
First things first は、ひと言でいうと「まず大事なことから/順序を守ろう」という意味です。ただし、日本語訳だけを暗記すると、強さや使う場面を間違えやすい表現でもあります。この記事では、なぜその意味になるのか、会話でどう響くのか、似た表現とどう使い分けるのかまで整理します。
Contents
First things firstの意味
基本の意味
細部や次の段階へ急ぐ前に、最優先の用事や前提条件を先に処理するという短い合図を表します。ことわざは事実を文字どおり説明する文ではなく、具体的な情景を借りて判断や経験を短く共有するものです。そのため、訳語より「どんな状況を見て、この一言を添えるのか」を覚える方が実際の会話で役立ちます。
日本語にするときの幅
文脈によって「まず大事なことから/順序を守ろう」「状況をよく見よう」「同じ失敗を避けよう」など、少し説明的に訳す方が自然です。ことわざらしい日本語へ無理に置き換える必要はありません。話者が忠告しているのか、皮肉を言っているのか、経験を振り返っているのかを先に判断しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?語句から理解
表現が描く情景
first things は「最初に扱うべき事柄」。同じ first を繰り返すことで、優先順位を簡潔に強調するです。この情景を一枚の絵として覚えると、単語を一語ずつ日本語へ置き換えるより忘れにくくなります。
文法と語順
独立した間投詞のように First things first, … と文頭で使う。First thing first と単数にしないのが標準。ことわざでは現在形や will が、今回だけの出来事ではなく一般的な傾向を表すことがあります。また、冠詞や所有格まで固定していることが多いため、自分で語順を組み替えず、まず一まとまりで覚えるのが安全です。

ネイティブが感じるニュアンス
自然に聞こえる場面
日常会話でも仕事でも非常に自然。命令的に響く場合があるため、Let’s put first things first. とすると協力的になる。英語圏の全員が日常的にことわざを多用するわけではありません。ぴったりの状況で短く使えば印象的ですが、何度も使うと説教調、芝居がかった響きになることがあります。
言わない方がよい場面
相手が深刻に落ち込んでいる最中、責任関係がまだ分からない事故、文化背景の違う人が集まる場では、ことわざだけで結論を出さない方が安全です。まず具体的な事実や気持ちを普通の英語で伝え、その後に補足として添えましょう。
First things firstの自然な例文
例文1:日常会話
First things first: is everyone safe?
「まず何より、全員無事ですか。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
例文2:仕事
Let’s book the flights before choosing restaurants.
「レストランを選ぶ前に、まず航空券を予約しましょう。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
例文3:人間関係
First things first, we need to define the problem.
「まず最初に、問題を定義する必要があります。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
例文4:旅行・暮らし
Before decorating, finish the repairs.
「飾り付けの前に、修理を終えましょう。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
例文5:判断・学習
I know you want details, but first things first.
「詳しい話を聞きたいのは分かりますが、まず大事なことからです。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
例文6:会話での注意
Pay the rent, then plan the weekend.
「家賃を払ってから、週末の計画を立てましょう。」
この例では、ことわざをそのまま置く場合と、その意味を普通の文で伝える場合の両方を意識できます。前後に具体的な状況を置くと、聞き手は抽象的な教訓を押しつけられたと感じにくくなります。
会話で使うための型
観察+ことわざ
I can see what’s happening here. First things first.
先に観察を述べてからことわざを置く型です。聞き手が状況を共有しているときに使いやすく、唐突な格言に聞こえるのを防げます。
ことわざ+具体的な提案
First things first. So let’s look at the practical next step.
「まず大事なことから/順序を守ろう。では、現実的な次の一手を考えましょう」
ことわざで終わらず、提案や確認へ進む型です。仕事では特に、教訓より行動を明確にする方が建設的です。
似た表現との違い
近い英語表現との比較
one thing at a time は同時進行を避けること。prioritize は優先順位を付けるという動作。First things first は「今、最初の一歩へ戻ろう」という会話上の合図。同じ日本語訳になっても、焦点が「原因」「結果」「態度」「周期」のどこにあるかで表現は変わります。辞書の訳が同じだから交換可能、と考えないようにしましょう。
最も無難な言い方
初対面、国際チーム、接客などでは、比喩の少ない直接的な説明が最も確実です。ことわざを知っていることと、常にことわざを使うことは別です。短い基本文で意図が伝われば、それは十分に良い英語です。
日本人が間違えやすいポイント
直訳だけで場面を決める
日本語の似た格言と完全一致すると考えると、英語側の古さ、皮肉、強さを見落とします。発言の前に「この一言は相手を励ますのか、批判するのか、距離を取って分析するのか」を確認してください。
説明なしで突然使う
英語学習者同士の会話では、ことわざが通じないことも普通です。In other words, … を続けて意味を一文で言えるようにしておくと、知識が実用的な会話力になります。
一部の単語を勝手に変える
定型表現は自然な語順そのものが価値です。主語や時制を変えられる普通の文と違い、ことわざは引用に近いまとまりとして扱います。まず標準形を正確に覚えましょう。
出てこない時の「しゅみすけ式」
中学英語で直接伝える
Let’s do the most important thing first. / We need to handle this before anything else.
難しい語句を思い出す必要はありません。「誰が」「何をする」「その結果どうなる」を基本動詞で順番に言えば、同じ内容を十分伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
覚え方と練習方法
自分の経験を一つ結びつける
過去の仕事、旅行、買い物、人間関係から、このことわざに合う場面を一つ選び、三文で説明します。1文目は状況、2文目は変化、3文目は教訓にすると、抽象表現が自分の言葉になります。
ことわざ版と簡単版を交互に言う
まず First things first と言い、次に Let’s do the most important thing first. と言い換えます。逆方向にも練習すると、聞いて理解する力と、自分で説明する力の両方が育ちます。
よくある質問
日常会話でよく使いますか?
頻度は人、地域、世代によります。理解語彙として知る価値はありますが、自分が毎日使う必要はありません。場面がぴったりで、聞き手にも伝わりそうなときだけ使えば十分です。
仕事のメールに書けますか?
親しいチーム内なら可能ですが、正式な報告では具体的な原因、影響、提案を書く方が明確です。見出しや締めの一言として使い、その直後に平易な説明を添える方法が安全です。
発音より何を優先すべきですか?
まず意味の区切りと強調です。内容語を少し強く、機能語を軽く読みます。ただし、速さより正しい語順を優先してください。一息で言えなくても、意味のまとまりで区切れば自然です。
まとめ
First things first は「まず大事なことから/順序を守ろう」を表すことわざです。語句が描く情景、話者の態度、使う場面をセットで理解すると、訳語だけの暗記から抜け出せます。自分で使うときは、相手との関係と表現の強さを確認し、必要なら簡単な英語で説明を続けましょう。
ほかの完成した定型表現は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。










