「人を立てる」は英語で?show respect・give credit・make someone look goodの違い

人を立てるの英語表現と使い分け

「人を立てる」を英語で言うときは、相手との関係や行動の目的によって表現を選びます。最も使いやすい中心表現は show respect for someone です。ただし、日本語が含む気遣い、照れ、遠慮、距離感まで伝えるには、別の言い方との区別が欠かせません。

この記事では、日常会話と仕事の両方で使える表現を、語順・目的語・前置詞・フォーマル度とともに解説します。最後には、専用表現が出ないときに中学英語で説明する「しゅみすけ式」も紹介します。

「人を立てる」は英語でどう言う?

「人を立てる」とは、相手の立場や功績を尊重し、人前で相手がよく見えるように振る舞うことです。基本は show respect for someone。次の4表現を場面別に使い分けましょう。

  • show respect for someone:最も一般的な中心表現
  • give someone credit:行動の理由や心理を具体化
  • make someone look good:日常会話で説明しやすい言い方
  • defer to someone:結果や態度に焦点を移す言い方

しゅみすけ(大山俊輔)

show respect は広い意味の尊重、give credit は功績を認める、make someone look good は相手の評価を上げる、defer to は判断や順番を相手に譲ることです。 日本語一語の訳ではなく、話し手が何を強調したいかで選んでください。

中心表現と類似表現の違い

show respect for someone

迷ったときの第一候補です。会話では短い主語と組み合わせ、必要な相手や場面を続けます。過去の一回なら過去形、習慣なら現在形、これからの希望なら want to や would like to が使えます。

give someone credit

show respect は広い意味の尊重、give credit は功績を認める、make someone look good は相手の評価を上げる、defer to は判断や順番を相手に譲ることです。 表現の難しさよりも、相手に伝えたい焦点を先に決めると自然です。

make someone look good と defer to someone

前者は出来事を平易に描写しやすく、後者は行動の結果や話し手の態度をはっきり示します。相手への評価が含まれる表現は、声の調子や前後の説明によって肯定的にも否定的にも聞こえます。

人を立てるを場面別に使い分ける解説イラスト

語順・目的語・前置詞

show respect for+人、give+人+credit の語順を使います。defer は自動詞なので defer to+人。make+人+look good は使役構文です。

日本語の助詞「に」「と」「を」を、そのまま一つの前置詞へ変換しないことが重要です。動詞が人を直接目的語に取るのか、with・to・for・about などが必要なのかを、表現全体で覚えます。

  • 動詞+人:人を直接目的語にする型
  • 動詞+前置詞+人:自動詞や定型表現の型
  • 動詞+内容+副詞:行動の様子や強さを補う型

自然な例文と日本語訳

  • He always shows respect for senior colleagues.
    彼はいつも先輩社員を立てます。
  • She gave her team credit for the success.
    彼女は成功の功績をチームに譲りました。
  • That introduction made the speaker look good.
    その紹介は講演者をうまく立てました。
  • I’ll defer to you on this decision.
    この判断についてはあなたを立てます。

仕事で使う場合

I wanted to handle the conversation respectfully.
相手を尊重して会話を進めたいと思いました。

Would it be possible to discuss this after the meeting?
会議後にこの件を話すことは可能でしょうか。

日常会話で使う場合

友達同士なら短く直接的な文が自然です。ただし、誤解が生まれそうな場面では because、but、so で理由を一言加えます。英語では、結論を先に言って理由をあとから足すと伝わりやすくなります。

丁寧さとニュアンスの調整

親しい人には率直な表現を使えますが、初対面、上司、顧客には could、would like to、would it be possible などを添えると穏やかです。長く丁寧にすることより、相手を責めない主語を選ぶことが大切です。

You always … のように相手を主語にすると非難に聞こえる場合があります。I felt …、I wanted …、Could we … と自分の感覚や共同の提案として伝えると、同じ内容でも柔らかくなります。

よくある間違い

  1. 日本語の「する」につられて不要な do を付ける。
  2. 他動詞のあとに不要な to や with を入れる。
  3. 自動詞のあとに必要な前置詞を省く。
  4. 一回の行動と継続する関係を同じ時制で表す。
  5. 辞書の最初の訳だけを使い、相手への印象を確認しない。

難しい単語が出ないときの「しゅみすけ式」

専用表現を忘れても、何が起きたか・自分が何をしたか・どうなったかを短い文に分ければ伝わります。make、get、say、talk、go、come、have などの基本動詞で十分です。

  • I told everyone that it was her idea.
    それが彼女の案だったと皆に伝えました。
  • I let him speak first because he knew more.
    彼のほうが詳しいので先に話してもらいました。

一文で訳し切ろうとせず、最初の文で事実、次の文で理由や結果を説明します。難しい単語を探して会話を止めるより、具体的な動作を二文で話すほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「ぴったりの一語」が出なくても大丈夫です。誰が何をしたかを先に伝え、気持ちや理由をあとから足すと、簡単な英語でも十分に伝わります。

関連表現

人との距離が変わる場面については、「顔見知りになる」の英語表現も参考になります。会話を終える必要がある場面では、「会話から抜ける」の英語表現も確認できます。

まとめ

「人を立てる」の中心表現は show respect for someone です。show respect は広い意味の尊重、give credit は功績を認める、make someone look good は相手の評価を上げる、defer to は判断や順番を相手に譲ることです。 相手との関係、行動の目的、結果のどれを伝えるか決めると、自然な英語を選べます。難しい表現が出ないときは、事実と理由を基本動詞の短い文に分けてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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