彼は臆病さに触れて相手を挑発しようとしていました。
スポーツでは勇気を疑う侮辱として使われる可能性があります。事実を中立的に伝えるなら seemed hesitant、played cautiously などが適切です。
be afraid・lose one’s nerveとの違い
be afraid
be afraid は、今感じている「怖い」という状態です。性格を決めつけません。
She was afraid to walk home alone.
彼女は一人で歩いて帰るのが怖かったのです。
lose one’s nerve
lose one’s nerve は、やろうとしていた時に怖くなり勇気を失うことです。一時的な反応を表します。
He lost his nerve just before the jump.
彼は跳ぶ直前に怖気づきました。
back out
back out は、約束や計画から「手を引く・辞退する」という行動です。理由が恐怖とは限りません。
She backed out of the deal at the last minute.
彼女は最後の瞬間に取引から手を引きました。
be cautious
be cautious は危険を考えて「慎重である」こと。肯定的な判断にもなります。危険を避けた人をすぐ cowardly と呼ばず、合理的な慎重さかを考える必要があります。
yellow-bellied・cowardとの違い
yellow-bellied は「臆病な」という古い侮辱的形容詞、coward は「臆病者」という直接的な名詞です。どちらも強く人を責めます。a yellow streak は「性格の一面」と表すため全面的な断定より少し間接的ですが、十分に否定的です。
仕事や学習の場で中立的に述べるなら:
- He seemed nervous. 緊張しているようでした。
- She was reluctant to take the risk. 彼女はその危険を冒したがりませんでした。
- They chose a safer option. 彼らはより安全な選択肢を選びました。
現代の使用で気をつけること
yellow を臆病の意味で人に使う表現は古風で、攻撃的です。また、色に関する語が人種的な意味に誤解されないよう、実際の人を形容する場面では避けるのが賢明です。このイディオムを学ぶ価値は、古い映画・小説・記事を理解することにあります。自分で使うときは、冗談が確実に通じる関係でも慎重に判断します。
「危険を避けた=臆病」とは限りません。安全上の配慮、情報不足、責任ある判断など別の理由があり得ます。性格のラベルより、見えた行動を具体的に伝える方が公平です。
日本人が間違えやすいポイント
- 黄色い縞の直訳ではない:性格上の臆病な傾向です。
- aが必要:have a yellow streak。
- 一時的な恐怖とは違う:性格評価になります。
- 褒め言葉ではない:強い批判・侮辱になり得ます。
- 慎重さと区別する:cautiousは合理的・肯定的にも使えます。
出てこないときの「しゅみすけ式」
- He gets scared when things become difficult.
難しくなると、彼は怖くなります。 - She did not want to take the risk.
彼女はその危険を冒したくありませんでした。 - He lost his courage and stepped back.
彼は勇気を失い、後ろへ下がりました。 - People thought he was not brave.
人々は彼が勇敢ではないと思いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ練習
「彼は臆病者なのではなく、危険をよく考えていただけだ」を言います。
Easy: He was not being a coward. He was just thinking carefully about the risk.
Contrast: He did not have a yellow streak; he was simply being cautious.
受け身で見かける人物描写
古い物語では、be accused of having a yellow streak(臆病な面があると非難される)、be said to have a yellow streak(臆病なところがあると言われる)のように、他人の評価として現れます。誰の評価かを示すことで、語り手自身が断定しているのか、登場人物が侮辱しているのかを区別できます。
まとめ
a yellow streak は「臆病な一面」を表し、have a yellow streak が基本形です。一時的な恐怖ではなく性格を否定的に評価する、古めで侮辱的な表現です。理解語彙として覚え、自分で話すときは be afraid、lose one’s nerve、be cautious など具体的で穏当な表現を優先しましょう。
関連表現は英熟語・定型表現の親記事で確認できます。










