
「話が矛盾する」を英語にするとき、一語の直訳だけでは場面に合わないことがあります。思考の過程、判断の結果、相手への伝え方のどこに焦点を置くかで自然な表現が変わるためです。
先に結論です。contradict ~、be inconsistent with ~、not match ~を場面に応じて使い分けます。
この記事では意味の違い、日常と仕事での響き、自動詞・他動詞、目的語・前置詞・語順、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「話が矛盾する」の英語を比較
| 表現 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| contradict ~ | ~と矛盾する | This statement contradicts what he said earlier. この発言は彼が先ほど言ったことと矛盾します。 |
| be inconsistent with ~ | ~と整合しない | The explanation is inconsistent with the records. その説明は記録と矛盾しています。 |
| not match ~ | ~と一致しない | Her account does not match the timeline. 彼女の話は時系列と一致しません。 |
contradict は他動詞、be inconsistent with は状態、not match は平易な不一致です。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別に見る3つの表現
1.contradict ~
~と矛盾するという場面で使います。日本語訳だけで覚えず、何を主語にし、後ろにどの対象を置くかまで確認しましょう。
This statement contradicts what he said earlier.
この発言は彼が先ほど言ったことと矛盾します。
この表現は、三つの候補の中でも焦点がはっきりしています。相手への強さを調整したいときは、may、seem、I think などを添えると自然です。
2.be inconsistent with ~
~と整合しないという場面で使います。日本語訳だけで覚えず、何を主語にし、後ろにどの対象を置くかまで確認しましょう。
The explanation is inconsistent with the records.
その説明は記録と矛盾しています。
この表現は、三つの候補の中でも焦点がはっきりしています。相手への強さを調整したいときは、may、seem、I think などを添えると自然です。
3.not match ~
~と一致しないという場面で使います。日本語訳だけで覚えず、何を主語にし、後ろにどの対象を置くかまで確認しましょう。
Her account does not match the timeline.
彼女の話は時系列と一致しません。
この表現は、三つの候補の中でも焦点がはっきりしています。相手への強さを調整したいときは、may、seem、I think などを添えると自然です。

日常会話と仕事での違い
日常会話では短く具体的に
日常会話では抽象的な評価語を探すより、何が分かったか、何がまだ分からないか、次にどうしたいかを短い文で伝える方が自然です。I think、maybe、It seems を添えれば断定も和らぎます。
This statement contradicts what he said earlier.
この発言は彼が先ほど言ったことと矛盾します。
仕事では根拠と次の行動を添える
仕事では「話が矛盾する」と述べるだけで終わらず、判断の根拠と次の確認作業を示します。人ではなく the plan、the data、the reasoning、our decision を主語にすると建設的です。
The explanation is inconsistent with the records.
その説明は記録と矛盾しています。
文法・目的語・前置詞
contradict は他動詞、be inconsistent with は状態、not match は平易な不一致です。
英語では動詞の後ろに目的語を直接置くのか、前置詞が必要なのかまでが表現の一部です。単語だけでなく、主語と対象を含む短い型で覚えましょう。
- 他動詞は目的語を直後に置く
- 自動詞は必要な前置詞と一緒に覚える
- 名詞表現は自然な動詞との組み合わせを確認する
フォーマル度とニュアンス
会議やメールでは、You を主語にした直接的な批判を避け、確認できる事実を主語にします。This may indicate ~、The data suggests ~、We may need to ~ のように言えば、問題を曖昧にせず丁寧に伝えられます。
日常会話では簡単な語を選び、仕事では対象・理由・期限を加えます。表現の難しさより、相手が次に何を確認すべきか分かることが重要です。
日本人が間違えやすい点
contradict with は通常不要で、contradict the report と直接目的語を取ります。
日本語では主語を省けますが、英語では人、考え、計画、データのどれがその状態かを明示します。まず短い文を完成させてから理由を加えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
難しい表現が出なければ、「今の状態」「分からない点」「次にすること」の三つへ分けます。think、know、see、check、make、do などの基本語だけでも十分です。
- We need to think about this more.
これについてもっと考える必要があります。 - We do not have enough information yet.
まだ十分な情報がありません。 - Let’s check the facts one by one.
事実を一つずつ確認しましょう。
一文で完全に訳そうとせず二文に分けると、状況と提案を明確に伝えられます。専用語を忘れても会話を止める必要はありません。
例文で再確認
This statement contradicts what he said earlier.
この発言は彼が先ほど言ったことと矛盾します。
The explanation is inconsistent with the records.
その説明は記録と矛盾しています。
Her account does not match the timeline.
彼女の話は時系列と一致しません。
We should review the information before we decide.
判断前に情報を確認しましょう。
Can you explain which point matters most?
どの点が最も重要か説明してもらえますか。
類似表現を選ぶコツ
状態か行動か、分析か感想か、日常か仕事かという三点で整理します。同じ日本語訳でも、英語が切り取る場面は異なります。目的語や前置詞まで含めて覚えると、新しい場面にも応用できます。
さらに、結果だけでなく考え方の過程を説明すると、相手に誤解されにくくなります。because で理由を、so で結果を、Let’s で次の行動をつなぎましょう。
何と何が矛盾するのかを文型で示す
contradict は他動詞なので、This statement contradicts the earlier report. のように直後へ矛盾する相手を置きます。形容詞の inconsistent は be inconsistent with… の形が基本です。数字や説明が単純に一致しないなら do not match が最も分かりやすいでしょう。
- What he said today contradicts his earlier explanation.
今日の彼の話は以前の説明と矛盾しています。 - The two accounts are inconsistent with each other.
二つの説明は互いに整合していません。 - These numbers do not match the figures in the report.
この数字は報告書の数値と一致しません。
contradict with としない点に注意してください。人に確認するときは、断定を弱めて These two points seem to conflict. Could you clarify?(この二点は食い違うようです。説明していただけますか)と言えます。単語が出なければ You said A before, but now you are saying B.(前はAと言いましたが、今はBと言っています)のように対比をそのまま述べれば明確です。
自分の説明を訂正するとき
自分の発言に矛盾があった場合は What I said earlier was inconsistent with the report.(先ほどの発言は報告書と整合していませんでした)と認められます。続けて Let me clarify what I meant.(意図を説明し直します)と言えば、指摘だけでなく修正へ自然に移れます。
書類同士の不一致には discrepancy も使えます。There is a discrepancy between the invoice and the order.(請求書と注文内容に食い違いがあります)のように、数値や記録の差を客観的に示す語です。
まとめ
「話が矛盾する」は、contradict ~、be inconsistent with ~、not match ~を場面別に選びます。迷ったら基本語で状況を具体化してください。
関連表現は「考える・理解する・判断する」の英語表現一覧でも確認できます。









