
Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の意味を一言でいうと、「よい結果は欲しいが、そのための代償は払いたくない」です。この記事では、直訳だけでは見えにくいニュアンス、語句と文法、自然に使える場面、似た表現との違いまで、例文を通して丁寧に解説します。
Contents
- 1 Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の意味
- 2 なぜこの意味になる?語句と文法を分解
- 3 ネイティブが感じるニュアンスと自然な場面
- 4 Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の自然な例文
- 5 会話での使い方:ことわざだけで終わらせない
- 6 似た表現との違い
- 7 日本人が間違えやすいポイント
- 8 出てこない時の「しゅみすけ式」
- 9 練習方法:自分の場面に置き換える
- 10 Everybody wants to go to heaven but nobody wants to dieについてよくある疑問
- 11 まとめ
Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の意味
直訳は「誰もが天国へ行きたがるが、誰も死にたがらない」。魅力的な結果や報酬を望みながら、そこへ至るために避けられない負担・危険・犠牲は避けたいという人間の矛盾を、宗教的なイメージで皮肉る表現です。文字どおり死を論じるより、努力なしで成功だけ欲しがる状況に比喩的に使われます。
日本語訳は場面に応じて少し変わります。大切なのは単語を一対一で置き換えることではなく、この表現を言う人が相手にどんな見方を促しているかをつかむことです。ことわざは長い説明を短い一文に圧縮したものなので、文字どおりの意味と会話上のメッセージを分けて考えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?語句と文法を分解
Everybody wants to … と nobody wants to … を but で対照させます。everybody は文法上単数扱いなので wants。heaven は通常無冠詞で go to heaven、die は自動詞です。二つの絶対語 everybody / nobody が誇張とリズムを作ります。
ことわざは基本的に定型のまま使う
主語や単語を自由に入れ替える一般文とは違い、ことわざは聞き覚えのある語順そのものが意味を支えます。引用するなら Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の形を保つのが基本です。文中では As the saying goes, …(ことわざにもあるように)や There’s an old saying: …(昔からこんなことわざがある)を前に置けます。
発音は一語ずつではなく意味の塊で
長い表現でも、すべてを同じ強さで読まず、内容語を中心にリズムを作ります。まず意味のまとまりごとに区切り、ゆっくり音読し、その後に一息で言える範囲を広げると自然です。会話では暗唱を披露するより、状況を一文で説明した後にことわざを添える方が伝わります。

ネイティブが感じるニュアンスと自然な場面
昇進したいが責任は増やしたくない、健康になりたいが習慣を変えたくない、改革したいが費用を負担したくない、といった場面です。少し辛口で、相手の苦労を軽く扱う危険があります。親しい会話や一般論で慎重に使います。
言う前に確認したいこと
死別、病気、自殺、信仰に関わる繊細な会話では避けるのが安全です。また必要な代償が不公平な場合まで「努力不足」と片づけてはいけません。
ことわざは結論を強く、きれいに聞かせる力があります。その分、相手の事情を知らないまま使うと、複雑な問題を単純化したり、上から教訓を与えたりする響きにもなります。「自分たちの状況を振り返る」「軽い冗談として共有する」「昔の考え方を説明する」のどれなのかを意識すると安全です。
Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die の自然な例文
例文1:日常会話
Everyone wants faster service, but nobody wants to fund it.
皆サービスの高速化は望むが、その費用は負担したくない。
例文2:仕事
He wants the promotion without the extra responsibility.
彼は責任を増やさず昇進だけを望んでいる。
例文3:旅行・暮らし
Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die, as the saying goes.
ことわざどおり、よい結果は欲しくても代償は払いたくないものだ。
例文4:人間関係
We want a cleaner city, but are we willing to change our habits?
きれいな街を望むが、習慣を変える覚悟はあるだろうか。
例文5:学習
Don’t use this saying when someone is grieving.
誰かが悲嘆に暮れている時、この表現を使わないで。
例文6:注意点
Let’s discuss whether the sacrifice is actually fair.
その負担が本当に公平かも話し合おう。
会話での使い方:ことわざだけで終わらせない
自然な会話では、先に具体的な事実を述べ、その後でことわざをコメントとして添える形が使いやすいです。たとえば「何が起きたか」→「自分はどう考えるか」→「ことわざ」という順番なら、聞き手は意図を誤解しにくくなります。逆に、相手が困っている時にことわざだけを返すと、気持ちを受け止めず説教しているように聞こえることがあります。
As the saying goes を使う
As the saying goes, “Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die.”
