「後先を考える」は英語で?think about the consequences・think ahead・consider what happens nextの違い

「後先を考える」の英語表現と使い分けを示すアイキャッチ

「後先を考える」を英語で自然に伝えるには、場面に応じてthink about the consequencesthink aheadconsider what happens nextなどを使い分けます。どれも日本語訳は近いものの、焦点は同じではありません。この記事では、発言・行動・買い物の場面を中心に、語順・目的語・フォーマル度・簡単な言い換えまで整理します。

先に結論:基本は「think about the consequences」。think aheadは別の角度や姿勢を強調し、consider what happens nextは説明的で具体的です。行動したあとの結果まで想像するときに使います。

「後先を考える」の基本表現

think about the consequences

最も直接的で会話にも仕事にも使いやすい表現です。主語の後ろに置き、必要なら対象や状況を続けます。命令文では主語を省き、相手へ考え方を促せます。抽象的な名詞だけを並べるより、何について判断するのかを具体化すると自然です。

Think about the consequences before you post that comment.
そのコメントを投稿する前に後先を考えて。

think ahead

こちらはthink about the consequencesと近い一方、考え方の姿勢や視点に重点があります。日常会話でも使えますが、提案、会議、助言のように「別の見方を選ぶ」場面で特に便利です。

We need to think ahead and reserve a backup venue.
先を考えて予備会場を押さえる必要があります。

consider what happens next

何を考慮するのかを明示する説明的な表現です。報告書、企画書、会議など、根拠や対象をはっきり示したい場面に合います。長くなっても誤解が少ないため、専門語がすぐ出ないときの言い換えにも向いています。

Consider what happens next if the supplier says no.
仕入先に断られた場合、その次に何が起こるか考えましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語だけを見て英単語を一つに決めるより、「何を」「どこまで」考えるのかを先に整理すると、自然な表現を選びやすくなります。
「後先を考える」を表す英語表現の違いを比較した解説図

3表現の違いを比べる

表現 中心の意味 向いている場面 調子
think about the consequences 行動したあとの結果まで想像する 会話・一般的な仕事 自然で直接的
think ahead 考え方や視点を選ぶ 助言・方針・話し合い やや印象的
consider what happens next 対象や理由を具体的に示す 報告・分析・説明 明確でややフォーマル

表現を置き換えられる例もありますが、常に同じではありません。短く行動を促すならthink about the consequences、姿勢を変えてほしいならthink ahead、検討対象を誤解なく示すならconsider what happens nextが基本です。

語順・目的語・文法のポイント

think about the consequencesとthink aheadは、文脈によって後ろに対象を直接置く形、about・of・forなどを使う形、that節を続ける形があります。一方、consider what happens nextは意味の中心となる名詞を後ろに置くのが基本です。日本語の「〜について」をすべてaboutにしないことが大切です。

  • 主語+動詞表現+対象:誰が何を考えるかを示す
  • 命令文:会話で助言や注意を与える
  • Let’s+動詞:一緒に検討する柔らかい提案
  • We need to+動詞:仕事で必要性を明確にする

He acted without thinking about the consequences.
彼は後先を考えずに行動しました。

日常会話と仕事での使い分け

日常会話

家族や友人との会話では、短い基本表現が自然です。強く注意するときは命令文になりますが、責める響きを避けたいならMaybe we should…やLet’s…を使います。

Let’s take a moment and think about the consequences.
少し時間を取り、後先を考えるましょう。

仕事・会議

仕事では、結論だけでなく対象や理由を添えます。個人を責める形ではなく、We need to…、The team should…、It may help to…を使うと協力的です。

We discussed how to think about the consequences in today’s meeting.
今日の会議では後先を考える方法を話し合いました。

Please think about the consequences before making the final decision.
最終判断をする前に後先を考えるようにしてください。

フォーマル度とニュアンス

think about the consequencesは幅広く中立的です。think aheadは会話でも文書でも使えますが、比喩的または姿勢を表す響きが出る場合があります。consider what happens nextは意味を細かく限定しやすく、フォーマルな説明にもなじみます。大切なのは難しい語を選ぶことではなく、聞き手が判断の対象を理解できることです。

自然な例文

We discussed how to think about the consequences in today’s meeting.
今日の会議では後先を考える方法を話し合いました。

Please think about the consequences before making the final decision.
最終判断をする前に後先を考えるようにしてください。

Her manager asked the team to think ahead.
上司はチームに後先を考えるよう求めました。

It helps to consider what happens next when the situation changes.
状況が変わるときは後先を考えることが役立ちます。

Let’s take a moment and think about the consequences.
少し時間を取り、後先を考えるましょう。

They explained why they chose to think ahead.
彼らはなぜ後先を考えることにしたのか説明しました。

日本人が間違えやすいポイント

日本語の語順をそのまま移さない

日本語では目的語を省略できますが、英語では何について話しているかを補う必要があります。前の文で対象が明らかならitやthisを使い、初めて出す情報なら具体的な名詞を置きましょう。

難しい名詞だけで固くしない

抽象名詞を重ねると、正しくても読みづらくなります。動詞を中心にし、必要ならbecause、if、whenで理由や条件を別の節に分けると伝わりやすくなります。

似た表現を機械的に交換しない

think about the consequences、think ahead、consider what happens nextは重なる場面がありますが、注目点が違います。英文を作ったあと、「考え方」「対象」「結果」のどれを強調したいかを確認してください。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

専用表現が出てこないときは、①状況を述べる、②分からない点を言う、③次にすることを説明する、の3段階に分けます。基本動詞のthink、look、check、change、use、makeだけでも十分です。

Think about what may happen after you do it.
行動したあとの結果まで想像することを、簡単な英文で説明しています。

First, let’s look at what we know. Then we can decide what to do.
まず分かっていることを確認しましょう。それから何をするか決められます。

We may need to change the plan after we get more information.
情報が増えたら計画を変える必要があるかもしれません。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい表現を思い出そうとして黙るより、短い文を二つに分けて「今わかること」と「次にすること」を言うほうが、会話ではしっかり伝わります。

関連表現

  • think about:広く「〜について考える」
  • consider:選択や判断の材料として検討する
  • check:情報や条件を確認する
  • decide:検討後に決める

思考・判断を表す動詞全体は、考える・理解する・判断する英語表現一覧も参考にしてください。英語起点の記事では個々の語の構造を扱い、この記事では日本語「後先を考える」から場面別に選ぶことを中心にしています。

まとめ

「後先を考える」の基本はthink about the consequencesです。姿勢や視点を強調するならthink ahead、対象を具体的に説明するならconsider what happens nextを選びます。専用表現が出なくても、Think about what may happen after you do it.のように結果や目的を短い文で説明できます。日本語の一語に英語を固定せず、誰が何をどこまで考える場面かで選びましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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