Business before pleasure.の意味は?使い方・ニュアンスと例文

Business before pleasure.の意味・使い方・ニュアンスを解説するアイキャッチ画像

Business before pleasure. は、楽しみの前に仕事や責任を済ませるべきだという英語のことわざです。直訳は「楽しみより先に仕事」。ただ日本語訳だけを覚えると、使う場面や相手への響きを誤りやすい表現でもあります。

この記事では、結論を最初に示したうえで、単語と文の仕組み、ネイティブが感じるニュアンス、自然な例文、似た表現との違い、日本人が注意したい点、そして長いことわざが出てこないときの簡単な言い換えまで解説します。

Business before pleasure. の意味

義務や約束を先に片づけ、そのあとで遊びや休息を楽しもう、という短い教訓です。

宿題、家事、締め切り、旅行前の準備など、先に済ませるべきことが明確な場面に合います。

しゅみすけ(大山俊輔)

ここでの business は会社や商売だけではなく、「やるべき用事・本題」という広い意味です。

直訳から意味を理解する

business は「仕事・用事・本題」、pleasure は「楽しみ」。動詞を省いた簡潔な句で、完全な文にすれば Business should come before pleasure. と考えられます。

机の仕事を終えてから友人との時間へ向かう順番が、そのまま教訓になっています。

Business before pleasure.の直訳と実際の意味を比較する解説イラスト

ネイティブが感じるニュアンス

規律を勧める少し昔ながらの表現です。自分に言うと前向きですが、他人に言うと説教くさくなる場合があります。

休息を軽視する意味ではありません。必要な責任と休む時間の両方を守る文脈で使います。

文法・語順とよく使われる形

動詞のない省略表現です。before は時間・順序を示し、「pleasure より business が先」という並びを作ります。

ことわざは語順を入れ替えず、一つのまとまりとして覚えるのが基本です。会話では単独でも使えますが、前に状況を一文置き、後ろに理由や次の行動を添えると意図が伝わりやすくなります。

自然な例文と日本語訳

Let’s finish the report first—business before pleasure.
先に報告書を終えましょう。楽しみはそのあとです。

I cleaned the kitchen before watching the movie.
映画を見る前に台所を掃除しました。

Business before pleasure, so I’ll answer these emails first.
やるべきことが先なので、まずメールに返信します。

After we finish, let’s go out for dinner.
終わったら夕食に出かけましょう。

She completed her homework before playing games.
彼女はゲームの前に宿題を終えました。

Rest is also part of doing good work.
休むこともよい仕事の一部です。

短い会話例

A: Can we go for coffee now?
A:今コーヒーを飲みに行かない?

B: Business before pleasure. Give me ten minutes to finish this.
B:まず仕事を終えよう。あと10分でこれを終わらせるね。

ことわざだけで返すと説教や決めつけに聞こえる場合があります。この会話のように、相手の状況を受け止める一文や具体的な提案を続けると、実際の会話として自然です。

どんな場面で使える?

日常・家庭

家事や予約などを先に済ませる場面で軽く使えます。

仕事・学習

締め切り前に集中を促すときに使えますが、過重労働の正当化にはしません。

人間関係

一緒に楽しむ約束と組み合わせると、命令的な響きが弱まります。

似た表現との違い

Work hard, play hard は仕事にも遊びにも全力を注ぐという意味です。一方、Business before pleasure. は順序として仕事や責任を先に置きます。

First things first は最優先事項から始めようという、より広く柔らかい表現です。日本語訳が近くても、励ますのか、警告するのか、事実を評価するのかで使い分けましょう。

日本人が注意したいポイント

直訳をそのまま当てはめない

business を「商売」だけに限定しないこと。

相手と場面を選ぶ

休息が必要な相手に使うと、働くことを強要するように響きます。

ことわざを絶対的なルールにしない

ことわざは経験から生まれた一般論であり、すべての人や状況に当てはまる法律ではありません。例外や文化差を考え、深刻な問題では具体的な事実や本人の意思を優先します。

しゅみすけ(大山俊輔)

相手に言うなら “Let’s finish this first, then take a break.” の方が具体的で柔らかいこともあります。

でてこない時の「しゅみすけ式」

ことわざを思い出せなくても、伝えたい内容を中学英語の短い文に分ければ十分です。

  • Let’s finish this first.
    まずこれを終えましょう。
  • We can relax after the work is done.
    仕事が終わったら休めます。
  • First, let’s do what we need to do.
    まず必要なことをしましょう。

