
call it quits は「活動・挑戦・関係などを、ここで終わりにする」という意味です。一日の作業だけでなく、ゲーム、交渉、習慣、恋愛関係を終えるときにも使えます。 検索した方が最初に知りたい結論は、一時休止より、続けるのをやめる決定に焦点があるということ。直訳だけで判断せず、話し手が何を評価しているかまで見ると自然に使えます。
結論
基本形:call it quits
当事者が「ここまで」と区切る場面。
Contents
call it quitsの意味とニュアンス
quit を命令するより柔らかく、双方が終わりを認める響きがあります。ただし恋愛や仕事について使えば、関係や活動そのものを終える強い意味になります。
日本語では「ここで終わりにする」「手を引く」「関係を終わらせる」などに訳せます。ただし訳語を固定すると、文脈によって不自然になります。共通する核は「これ以上続けず、終了と呼べる地点を決める」です。話し手は単なる出来事だけでなく、十分やった、または続行する価値がないという評価や感情も伝えています。
友人同士ならくだけた感想として、仕事では状況分析や説明として使えます。ただし相手の行動を直接批判する文では響きが強くなる場合があります。事実を穏やかに伝えたいときは、主語を we や the situation にしたり、I think や it seems を添えたりすると調整できます。
直訳から「なぜ」を理解する
call A B は「AをBと呼ぶ」。it、つまり今の活動や関係を quits=おしまいの状態と呼ぶことで、終了を決定します。
何を終えるかは it が前の話題を受けるため、文脈で分かります。 一枚の場面として覚えれば、単語を日本語へ順番に翻訳しなくても意味を取り出せます。イディオムを覚える目的は直訳を暗記することではなく、その場面を別の抽象的な状況にも移せるようにすることです。

しゅみすけ(大山俊輔)
語順・文法とよく使う形
call は時制で called、未来なら will call。Let’s call it quits. は提案、They called it quits. は終了の報告です。
- Let’s call it quits.(もう終わりにしよう)
- They called it quits after five years.(5年後に関係を終えた)
- I’m ready to call it quits.(もうやめる覚悟です)
現在形は習慣や一般的傾向、過去形は終わった出来事、現在完了はその影響が今も残るときに使えます。代名詞を入れる場合、所有格・目的格の位置を自己流で動かさず、ひとまとまりで覚えましょう。否定形では「その状態ではない」のか「その行為をしない」のかを文脈で区別します。
自然な例文
- Let’s call it quits before anyone gets hurt.
誰かが傷つく前に終わりにしよう。
日常会話 - They called it quits after months of arguing.
数か月の口論の末、二人は別れました。
仕事 - I almost called it quits on the project.
その計画をやめかけました。
人間関係 - We’re tired. Should we call it quits?
疲れたね。もうやめる?
旅行 - The partners decided to call it quits.
共同経営者たちは事業を終えると決めました。
家庭 - Don’t call it quits after one bad day.
悪い日が一日あっただけでやめないで。
学習 - They called it quits at one game each.
1勝1敗で勝負を終えました。
買い物 - I think it’s time to call it quits.
もう終わりにする時だと思います。
連絡
例文は、一文ずつ日本語から訳すより、状況を思い浮かべて英語を声に出す方が効果的です。主語、時制、場所のうち一つだけを自分用に変え、同じ型を三回使ってください。短い一文を確実に言えるようにしてから、because や so で理由・結果を足すと会話になります。
短い会話で使い方を確認
A: Are you two still working together?
二人はまだ一緒に働いているの?
B: No, we called it quits last month.
いいえ、先月協力関係を終えました。
この会話では、何を終えたかは直前の working together から分かります。 単独のイディオムだけを置くより、その前後に事実や次の行動を添えると意図が伝わりやすくなります。
類似表現との違い
- call it a day:その日の仕事を切り上げる。翌日再開できる。
- give up:成功を諦める点に焦点。
- break up:恋愛関係を終えることを直接表す。
call it quits は対象が広く、終了の決定を会話的に表します。 日本語訳が重なっても、英語では焦点が違います。比喩の強さ、責任の所在、結果が続いているかを確認して選びましょう。
よくある間違い
- 単なる短い休憩には使わない。
- 恋愛文脈では別れの意味になり得る。
- call quits と it を落とさない。
もう一つの注意点は、覚えた直後に無理に使いすぎないことです。イディオムは便利ですが、相手が理解しやすい直接表現の方が適切な場面もあります。特に安全、健康、金額、契約など正確さが重要な話では、比喩のあとに具体的な説明を続けましょう。
出てこないときの「しゅみすけ式」
終わる対象を具体的に言えば、end、stop、not continue で十分です。
- Let’s stop here.
