
The course of true love never did run smooth は、日本語で「真実の愛の道は平坦ではない」という意味の英語のことわざです。短い訳だけを見ると分かった気になりやすい一方、実際の会話では、相手との関係、声の調子、使うタイミングによって印象が変わります。
この記事では、単語から意味を組み立てる考え方、ネイティブが感じるニュアンス、自然な語順、場面別の例文、似た表現との違いまで丁寧に確認します。最後には、このことわざがすぐ出てこないときに中学英語で言い換える「しゅみすけ式」も紹介します。
Contents
The course of true love never did run smoothの意味をひとことで
本当に愛し合う人たちの関係にも、障害、誤解、距離、家族の反対などがつきもので、恋愛は簡単には進まないという意味です。course は進路・成り行き、run smooth は物事が順調に進むことを表します。
日本語訳は「真実の愛の道は平坦ではない」が基本ですが、一語ずつ固定して訳す必要はありません。会話では、前後の状況に合わせて「つまり、こういうことだよ」「結局は〜なんだ」と自然な日本語に置き換えるほうが意味をつかみやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
単語と文の形から理解する
現代英語なら The course … never runs smoothly. と考えられます。原文の never did run は did を使って過去の動詞 run を強調する古風な形、smooth はここでは補語的に「滑らかな状態で」です。引用として語順を変えず覚えます。
ことわざは文法的に少し古い形や、普通の文より省略の多い形を残していることがあります。それでも、主語・動詞・比較や修飾のまとまりに分ければ、意味は安定して理解できます。引用としてそのまま使う部分と、自分の普通の英文に応用できる部分を分けて覚えましょう。

ネイティブが感じるニュアンス
シェイクスピア『夏の夜の夢』で知られる文学的な一節です。現代の日常会話では少し芝居がかった、教養のある、または冗談めいた響きになります。深刻な関係問題を美化せず、小さな障害を励ます程度に使うのが安全です。
大切なのは、ことわざが事実を説明するだけでなく、話し手の評価や態度も運ぶ点です。同じ英文でも、共感を込めれば励ましになり、笑いながら言えば軽い冗談になり、言い切る調子なら批判や皮肉にもなります。慣れないうちは、前に I know… や Sometimes…、後ろに but… を添えて自分の意図を明示すると誤解を減らせます。
どんな場面で使う?自然な例文
例文1:日常
We missed our first date because of a train delay. The course of true love never did run smooth.
(電車の遅延で初デートに間に合わなかった。恋の道は平坦ではないね。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文2:仕事
Their families disagreed at first, but they kept talking.
(最初は両家が反対したが、二人は話し合いを続けた。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文3:会話
A: We argued about where to live. B: The course of true love never did run smooth.
(A:住む場所でもめた。B:真実の愛の道は平坦ではないね。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文4:暮らし
Long-distance calls were tiring, yet the relationship grew stronger.
(遠距離での通話は大変だったが、関係はより強くなった。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文5:学習
The line sounds playful when used about a minor dating mishap.
(ちょっとしたデートの失敗について使うと、この一節はユーモラスに響く。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文6:応用
Love can face obstacles, but healthy love should still include respect.
(愛には障害があり得るが、健全な愛には尊重が必要だ。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
会話で使いやすくする3つの型
1.状況を述べてから一言でまとめる
いきなりことわざだけを言うより、何が起きたかを一文で示してから続けると自然です。聞き手は「なぜ今その言葉なのか」を理解できます。
2.A: / B: の返答として使う
相手の発言を受ける短い返答では、ことわざの印象が強くなります。親しい会話では便利ですが、仕事や初対面では、I think や Maybe を添えて断定を弱めてもよいでしょう。
3.ことわざを言ったあとに説明する
国際的な場では、全員が同じことわざを知っているとは限りません。ことわざのあとに簡単な英語で言い直せば、知識を見せるためではなく、意味を伝えるための会話になります。
似た表現との違い
Love is not always easy. は中学英語で直接的、自然です。Every relationship has its ups and downs. は恋愛に限らず、人間関係には浮き沈みがあると言います。Love conquers all. は愛が障害に勝つという楽観的な主張で、今回の表現とは焦点が異なります。
似た表現を選ぶときは、①励ますのか、②観察を述べるのか、③助言するのか、④冗談にするのか、を確認しましょう。意味の中心が似ていても、話し手の目的が違えば自然な選択も変わります。ことわざは印象が強いため、意味を直接述べる普通の英文のほうが適切な場面も少なくありません。
日本人が間違えやすいポイント
smoothly に勝手に直すと、シェイクスピアの引用ではなくなります。日常的な説明なら runs smoothly が自然ですが、ことわざとしては never did run smooth を保ちます。また、暴力や支配まで「愛の障害」として正当化しないことが大切です。
もう一つの注意点は、ことわざを会話のたびに使おうとしないことです。ネイティブも、すべてをことわざで話すわけではありません。文章の見出し、スピーチの締め、状況を短くまとめたい瞬間には効果的ですが、普段の会話では簡単な説明文のほうが自然なこともあります。
出てこない時の「しゅみすけ式」
このことわざを思い出せなければ、次のように言えば十分に通じます。
Love is not always easy.(恋愛はいつも簡単とは限りません)
難しい表現を正確に再現することより、主語と動詞をはっきり置き、自分が伝えたい結論を短く言うことが大切です。まず簡単な文で会話を続け、余裕があるときだけことわざを添えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
使う前のチェックリスト
- 相手を励ますのか、状況をまとめるのかが明確か
- 冗談や皮肉に聞こえてもよい関係性か
- 深刻な悩みを単純化していないか
- 必要なら簡単な説明を一文添えたか
- 語順を疑問文の形に変えていないか
関連する英熟語・定型表現も確認しよう
ほかのことわざや定型表現を場面別・アルファベット順に探したい方は、英熟語・定型表現の親記事も活用してください。表現を単独で覚えるだけでなく、似た意味の普通の英文と並べると、実際の会話で選びやすくなります。
まとめ
The course of true love never did run smooth は「真実の愛の道は平坦ではない」を表すことわざです。意味だけでなく、話し手の態度、使う相手、前後の状況まで含めて理解すると自然に使えます。まずは例文を音読し、次に自分の経験へ置き換えて一文作ってみましょう。難しければ「Love is not always easy.」のような簡単な英語で伝えれば十分です。
このことわざのテーマ別一覧
この表現と近い場面で使う英語のことわざは、人間関係・会話を表す英語のことわざ一覧でまとめて確認できます。全テーマから探す場合は、英語のことわざ一覧|意味・場面別50選もご覧ください。