まず事実を説明し、次に自分の考え、最後に提案を加えます。難しい一文を完璧に言うより、短い文を二つ三つ続ける方が、誤解が少なく会話も続きます。

覚えるための練習

  1. この表現に合う自分の経験を一つ選ぶ。
  2. 何が起きたかを簡単な英語で一文にする。
  3. Business before pleasure. を続ける。
  4. So …Let’s … で次の行動を言う。

I want to watch a movie. Business before pleasure. I’ll finish the report first.

よくある質問

会話でよく使いますか?

意味は広く知られていますが、会話では Let’s finish this first. のような直接的な言い換えもよく使われます。

自分から使わなくても覚える価値はありますか?

あります。会話、映画、記事、SNSなどで出会ったとき、話し手の意図や文化的背景を理解できます。自分で使う場合は、まず簡単な言い換えで内容を伝え、ことわざは補足として使うと安全です。

「楽しむな」ではなく、優先順位をつける一言

Business before pleasure. は、仕事や義務を終えてから楽しもう、という順番の原則です。ここでの business は会社の商売だけでなく、宿題、家事、手続きなど「先に済ませるべき用事」まで含みます。pleasure は遊びや楽しみです。

短く言い切るため、親が子どもに宿題を促す場面や、同僚同士で仕事に戻る場面では軽い決まり文句として使えます。ただし、部下が疲れているときに上司が繰り返すと、休息を軽視する厳しい態度にも聞こえます。楽しみや休みが不要という意味ではありません。

日常と仕事での会話例

A: Can we watch the movie now?
B: After we clean the kitchen. Business before pleasure.
(A:もう映画を見ていい?/B:台所を片づけてから。楽しみの前に用事を済ませよう。)

A: Shall we order drinks before the meeting?
B: Let’s finish the agenda first—business before pleasure.
(A:会議の前に飲み物を頼む?/B:まず議題を終わらせよう。楽しみは仕事のあとで。)

A: You’ve been working all weekend.
B: True. Business before pleasure doesn’t mean business instead of pleasure.
(A:週末ずっと働いているね。/B:そうだね。「楽しみより仕事が先」は「楽しみの代わりに仕事」って意味じゃないよね。)

語順と似たフレーズ

これは完全な文というより、A before B(BよりAが先)という省略された標語です。Safety first.(安全第一)や First things first.(まず重要なことから)も、優先順位を短く示す表現です。All work and no play makes Jack a dull boy. は反対側から、仕事ばかりで遊びがない生活を戒めます。

ことわざが出てこないときは、Let’s finish this first, and then we can relax.(まずこれを終えて、それから休もう)と言えば十分です。命令的にしたくなければ、How about finishing this first? と提案の形にすると柔らかくなります。

誰に向けて言うかで印象が変わる

自分たち全員を含めて Business before pleasure—let’s finish this. と言えば、チームを励ます掛け声になり得ます。しかし相手だけに義務を押しつける状況では、説教のように聞こえます。Welet’s を添えると、話し手も同じ優先順位に従う姿勢を示せます。

約束していた休みを仕事で一方的に取り消す理由には向きません。優先順位を相談するなら、Can we finish this by three and take a break after that? のように、終点と楽しみの時間を具体的に示すほうが協力を得やすいでしょう。

応用: 楽しみを先にしてしまったとき、I know, business before pleasure—but I needed a short break.(分かってる、楽しみより仕事が先。でも短い休憩が必要だった)のように、ことわざを受けつつ事情を説明できます。英語の決まり文句は絶対的な規則ではなく、会話の中で優先順位を共有する材料だと考えましょう。

まとめ

Business before pleasure. は、楽しみの前に仕事や責任を済ませるべきだという表現です。直訳の絵と実際の場面を結びつけ、語調と相手への響きまで理解すると、暗記だけで終わりません。

すぐに出てこなければ、しゅみすけ式の短い英語で十分です。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。

このことわざのテーマ別一覧

この表現と近い場面で使う英語のことわざは、仕事・お金・知恵を表す英語のことわざ一覧でまとめて確認できます。全テーマから探す場合は、英語のことわざ一覧|意味・場面別50選もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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