ここで止めましょう。 - We decided not to continue.
私たちは続けないと決めました。 - They ended their relationship.
二人は関係を終えました。
基本語の組み合わせで先に意味を届けられれば、会話は止まりません。まず直接表現を言い、その後に「英語では今回の表現も使える」と結び付ける二段階練習がおすすめです。
しゅみすけ(大山俊輔)
使い分けのセルフチェック
- この場面では比喩を使う理由があるか。
- 相手を責める響きになっていないか。
- 時制と代名詞は実際の状況に合っているか。
- 必要なら簡単な説明を後ろに足せるか。
「今日だけ止める」のか「活動そのものを終える」のかを先に判断してください。 自分の経験に置き換えた肯定文、否定文、質問文を一つずつ作れば、受け身の知識から会話で使える知識へ変わります。
よくある疑問
フォーマルな場でも使えますか?
会話や一般記事では自然です。契約書や正式通知では terminate、end、discontinue など対象に合う語を使います。
毎回この表現を使う必要がありますか?
いいえ。意味を直接述べる簡単な英語でも十分です。今回の表現は、比喩が場面に合い、ニュアンスも一緒に伝えたいときに選びましょう。
聞き取れないときはどうしますか?
周辺の動詞、主語、結果を拾います。イディオムだけが分からなくても、話者が困っているのか、終えようとしているのか、距離を取りたいのかを前後から推測できます。
call it quitsの意味の強さと場面選び
call it quitsを自然に使うには、「日本語訳が合うか」だけでなく、出来事の強さと時間の流れを確認します。この表現の中心は、活動や関係そのものをここで終えることです。ほんの小さな出来事へ毎回使うと大げさに聞こえますが、話し手がその違いをわざわざ伝えたい場面では、基本語だけより状況が鮮明になります。
まず、誰がその状態になったのかを決めます。次に、きっかけとなった情報・行動・出来事を置きます。最後に、その結果が今も続くのか、すでに解決したのかを時制で示します。この三点がそろうと、イディオムだけが会話から浮きません。たとえば Let’s call it quits と言った後に、具体的な理由を because で続ければ、相手は比喩と事実を一緒に理解できます。
すぐ使える返答と質問の作り方
自分から表現を使うだけでなく、相手が使ったときの返答も用意しておきましょう。意味を確認したいなら What do you mean by that?(それはどういう意味ですか)、詳しい事情なら What happened?(何があったのですか)、今後の対応なら What are you going to do next?(次にどうする予定ですか)と返せます。
A: Would “call it quits” fit this situation?
この状況に「call it quits」は合いますか?
B: Yes. It matches what happened.
はい。起きたことに合う表現です。
この練習では、英語の説明を完璧にする必要はありません。まず Let’s stop here. と基本語で事実を伝え、次に In other words, Let’s call it quits. と言い換えます。「簡単な説明→イディオム」の順なら、意味を理解したまま表現を追加できます。
能動語彙に変える3段階練習
- 事実を一文で言う:誰が、何を、どうしたかを基本語で説明します。
- 今回の表現へ置き換える:語順を保ち、主語・時制・代名詞だけを変えます。
- 理由か結果を足す:because、so、but のどれかで二文目につなげます。
翌日は例文を見ずに同じ内容を言い、出てこなければ簡単な英語へ戻ります。思い出せない瞬間に基本語で言い直すこと自体が、実際の会話に近い練習です。書いて終わりにせず、二回ゆっくり、最後に自然な速さで一回声に出してください。
使う前の最終チェック
- 表現の強さは出来事に合っているか。
- 誰について話しているか、代名詞で明確か。
- 過去の一回か、今も続く結果かを時制で示したか。
- 相手を責める場合、必要以上に断定的ではないか。
- 簡単な英語で同じ意味を説明できるか。
この五つを確認できれば、暗記した決まり文句ではなく、状況に合わせて選べる表現になります。
まとめ
call it quits は「活動・挑戦・関係などを、ここで終わりにする」を表します。何を終えるかは文脈の it が受け、一時的な切り上げとの違いを見ます。 出てこない場合は Let’s stop here. と基本語で言い換えられます。関連表現は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。










