
hold goodは、「規則・原則・説明・約束などが有効である」「ある条件や場面にも当てはまる」という意味です。時間がたっても正しさや効力が保たれている、または別の対象にも同じ内容が通用する、という感覚があります。
日常会話の最頻出表現ではなく、説明文、議論、ニュース、仕事上の分析などで見かけるやや文章的な表現です。この記事では意味、成り立ち、語順、自然な例文、still apply・remain validとの違い、日本人が間違えやすい点、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
hold goodの基本的な意味
hold goodの中心的な意味は「引き続き有効である」「今の状況にも当てはまる」です。主語にはrule、principle、argument、agreement、explanationなど、正しさ・効力・適用範囲を持つものがよく置かれます。
The same rule holds good here.
同じ規則がここでも当てはまります。
日本語では文脈に応じて「有効である」「正しいままである」「当てはまる」「通用する」などと訳せます。goodを単純に「よい」と訳さず、全体を一つの表現として理解しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜhold goodで「有効である」になるの?
holdには「手で持つ」だけでなく、「状態を保つ」「崩れずに持ちこたえる」という感覚があります。goodはここでは一般的な「よい」ではなく、「有効な・確かな」という古くからの用法に近い働きをしています。
そのためhold good全体では、規則や説明が崩れず、有効な状態を保つイメージになります。新しく有効にする動作ではなく、すでにある正しさや効力が続くことに焦点があります。

hold goodの語順とよく使われる形
主語+hold good
The agreement still holds good.
その合意は今も有効です。
過去ならheld good、三人称単数現在ならholds goodです。時制や主語に合わせてholdを変化させます。
hold good for+対象
This principle holds good for small teams too.
この原則は小規模なチームにも当てはまります。
forの後ろに、その原則が適用される人・物・状況を置きます。
hold good under+条件
The guarantee holds good under normal use.
その保証は通常使用の条件下で有効です。
underで、効力が保たれる条件や状況を示せます。
場面別の自然な例文
仕事・規則
The old policy no longer holds good.
古い方針はもはや有効ではありません。
Does this discount hold good for online orders?
この割引はオンライン注文にも適用されますか。
議論・分析
Her argument holds good even in a different context.
彼女の主張は別の文脈でも成り立ちます。
What was true then may not hold good today.
当時正しかったことが、今も当てはまるとは限りません。
約束・条件
Our original agreement still holds good.
当初の合意は今も有効です。
The offer holds good until Friday.
その提案は金曜日まで有効です。
最後のように期限を示す用法は理解できますが、現代の案内文ではThe offer is valid until Friday.のほうが一般的です。hold goodは、原則や説明が時間・条件・対象を越えて成り立つかを論じる場面で特に自然です。
still applyとの違い
still applyは「今も適用される」を表す、現代英語で分かりやすい表現です。会話や仕事の確認ではstill applyのほうが自然な場合が多くあります。
- The rule still applies.=その規則は今も適用されます。
- The rule still holds good.=その規則の有効性は今も保たれています。
hold goodのほうがやや文章的で、規則や主張の妥当性を検討する響きがあります。
remain validとの違い
remain validは「有効なままである」を直接表し、契約、チケット、保証、証明書などの正式な効力に向いています。hold goodは正式な有効期限だけでなく、原則・説明・議論が成り立つ場合にも使えます。
be true ofとの違い
be true ofは「〜についても同じことが言える」です。人やグループの共通点を述べる際に自然です。
The same is true of our Tokyo office.
東京オフィスについても同じことが言えます。
hold good forも似ていますが、規則や原則の適用可能性を少し硬めに示します。
日本人が間違えやすいポイント
goodを比較級・最上級にしない
hold goodは決まったまとまりです。「より有効」をhold better、「最も有効」をhold bestとは通常言いません。程度を示すならremain fully validやapply more widelyなど、別の言い方を選びます。
人を主語にしない
基本的に、規則・原則・説明・合意などが主語です。「私は約束を守る」ならI keep my promise.であり、I hold good.ではありません。
現代会話で無理に使いすぎない
「そのルール、まだ適用される?」ならDoes that rule still apply?が簡単で自然です。hold goodは読めることを優先し、自分で使うときは場面の硬さを確認しましょう。
「でてこない時」のしゅみすけ式
hold goodが出てこなければ、次の基本表現で十分に伝えられます。
- The rule still applies.=その規則は今も適用されます。
- It is still valid.=それは今も有効です。
- This is also true here.=これはここでも当てはまります。
- We can still use the same idea.=同じ考えを今も使えます。
最初に「有効か」「当てはまるか」を短く伝え、必要ならfor、until、underを使って対象・期限・条件を足しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
30秒でできる発話練習
The rule still holds good.を三回音読し、ruleをagreement、principle、explanationへ入れ替えます。次にfor this case、until Friday、under normal conditionsを一つずつ付けてみましょう。最後にstill applyまたはremain validで言い換えます。
読む練習ではhold goodの主語を確認してください。「何の正しさ・効力が保たれているのか」を見つけるだけで、文章全体の論理が読みやすくなります。
まとめ
hold goodは「有効である」「当てはまる」を表す、やや文章的な表現です。規則・原則・説明・合意などが、時間や条件を越えて正しさや効力を保つことを示します。
会話ではstill apply、正式な効力ならremain valid、別の対象にも同じことが言えるならbe true ofも自然です。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事でも確認できます。










