
旅行や外出の朝、窓の外が雨だと予定を変えるべきか迷いますよね。英語には、そんな朝の空を見ながら口にできる、リズムのよい天気のことわざがあります。
Rain before seven, fine before eleven は、早朝に降る雨は午前中に上がりやすいという英語のことわざです。最初に結論を言うと、短時間で変わる朝の天気を楽観的に見る、昔ながらの天気の言い伝えです。日本語訳だけを丸暗記するより、文の景色と話し手の気持ちを一緒に押さえると、聞いたときにも使うときにも迷いにくくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
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Rain before seven, fine before eleven の意味
自然な日本語では「7時前の雨は11時前に晴れる」「朝の雨は長続きしない」などと訳せます。ことわざなので一語ずつ機械的に置き換えるより、朝7時より前に雨が降っていても、11時ごろまでには空が明るくなるという状況を思い浮かべるのがポイントです。
| 英語 | 基本イメージ |
|---|---|
| Rain before seven, fine before eleven | 朝早い雨 → 天気が変化 → 午前中に回復 |
rain before seven は「7時前の雨」、fine before eleven は「11時前には晴天」です。fine はここでは「元気な」ではなく、天気がよい・晴れたという意味です。時刻の seven と eleven が韻を踏むため、短く記憶に残ります。
なぜこの意味になる?単語と文の組み立て
- rain:名詞で「雨」。先頭に置かれ、話題となる天候を示します。
- before seven:「7時より前に」。朝の早い時間帯を切り取ります。
- fine:天候について「晴れた、好天の」。
- before eleven:「11時より前に」。回復の見込みを示します。
完全な文なら Rain that falls before seven will clear before eleven のように説明できますが、ことわざでは動詞を省き、対になる語句だけを並べています。省略がリズムを生み、予報の決まり文句らしく聞こえます。
ネイティブが感じるニュアンス
話し手には「いま雨でも、たぶん長くは続かないよ」という明るさがあります。ただし、絶対に晴れると保証する専門的な気象表現ではありません。古くからの観察に基づく weather lore、つまり天気の言い伝えです。
日常の雑談、家族旅行、散歩やイベントの相談には合います。重大な判断を支える根拠として断定すると不自然です。現代なら天気アプリを確認しつつ、会話を和らげる一言として使うのが自然でしょう。

使いやすい場面
朝の雨を見て予定を相談するとき、旅行先で希望を持たせたいとき、昔ながらの言い伝えを紹介するときに使えます。
避けたほうがよい場面
台風、洪水、登山など安全が関わる場面では、このことわざだけで判断してはいけません。公的な予報と警報を優先してください。
よく使われる形と文法
多くの場合、このまま独立した一文として引用します。前に They say … や There’s an old saying … を置くと、「言い伝えとして紹介している」と明確になります。
- They say, “Rain before seven, fine before eleven.” — 「7時前の雨は11時前に晴れる」と言うよ
- As the saying goes, rain before seven, fine before eleven. — ことわざにあるように、朝早い雨は午前中に晴れるよ
- Let’s hope it’s rain before seven, fine before eleven. — 朝の雨は午前中に晴れる、となることを願おう
引用符を付ける場合も、普通の文として小文字で続ける場合もあります。会話ではコンマの位置より、seven と eleven のリズムを自然に区切ることが大切です。
場面別の自然な例文
- It’s pouring now, but rain before seven, fine before eleven.
今は土砂降りだけど、朝の雨は午前中に晴れるっていうよ。 - Don’t cancel the picnic yet—rain before seven, fine before eleven.
まだピクニックを中止しないで。朝の雨は長続きしないかも。 - My grandmother always says, “Rain before seven, fine before eleven.”
祖母はいつも「7時前の雨は11時前に晴れる」と言います。 - The forecast agrees with the old saying today.
今日は予報もその古い言い伝えどおりです。 - We may still get our walking tour this morning.
今朝のウォーキングツアーにはまだ行けるかもしれません。 - I packed an umbrella, just in case.