「ことわざにもあるように、よい結果は欲しいが、そのための代償は払いたくない」
自分の判断として柔らかくする
I think this is one of those “Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die” situations.
「これはまさに『よい結果は欲しいが、そのための代償は払いたくない』という状況だと思う」
似た表現との違い
- No pain, no gain. — 苦労なくして成果なし。短く励ます方向が強い。
- You can’t have your cake and eat it too. — 両立できない二つを同時に望む矛盾。努力と結果に限定しない。
- There’s no such thing as a free lunch. — 利益には何らかの費用がある。経済的・現実的な響き。
似た表現は日本語訳が重なっても、焦点、強さ、使う時点が違います。どれが一番有名かではなく、目の前の状況で何を言いたいかから選びましょう。定型表現をさらに学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事も参照してください。
日本人が間違えやすいポイント
日本語のことわざをそのまま当てはめない
日本語に近い教訓があっても、文化的な連想や語調まで完全一致するとは限りません。まず英語表現が置かれた場面を理解し、自然な日本語訳はその後で選びます。
正しい教訓でも相手に言うべきとは限らない
文法的に正しくても、悲しみ、病気、貧困、信仰、失敗の直後などでは配慮が優先です。英語力とは難しい表現を言い切る力だけでなく、簡単な言葉へ切り替える判断力でもあります。
絶対的な法則として扱わない
ことわざの多くは経験則、比喩、皮肉、ゲン担ぎです。always や definitely を勝手に足して科学的な事実のように説明しないでください。例外を認めながら会話の視点として使うと、押しつけが弱まります。
出てこない時の「しゅみすけ式」
このことわざがすぐ出てこなければ、次の簡単な英語で十分です。
Everyone wants the result, but no one wants the hard part.(みんな結果は欲しいけれど、大変な部分はやりたくない)
難しい定型表現は、聞いた時に理解できればまず合格です。自分から話す時は、主語+基本動詞+短い補足に分けます。相手に合わせて because や but で理由を一つ足せば、ことわざを正確に思い出せなくても意図はむしろ明確になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
練習方法:自分の場面に置き換える
まず自分の経験から、このことわざが合う場面を一つ、合わない場面を一つ考えます。次に①事実を簡単な英語で言う、②しゅみすけ式で考えを伝える、③最後にことわざを引用する、という三段階で声に出してください。合わない場面も考えることで、意味だけでなく語用上の境界が身につきます。
また、例文の人物や目的語だけを変える練習も有効です。ただしことわざ本体の語順は変えません。翌日に日本語を見ず一文だけ再現し、出てこなければ簡単な言い換えへ切り替えましょう。「思い出せない=話せない」にしないことが継続のコツです。
Everybody wants to go to heaven but nobody wants to dieについてよくある疑問
自分から会話で使っても自然?
かなり長く辛口なので、一般論や親しい間柄の軽い皮肉に向きます。仕事では簡単な言い換えが明確です。 まず具体的な状況を説明してから As the saying goes を添えれば、突然格言を言い渡す感じを減らせます。聞いて理解する力と、自分から頻繁に使うことは別なので、無理に会話へ入れなくても大丈夫です。
文字どおり・絶対の意味に受け取る?
文脈で比喩だと分かる場合が多いですが、死や信仰が敏感な場では使用を避けます。 ことわざは複雑な経験を短く強く表す道具です。例外や相手の事情を認め、必要なら may、sometimes、I think などを周囲の説明に使って、断定を和らげましょう。
まとめ
- Everybody wants to go to heaven but nobody wants to die は「よい結果は欲しいが、そのための代償は払いたくない」という意味
- 直訳は「誰もが天国へ行きたがるが、誰も死にたがらない」
- ことわざは定型の語順を保ち、具体的な状況説明と一緒に使う
- 相手の事情や表現の文化的な響きに配慮する
- 出てこない時は Everyone wants the result, but no one wants the hard part. のように直接伝える
意味を知るだけでなく、「どんな時なら役立ち、どんな時には言わない方がよいか」まで理解できれば、この表現を読んだり聞いたりした時にも落ち着いて判断できます。










