「適用する」は英語で?apply・use・be applicable toの違いと使い分け

適用するの英語表現 apply・use・be applicable toのアイキャッチ

「適用する」は英語で一語に固定できません。基本は applyusebe applicable to を場面によって使い分けます。規則・割引・方法を対象に当てて効かせるなら apply、方法・知識・技術を実際の場面で使うなら use、条件や規則が対象に当てはまる状態を表すなら be applicable to が中心です。

この記事では、日常会話と仕事での違い、自動詞・他動詞、目的語、前置詞、自然な例文、日本人が間違えやすい点、難しい語が出てこないときの簡単な言い換えまで整理します。

「適用する」の英語を早見表で確認

表現中心となる意味基本の形
apply規則・割引・方法を対象に当てて効かせるapply A to B / apply for + 申請
use方法・知識・技術を実際の場面で使うuse + method / knowledge / tool
be applicable to条件や規則が対象に当てはまる状態を表すA is applicable to B / A applies to B

しゅみすけ(大山俊輔)

税率や料金を適用する場合は charge、calculate using、be subject to も使われます。The purchase is subject to tax. は「その購入には税が適用されます」。文の主語を規則にするなら applies to、対象にするなら is covered by the rule という言い換えも可能です。

apply・use・be applicable toの違いを例文で理解する

apply:規則・割引・方法を対象に当てて効かせる

apply は、規則・割引・方法を対象に当てて効かせるときに使います。基本の形は apply A to B / apply for + 申請 です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • We applied the discount to your order.
    ご注文に割引を適用しました。
  • The same rule applies to everyone.
    同じ規則が全員に適用されます。
  • Apply this method to the second case.
    この方法を二つ目の事例に適用してください。

use:方法・知識・技術を実際の場面で使う

use は、方法・知識・技術を実際の場面で使うときに使います。基本の形は use + method / knowledge / tool です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • We used the same method in both studies.
    両方の研究で同じ方法を適用しました。
  • Try to use what you learned at work.
    学んだことを仕事に適用してみてください。
  • The team used the model in a real situation.
    チームは実際の状況にそのモデルを適用しました。

be applicable to:条件や規則が対象に当てはまる状態を表す

be applicable to は、条件や規則が対象に当てはまる状態を表すときに使います。基本の形は A is applicable to B / A applies to B です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • This discount is applicable to online orders only.
    この割引はオンライン注文だけに適用されます。
  • The rule is not applicable to temporary staff.
    その規則は臨時職員には適用されません。
  • These guidelines are applicable to all branches.
    この指針は全支店に適用されます。
適用するを表すapply・use・be applicable toの使い分け比較図

場面別:「適用する」の自然な英語

日本語の場面英語表現
割引を注文に適用するapply a discount to an order
規則を全員に適用するapply the rule to everyone
知識を仕事で使うuse knowledge at work
方法を実務に適用するuse the method in practice
条件が対象に当てはまるbe applicable to the case
規則が全員に適用されるthe rule applies to everyone

語順・目的語・前置詞のポイント

日本語では目的語を省いても通じますが、英語では「誰が、何を、誰に、どの状態へ」を明確にします。今回の三表現は、次の塊で練習すると実際の会話で取り出しやすくなります。

  • apply A to B / apply for + 申請
  • use + method / knowledge / tool
  • A is applicable to B / A applies to B

他動詞は直後に目的語を置き、句動詞は副詞や前置詞の位置も確認します。代名詞を使う場合には語順が変わることがあるため、it を使った短い例も声に出しておきましょう。

日常会話と仕事ではどう変わる?

