
「稟議を差し戻す」は英語で、send the request back、return it for revision、reject the requestなどを使います。結論として、最も一般的なのはsend the request backですが、正式さや作業範囲によって表現が変わります。
この記事では、仕事ですぐ使える例文、語順、前置詞、フォーマル度、日本人が間違えやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。
Contents
「稟議を差し戻す」の英語を比較
| 表現 | 中心的な意味 |
|---|---|
| send the request back | 申請を申請者へ戻す中立表現 |
| return it for revision | 修正のため正式に差し戻す |
| reject the request | 申請自体を却下する |

しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現を場面別に使い分ける
send the request back
send the request backは、申請を申請者へ戻す中立表現ときに使います。「稟議を差し戻す」を機械的に一語へ置き換えず、作業の段階と相手に求める行動から選びます。
I sent the approval request back with comments.
コメントを付けて稟議を差し戻しました。
メールでは対象、理由、期限を続けると実務的です。口頭ではこの例文を短く使い、必要な背景を後から補えます。
return it for revision
return it for revisionは、修正のため正式に差し戻すときに使います。「稟議を差し戻す」を機械的に一語へ置き換えず、作業の段階と相手に求める行動から選びます。
The form was returned for revision.
書類は修正のため差し戻されました。
メールでは対象、理由、期限を続けると実務的です。口頭ではこの例文を短く使い、必要な背景を後から補えます。
reject the request
reject the requestは、申請自体を却下するときに使います。「稟議を差し戻す」を機械的に一語へ置き換えず、作業の段階と相手に求める行動から選びます。
The manager rejected the request.
上司は申請を却下しました。
メールでは対象、理由、期限を続けると実務的です。口頭ではこの例文を短く使い、必要な背景を後から補えます。
語順・目的語・前置詞
send A back to B、return A for revision、reject Aです。差し戻しと却下は異なるため、修正後の再申請が可能ならrejectを避けます。
英語では対象を省略すると、何を確認・承認・変更するのかが曖昧になります。動詞だけで覚えず、目的語と前置詞を含む短いかたまりで覚えてください。人と内容の両方が必要な表現では、その位置も例文単位で確認します。
会議で使うとき
会議で提案するなら Let’s …、相談なら Could we …?、必要性なら We need to … が便利です。決定事項には担当者、期限、完了条件を添えます。承認や録音など権限・同意が関係する行動は、実行前に許可を明示的に確認します。
メールで使うとき
メールでは結論を先にし、その後に理由、希望する対応、期限を書きます。依頼には Could you please …?、完了報告には I’ve …、今後の対応には I’ll … が使えます。複数の依頼は一文に詰め込まず、短い文や箇条書きへ分けましょう。
フォーマル度とニュアンス
社内チャットでは短い基本表現が自然ですが、社外文書や正式な申請では、対象と手順が明確な語を選びます。難しい単語を使うことより、誰が何をいつまでに行うかを明示することが重要です。相手のミスを責めず、現在の状態と必要な修正を分けて伝えると柔らかくなります。
自動詞・他動詞を意識する
仕事英語では、動詞の後ろへ直接目的語を置く他動詞と、with、to、on、forなどが必要な形を区別します。日本語では助詞で関係を示せますが、英語では前置詞が意味を決めます。迷ったら辞書の見出し語だけでなく、実際の例文と目的語を確認してください。
日本人が間違えやすいポイント
日本語の「確認」「決裁」「回覧」「差し戻し」は意味の範囲が広いため、一つの英単語へ固定できません。たとえば確認作業と承認行為は別です。また、社内用語をローマ字的に組み立てても海外の相手には伝わりません。相手が次に行う動作を具体的な基本語へ直すのが安全です。
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
専門語が出てこないときは、「今の状態」と「次に必要なこと」の二文に分けます。make、check、ask、send、put、getなどの基本語で十分です。
I sent the approval request back with comments.
コメントを付けて稟議を差し戻しました。
Please check this first. Then tell me what we should do next.
まずこれを確認してください。それから次に何をするべきか教えてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面を分解して考える
自分が行う場合
すでに完了した報告なら過去形または現在完了、これから行う対応なら I’ll を使います。主語を省略せず、自分、チーム、責任者、システムの誰が動くかを示します。
相手へ依頼する場合
Can you は日常的な依頼、Could you は少し丁寧な依頼です。決定権が相手にある場合は Would it be possible to …? とすれば、押しつけずに相談できます。
チームで決める場合
Let’s は共同作業の提案に向いています。まだ決定前なら could、may、mightで可能性を示し、確定後は will や have decided to で曖昧さをなくします。
理由・期限・次の行動を加える
理由には because of、due to、to avoid、期限には by、until、withinを使います。by Fridayは金曜日までに完了、until Fridayは金曜日まで状態が継続する意味です。依頼の最後に owner、deadline、next stepを示すと、読み手が迷いません。
送信前には、対象が具体的か、変更前後が分かるか、権限や共有範囲が適切かを確認します。資料なら版番号、申請なら承認者、会議なら参加者の同意も見直してください。
短いメール・会話例
I’m writing to confirm the next step. Please check the details below and let me know if anything needs to be changed.
次の手順を確認するためご連絡します。以下の詳細を確認し、変更が必要ならお知らせください。
A: Can we confirm what happens next?
A:次にどうするか確認できますか。
B: Yes. I’ll check the details and update everyone today.
B:はい。詳細を確認し、本日中に全員へ共有します。
よくある質問
一番無難な表現は?
send the request backが最も標準的です。ただし、修正のため正式に差し戻す場合は二つ目が合います。
短い英語でも失礼になりませんか?
理由と次の行動が明確なら、短くても失礼ではありません。Could youやPleaseを使い、期限を具体的にします。
日常会話でも使えますか?
基本表現は使えますが、承認手順など仕事固有の語は場面を選びます。日常ではcheck、ask、sendなどの言い換えが自然です。
差し戻し時の実務チェック
稟議を差し戻すときは、却下なのか、修正後に再申請できるのかを区別します。send back や return for revision は修正を求めて戻す表現です。reject は申請そのものを認めない響きが強いため、軽い不備の修正だけなら避けるほうが安全です。
理由は “because it needs a cost breakdown” のように具体的にし、再提出期限も添えます。“Please revise section 3 and resubmit it by Tuesday.” と書けば、次の行動が明確です。差し戻した事実だけでなく、修正箇所、担当者、再申請方法をまとめて伝えると、不要な往復を減らせます。
差し戻しと再申請を記録する
差し戻し後は、元の申請と修正版を混同しないように版を分けます。“This is the revised version of the request.” と明示し、変更した項目を箇条書きにすると再確認が速くなります。差し戻し理由に不明点があれば、修正を始める前に質問しましょう。再申請した時刻と承認待ちの相手も記録すれば、進捗を追いやすくなります。
関連する仕事英語
仕事・会議・組織で使う英語動詞一覧と、「議事録を共有する」の英語も参考にしてください。
英語表現を選ぶときは、社内で使われている用語だけに頼らず、相手に求める行動が伝わるかを読み返してください。短い文でも、対象・担当者・期限を具体的にすれば、誤解の少ない仕事の連絡になります。
まとめ
「稟議を差し戻す」は、send the request back、return it for revision、reject the requestを目的で使い分けます。迷ったら、現状と次の行動を基本語の二文に分けて伝えましょう。










