
「聞かなかったことにする」と英語で伝えたいとき、日本語を一語ずつ直訳すると、意図より強く聞こえたり、何を待つ・どう配慮するのかが曖昧になったりします。結論から言うと、中心表現は pretend I didn’t hear that です。ただし、場面や行動の焦点によって forget you said that、I didn’t hear anything を使い分けると、ずっと自然になります。
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「聞かなかったことにする」の英語を先に整理
| 表現 | 向いている場面 |
|---|---|
| pretend I didn’t hear that | 実際には聞いたが聞いていないふりをするなら pretend I didn’t hear that |
| forget you said that | 発言を取り消した扱いにするなら forget you said that |
| I didn’t hear anything | 秘密を守る軽い返答なら I didn’t hear anything |
大切なのは、日本語のラベルではなく「その人が実際に何をしているか」を英語にすることです。同じ聞かなかったことにするでも、時間を置くのか、言葉を控えるのか、相手へ選択肢を渡すのかで表現は変わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
最も使いやすい表現:pretend I didn’t hear that
pretend I didn’t hear that は、このテーマの中心を最も直接的に示します。命令のように響かせたくないときは、I decided to、I tried to、Let’s などと組み合わせ、話し手自身の判断や提案として伝えるのが安全です。
I’ll pretend I didn’t hear that.
今のは聞かなかったことにします。
Forget I said that.
今言ったことは忘れてください。
Don’t worry. I didn’t hear anything.
心配しないで。私は何も聞いていません。
Let’s act like this conversation never happened.
この会話はなかったことにしましょう。
I won’t mention it to anyone.
誰にもそのことは言いません。
似た表現の違い
forget you said that
発言を取り消した扱いにするなら forget you said that。主語のあとに動詞を置き、必要に応じて相手や目的を続けます。日本語の気持ちをそのまま副詞にせず、目に見える行動へ置き換えるのがポイントです。
I didn’t hear anything
秘密を守る軽い返答なら I didn’t hear anything。仕事では、配慮だけでなく「いつまでに」「次にどうするか」も添えると、曖昧さを減らせます。日常会話では短く言うほうが柔らかく自然です。

語順・目的語・前置詞のポイント
英語では動詞の直後に「相手」や「対象」が必要かを確認します。someone は実際の会話では me、you、him、her、them や人名へ置き換えます。to talk、to respond、to say no のような不定詞は、待つ目的や与える時間の用途をはっきりさせます。
また、in private は「非公開で」、in front of others は「ほかの人の前で」、for later は「後のために」という状況を足します。前置詞まで一まとまりで覚えると、単語だけを入れ替えるより誤りが減ります。
日常会話と仕事でどう変わる?
日常会話
家族や友人には、短い文と柔らかい声調が自然です。説明を長くすると、かえって重大な話のように聞こえることがあります。まず簡単に伝え、必要なら理由を一文足しましょう。
仕事
職場では配慮だけでなく、次の行動が分かる表現を選びます。Could we …?、Let’s …、I’ll … なら、一方的な命令を避けながら予定や方針を共有できます。上司・顧客には、短縮形を避けるだけでなく、相手が選べる余白も明示すると丁寧です。
日本人が間違えやすいポイント
- 日本語を一語ずつ直訳し、英語では意味が通らない名詞の連続にしない。
- 配慮を示すつもりで命令形だけを使わない。
- someone の位置、to 不定詞、in・for などの前置詞を落とさない。
- 沈黙や保留を、必ずしも拒絶や無関心と決めつけない。
難しい表現が出ないときの「しゅみすけ式」
専用表現が思い出せなければ、①今は何をしないか、②相手に何をしてよいと伝えるか、③次にいつ話すか、の順に分けます。基本動詞の wait、talk、say、give、take、do だけでも十分です。
I’ll wait. We can talk later.
待ちます。あとで話せます。
You don’t have to answer now.
今答えなくても大丈夫です。
Let’s take a minute and come back to this.
少し時間を置いて、この話に戻りましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現もあわせて確認
人との距離感や会話の進め方を広く確認したい方は、「顔色をうかがう」の英語表現や、「相手の話を受け止める」の英語表現も参考になります。どちらも、相手の反応を尊重しつつ自分の意図を明確にするための記事です。
まとめ
「聞かなかったことにする」は、まず pretend I didn’t hear that を中心に考えます。状況に応じて forget you said that、I didn’t hear anything を選び、誰に何をするのかを具体的にしましょう。難しい語が出なければ、短い基本動詞の文を二つに分ければ、自然さと配慮を両立できます。