日常会話

日常会話では、短い基本動詞で動作や結果を説明するほうが自然な場合があります。難しい単語を探して止まるより、相手・対象・結果を一つずつ言うことが大切です。

仕事・フォーマルな場面

仕事では、対象、理由、期限を添えると誤解が減ります。断定を弱めたい場合は maycouldIt seems that … を使い、依頼なら Could you …?Please … で整えます。

日本人が間違えやすいポイント

  • apply A for B ではなく、適用は apply A to B。apply for は仕事・許可などに「応募・申請する」です。
  • applicable は形容詞なので be applicable to の形にします。
  • 日本語の「適用する」を全部 apply にせず、単に使うなら use のほうが自然です。

日本語の漢字一語を、そのまま英語一語に置き換えようとすると誤りやすくなります。動作の開始・継続・結果、話し手の意図、対象が人か物か制度かを先に分けてください。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

専門的な動詞が思い出せなくても、基本動詞で「何をしたか」「その結果どうなったか」を説明できます。

  • We used this rule for your order.
    この規則を注文に使いました。
  • This discount works for online orders.
    この割引はオンライン注文に使えます。
  • This rule is for everyone.
    この規則は全員が対象です。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語が出てこないときは、一文を二文に分けてください。最初に行動、次に目的や結果を言えば、中学英語でも十分に伝わります。

表現を選ぶ5つのチェックポイント

  1. 対象は人、物、情報、制度のどれですか。
  2. 単なる動作ですか、それとも結果まで含みますか。
  3. 日常会話ですか、仕事や公的な文書ですか。
  4. 相手に対して強すぎる表現になっていませんか。
  5. 必要な前置詞と語順を入れましたか。

まず場面を日本語で具体的に言い直し、その後に英語を選びます。三つの表現で迷ったら、上の早見表へ戻り、中心イメージが最も近いものを使いましょう。

ミニ英作文で確認

1.割引を注文に適用する

apply a discount to an order を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

2.規則を全員に適用する

apply the rule to everyone を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

3.知識を仕事で使う

use knowledge at work を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

よくある質問

最も一般的な英語はどれですか?

文脈なしでは一つに決められません。まず apply の意味を確認し、動作の焦点が違えば usebe applicable to に切り替えます。

仕事では難しい単語を選ぶべきですか?

難しさより正確さが重要です。対象と期限が明確なら、基本動詞を使った短い文でも十分に実務で使えます。

関連表現も確認できますか?

be true of「〜にも当てはまる」の使い方を読むと、近い表現との違いをさらに整理できます。

日本語から英語へ変換する実践手順

1.日本語を具体的な動作に言い直す

最初から英単語を探すのではなく、「誰が」「何に」「どんな変化を起こすか」を日本語で言い直します。抽象的な漢字動詞は、場面によって意味が大きく変わります。対象と結果が分かれば、英語の選択肢は自然に絞られます。

2.動詞と後ろの形を一緒に選ぶ

動詞だけが正しくても、目的語や前置詞が違えば不自然になります。名詞を直接置く他動詞なのか、to・for・from・with などが必要なのか、that節や動名詞を続けるのかを確認します。実際に使う形を一つのフレーズとして覚えてください。

3.強さとフォーマル度を調整する

会話では基本動詞、社内連絡では簡潔な仕事表現、契約・法律・研究では意味の狭い正式語が選ばれます。難しい語ほど良いわけではありません。相手が同じ場面を思い浮かべられる具体性が最優先です。

4.自分の場面に置き換えて音読する

記事の例文で主語、目的語、期限だけを入れ替え、自分用の一文を三つ作ります。現在形、過去形、依頼文に変えると、説明を読むだけでなく実際に使える表現へ変わります。

apply の二つの語順を区別する

We apply the rule to all customers. は人が規則を適用する他動詞、The rule applies to all customers. は規則が当てはまる自動詞です。主語が変わると目的語と前置詞の形も変わります。割引でも同じ構造を使えます。

まとめ

  • apply:規則・割引・方法を対象に当てて効かせる
  • use:方法・知識・技術を実際の場面で使う
  • be applicable to:条件や規則が対象に当てはまる状態を表す

「適用する」を英語にするときは、日本語に一語を当てはめず、目的・対象・強さ・場面を確認します。迷ったときは基本動詞で具体的に説明し、会話を止めないことを優先しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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