念のため傘は持ちました。 - Let’s wait an hour before changing our plans.
予定を変える前に1時間待ちましょう。 - The clouds are already getting lighter.
雲はもう明るくなってきています。 - It was raining at six, and sunny by ten.
6時には雨でしたが、10時までに晴れました。 - That proverb worked perfectly today.
今日はそのことわざがぴったり当たりました。
短い会話で使い方を確認
A: Should we call off the outdoor market?
(屋外マーケットを中止する?)
B: Not yet. Rain before seven, fine before eleven.
(まだ早いよ。朝の雨は午前中に晴れるっていうから。)
Bは予報を保証しているのではなく、少し待ってみようという気持ちを、親しみのある言い伝えで表しています。
似た表現との違い
| 表現 | 違い |
|---|---|
| April showers bring May flowers. | 雨が将来のよい結果につながるという比喩。短時間の天候回復とは別です。 |
| Every cloud has a silver lining. | 悪い状況にもよい面があるという一般的な励まし。天気の予測ではありません。 |
| It should clear up. | 「晴れてくるはず」と直接伝える日常表現です。 |
実際の会話で最も使いやすいのは It should clear up soon. です。ことわざは、そこに文化的な味わいと軽いユーモアを加えます。
日本人が間違えやすいポイント
- 直訳だけで判断しない:fine を「私は元気」と解釈しないようにします。ここでは天候の形容です。
- 強さと相手を選ぶ:気象の法則のように言い切らず、昔ながらの目安として扱います。
- 説明なしで連発しない:相手が知らない可能性があるため、It means the morning rain may not last. と補足すると親切です。
出てこないときの「しゅみすけ式」簡単英語
ことわざを完璧に思い出せなくても、言いたい内容が伝われば会話は成立します。次のような中学英語中心の文にほどいてみましょう。
- The rain may stop soon.
雨はもうすぐ止むかもしれません。 - It may be sunny later this morning.
今朝遅くには晴れるかもしれません。 - Let’s wait and see before we cancel.
中止する前に少し様子を見ましょう。
この3文なら、天気のことわざを知らない相手にも意図が明確に伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
このことわざは本当に当たる?現代の天気予報との付き合い方
この言い伝えは、朝の天気が昼までに変わりやすい地域で生まれた観察と考えると理解しやすくなります。ただし、低気圧や前線の位置、季節、地形によって雨の続き方は大きく違います。日本の梅雨や台風の日に、そのまま予報として当てはめることはできません。英語圏の人がこの句を口にしても、多くの場合は気象学の説明ではなく、昔から伝わる rhyme「韻を踏んだ言い回し」を楽しんでいます。
会話では、まず窓の外を見て “It’s raining now.” と事実を言い、次に “But the forecast says it’ll clear by ten.” と根拠を示し、最後にことわざを添えると自然です。これなら言い伝えと最新予報を混同しません。旅行中なら “Shall we have breakfast first and check again?” のように、判断を少し待つ提案へつなげられます。
発音とリズム
RAIN before SEVen, FINE before eLEVen のように rain / fine と seven / eleven を対にして読みます。seven と eleven は完全な韻ではありませんが、語尾の響きが近く、四つのまとまりがテンポよく並びます。速く言うより、コンマの位置で一拍置くと伝わります。
覚え方のコツ
ノートには英文だけでなく、雨の7時と晴れの11時を矢印で結んで書きましょう。翌朝に実際の空を見て “It may clear up.” と一文作ると、fine の天候用法と before の時間感覚を一緒に復習できます。数字の韻が手がかりになるので、音読は二つの時刻を少し強めるのが効果的です。
まとめ
Rain before seven, fine before eleven は、朝早い雨は午前中に回復しやすいという言い伝え。大切なのは、ことわざらしい格好よさよりも、希望を伝えつつ、断定や安全判断とは分けることです。まずは簡単な言い換えを使い、表現が自然に出てくるようになったら一言添える感覚で使ってみてください。
ほかの表現も比べたい方は、英語のことわざ一覧と英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。










