
Faith moves mountainsは、ひとことで言うと「強い信念は、大きな困難を乗り越える力になる」という意味です。山を動かすほど不可能に見えることでも、信じ続ける力があれば前へ進めるという、聖書由来の比喩です。
この記事では、意味の仕組み、ニュアンス、語順、自然な例文、似た表現との違い、日本人が注意したい点、簡単な言い換えまで解説します。
Contents
Faith moves mountainsの意味
基本訳は「強い信念は、大きな困難を乗り越える力になる」です。ことわざは情景を使って判断や教訓を圧縮します。単語を一対一で訳すだけでなく、誰が何をし、その結果どんな判断になるかを捉えましょう。
英語で平易に説明するなら、Strong belief can help us face big problems. が中心です。この説明なら、ことわざを知らない相手にも意図が伝わります。
なぜこの意味になる?単語と比喩
| faith | 信仰・信念・信頼 |
|---|---|
| moves | 動かす |
| mountains | 巨大で動かせない困難の比喩 |
まず文字どおりの光景を想像し、次に人間関係や仕事へ移します。具体的な絵と抽象的な教訓の橋渡しができれば、丸暗記に頼らず意味を推測できます。

しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じるニュアンス
力強く励ます表現で、宗教的な信仰にも、目標への確信にも使われます。現代の一般会話ではbeliefやdeterminationの比喩として理解されることも多いですが、宗教的背景を大切にする相手もいます。また、信じるだけで物理的・社会的制約が消えると断定しない配慮が必要です。
ことわざは中立的な事実ではなく、話し手の評価や助言を含みます。相手の事情を聞かずに置くと、皮肉や説教に聞こえることがあります。具体的な事実や共感を先に示し、そのあとに引用すると自然です。
よく使う形・語順・文法
基本は完成形のFaith moves mountains.を保ちます。引用として導入するなら、As the saying goes, “Faith moves mountains.”(ことわざにもあるように)や、It reminds me of the saying, “Faith moves mountains.”(このことわざを思い出します)が使えます。
冠詞、所有格、単数複数を自由に変えると定型表現として伝わりにくくなります。自信がなければ完成形を引用し、直後に簡単な英語を足しましょう。会話ではことわざの前に状況、後ろに次の行動を置くと実用的です。
場面別の自然な例文
例文1
The community rebuilt the library because faith moves mountains.
地域は図書館を再建しました。強い信念が大きな困難を動かします。
例文2
She kept studying after several failed attempts.
彼女は何度失敗しても勉強を続けました。
例文3
Faith moves mountains, but we still need a realistic plan.
信念は困難を動かしますが、現実的な計画も必要です。
例文4
Their belief in the project helped them survive the difficult first year.
プロジェクトへの信念が苦しい初年度を乗り切る助けになりました。
例文5
I admire your faith, but please don’t refuse professional help.
信念を尊敬しますが、専門的な助けを拒まないでください。
例文6
Small daily actions can turn belief into progress.
毎日の小さな行動が信念を前進へ変えます。
例文のように、ことわざだけで結論を押しつけず、前後に何が起きたか、次に何をするかを加えます。相手が知らない表現でも文脈から理解できます。
似た表現との違い
| 表現 | 違い |
|---|---|
| Where there’s a will, there’s a way. | 意志があれば方法が見つかる、より世俗的。 |
| Believe in yourself. | 自分を信じて、という直接的な励まし。 |
| Hope is not a strategy. | 希望だけでは計画にならない、という対比。 |
似た表現は同じ方向を向いていても、焦点や強さが違います。格言らしい響きが不要なら、意味を直接伝える文を選ぶ方が自然です。
日本人が間違えやすいポイント
mountainsは実際の山を超能力で移すという意味ではありません。faithを根拠のない楽観と同一視せず、行動を支える信念と捉えます。単数のFaith moves a mountainより複数形mountainsが定型です。病気や困難を乗り越えられない人に信仰不足を責める使い方は不適切です。
難しいことわざを使うこと自体がネイティブらしさではありません。相手と場面に合う言葉を選び、人物評価に関わる表現は特に慎重に扱います。
この表現を使う判断ポイント
励ましとしては、信念と行動をセットで伝えるのが実践的です。I believe we can do this. Let’s decide the first step.なら、精神論だけで終わりません。
冗談、皮肉、励ましのどれとして言うかを自分で確認しましょう。重大な決定、健康、安全、契約では、比喩だけで済ませず事実と条件を明記してください。
出てこない時の「しゅみすけ式」簡単英語
ことわざがすぐに出なくても、次の基本英語で十分です。
- Strong belief can help us face big problems.
- Keep believing and keep taking action.
- This is difficult, but we can work through it.
最初に短い主語と動詞で結論を言い、becauseで理由を足します。比喩や難しい単語を再現するより、相手が一度で理解できる説明を優先しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で練習
A: Does this situation fit the proverb?
B: Yes. Faith moves mountains.
A: I see. Keep believing and keep taking action.
自分で練習するときは、仕事、家庭、旅行、買い物など身近な出来事へ置き換え、三行目に次の行動を入れてみましょう。
よくある質問
そのまま日常会話で使えますか?
意味は伝わっても、古風さや文化的な含みがあります。As the saying goesを付けるか、簡単な説明を続けると安全です。
仕事でも使えますか?
親しい社内会話やスピーチでは使えます。正式なメールや重大な判断では、ことわざのあとに具体的な事実、担当、期限を明記します。
自分から言わなくても覚える価値はありますか?
あります。本、映画、ニュース見出し、スピーチでは古いことわざも引用されます。見た瞬間に話し手の意図を理解できれば十分実用的です。
信念と行動を自分の会話へつなげる
このことわざを使えるか判断するときは、まず難しい目標へ小さな一歩を積み重ねる場面を想像します。次に、ことわざがなくても説明できるよう、起きた事実を一文、話し手の判断を一文、次の行動を一文に分けます。格言だけを置くより、誰が聞いても同じ状況を思い浮かべられます。
確認したいのは「信じられない人や助けを求める人を責めていないか」という点です。ことわざには長い歴史がある一方、人物を決めつける言葉、性別を一般化する言葉、健康や安全を軽く扱う響きが残る場合があります。古い表現を知識として理解することと、現代の相手へそのまま投げることは別です。迷う場面では、評価語を減らして観察した事実から話します。
三段階で簡単に言い換える
第一段階は事実です。誰が何をしたか、何が繰り返されたかを短く言います。第二段階は影響です。自分やチームがどう感じ、何に困っているかをIやweを主語にして伝えます。第三段階は提案です。確認、休憩、再発防止、具体的な一歩など、次にできる行動へつなぎます。この順番なら、ことわざを知らない相手にも会話の目的が明確です。
たとえば、I believe we can make progress. Let’s choose one realistic step and ask for help when we need it. と言えます。難しい単語を使わず、表現が持つ教訓を現実の判断へ変えています。
音読・作文の練習方法
まずことわざを一度音読し、次に自分の言葉で意味を十秒以内に説明します。そのあと、今日あった出来事を一つ選び、This reminds me of the saying…で引用してみましょう。最後に同じ内容をことわざなしで言い直します。引用形と簡単英語の両方を練習すると、聞いて理解する力と、自分で確実に伝える力を同時に伸ばせます。
まとめ
Faith moves mountainsは「強い信念は、大きな困難を乗り越える力になる」を表します。文字どおりの情景、単語の役割、相手に伝わる評価の順に理解しましょう。使うときは具体的な文脈を先に置き、難しければしゅみすけ式の簡単英語へ切り替えます。
ほかの表現は英語のことわざ一覧、熟語・定型表現は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。










