
You never know what you can do till you try は、日本語で「やってみるまで何ができるか分からない」という意味の英語のことわざです。短い訳だけを見ると分かった気になりやすい一方、実際の会話では、相手との関係、声の調子、使うタイミングによって印象が変わります。
この記事では、単語から意味を組み立てる考え方、ネイティブが感じるニュアンス、自然な語順、場面別の例文、似た表現との違いまで丁寧に確認します。最後には、このことわざがすぐ出てこないときに中学英語で言い換える「しゅみすけ式」も紹介します。
Contents
You never know what you can do till you tryの意味をひとことで
実際に挑戦する前から自分の能力や可能性を決めつけることはできない、という励ましです。what you can do は「あなたにできること」、till you try は「試してみるまで」を表します。
日本語訳は「やってみるまで何ができるか分からない」が基本ですが、一語ずつ固定して訳す必要はありません。会話では、前後の状況に合わせて「つまり、こういうことだよ」「結局は〜なんだ」と自然な日本語に置き換えるほうが意味をつかみやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
単語と文の形から理解する
You never know A till B は「BするまでAは決して分からない」。till は until とほぼ同じで、会話では少し軽快です。what you can do は疑問文ではないため、what can you do という倒置にはしません。
ことわざは文法的に少し古い形や、普通の文より省略の多い形を残していることがあります。それでも、主語・動詞・比較や修飾のまとまりに分ければ、意味は安定して理解できます。引用としてそのまま使う部分と、自分の普通の英文に応用できる部分を分けて覚えましょう。

ネイティブが感じるニュアンス
新しい仕事、料理、運動、学習などへの一歩を促す、明るく実用的な表現です。相手の不安を否定するのではなく、結果が未知だからこそ小さく試そう、という調子で使うと自然です。無謀な危険を勧める言葉ではありません。
大切なのは、ことわざが事実を説明するだけでなく、話し手の評価や態度も運ぶ点です。同じ英文でも、共感を込めれば励ましになり、笑いながら言えば軽い冗談になり、言い切る調子なら批判や皮肉にもなります。慣れないうちは、前に I know… や Sometimes…、後ろに but… を添えて自分の意図を明示すると誤解を減らせます。
どんな場面で使う?自然な例文
例文1:日常
Apply for the role—you never know what you can do till you try.
(その役職に応募してみて。やるまで自分に何ができるか分からないよ。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文2:仕事
I had never baked bread, but you never know what you can do till you try.
(パンを焼いたことはなかったが、挑戦するまでできることは分からない。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文3:会話
A: My English isn’t good enough. B: You never know till you try.
(A:私の英語では無理だよ。B:やってみるまで分からないよ。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文4:暮らし
Let’s take the beginner route. We’ll never know what we can do till we try.
(初心者向けの道を行こう。試すまで何ができるか分からない。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文5:学習
She joined the school play and discovered she loved acting.
(彼女は学校劇に参加し、演技が好きだと気づいた。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
例文6:応用
Start with a small test; you never know what you can do till you try.
(小さなテストから始めよう。やってみるまで可能性は分からない。)
この例では、ことわざを単独の決めぜりふとして置く場合と、前後の説明につないで使う場合の両方が分かります。まず状況を具体的に述べ、そのあとにことわざを添えると、聞き手は意図を取りやすくなります。
会話で使いやすくする3つの型
1.状況を述べてから一言でまとめる
いきなりことわざだけを言うより、何が起きたかを一文で示してから続けると自然です。聞き手は「なぜ今その言葉なのか」を理解できます。
2.A: / B: の返答として使う
相手の発言を受ける短い返答では、ことわざの印象が強くなります。親しい会話では便利ですが、仕事や初対面では、I think や Maybe を添えて断定を弱めてもよいでしょう。
3.ことわざを言ったあとに説明する
国際的な場では、全員が同じことわざを知っているとは限りません。ことわざのあとに簡単な英語で言い直せば、知識を見せるためではなく、意味を伝えるための会話になります。
似た表現との違い
Nothing ventured, nothing gained. はリスクを取らなければ利益もない、という損得の視点です。You won’t know unless you try. はほぼ同じ意味の現代的で短い言い方です。Give it a shot. は「試しにやってみて」という直接的な誘いです。
似た表現を選ぶときは、①励ますのか、②観察を述べるのか、③助言するのか、④冗談にするのか、を確認しましょう。意味の中心が似ていても、話し手の目的が違えば自然な選択も変わります。ことわざは印象が強いため、意味を直接述べる普通の英文のほうが適切な場面も少なくありません。
日本人が間違えやすいポイント
間接疑問の語順に注意し、what can you do ではなく what you can do とします。till を「〜する間ずっと」と訳さず、この文では「〜するまで」。また、医療・投資・危険な活動では、十分な情報や専門家の助言を無視して試す意味には使いません。
もう一つの注意点は、ことわざを会話のたびに使おうとしないことです。ネイティブも、すべてをことわざで話すわけではありません。文章の見出し、スピーチの締め、状況を短くまとめたい瞬間には効果的ですが、普段の会話では簡単な説明文のほうが自然なこともあります。
出てこない時の「しゅみすけ式」
このことわざを思い出せなければ、次のように言えば十分に通じます。
Try it. You may be able to do it.(やってみて。できるかもしれません)
難しい表現を正確に再現することより、主語と動詞をはっきり置き、自分が伝えたい結論を短く言うことが大切です。まず簡単な文で会話を続け、余裕があるときだけことわざを添えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
使う前のチェックリスト
- 相手を励ますのか、状況をまとめるのかが明確か
- 冗談や皮肉に聞こえてもよい関係性か
- 深刻な悩みを単純化していないか
- 必要なら簡単な説明を一文添えたか
- 語順を疑問文の形に変えていないか
関連する英熟語・定型表現も確認しよう
ほかのことわざや定型表現を場面別・アルファベット順に探したい方は、英熟語・定型表現の親記事も活用してください。表現を単独で覚えるだけでなく、似た意味の普通の英文と並べると、実際の会話で選びやすくなります。
まとめ
You never know what you can do till you try は「やってみるまで何ができるか分からない」を表すことわざです。意味だけでなく、話し手の態度、使う相手、前後の状況まで含めて理解すると自然に使えます。まずは例文を音読し、次に自分の経験へ置き換えて一文作ってみましょう。難しければ「Try it. You may be able to do it.」のような簡単な英語で伝えれば十分です。
このことわざのテーマ別一覧
この表現と近い場面で使う英語のことわざは、努力・挑戦・行動を表す英語のことわざ一覧でまとめて確認できます。全テーマから探す場合は、英語のことわざ一覧|意味・場面別50選もご覧ください。










