
make a dash forは「〜へ向かって急いで走る・駆け込む」という意味の英語表現です。単語を一つずつ訳すだけではつかみにくいものの、頭の中に場面を描くとニュアンスまで理解できます。
この記事では、基本の意味、なぜその意味になるのか、ネイティブが感じる響き、自然な語順、日常・仕事で使える例文、似た表現との違いまで丁寧に整理します。最後には、すぐにイディオムが出てこない時に基本語だけで言い換える「しゅみすけ式」も紹介します。
Contents
- 1 make a dash forの意味をひとことで言うと?
- 2 なぜその意味になる?直訳イメージから理解しよう
- 3 ネイティブが感じるニュアンスと使用場面
- 4 make a dash forの語順・文法
- 5 場面別の自然な例文
- 5.1 1. We made a dash for the station when it started to rain.
- 5.2 2. I’m going to make a dash for the coffee shop before the meeting.
- 5.3 3. The child made a dash for the door when he saw his dad.
- 5.4 4. Let’s make a dash for the taxi while the light is green.
- 5.5 5. She made a dash for the last train and caught it.
- 5.6 6. When the alarm sounded, everyone made a dash for the exit.
- 6 似た表現との違い
- 7 日本人が間違えやすいポイント
- 8 出てこない時の「しゅみすけ式」
- 9 会話で使えるようにする3ステップ
- 10 よくある質問
- 11 まとめ
make a dash forの意味をひとことで言うと?
make a dash forの中心的な意味は「〜へ向かって急いで走る・駆け込む」です。辞書の短い訳だけでなく、「誰が、どんな状況で、どの程度そうなのか」を合わせて考えると、会話で選びやすくなります。
時間がない、雨を避けたい、乗り物に間に合いたい、危険から離れたいなど、突然すばやく動く場面に向きます。長距離を計画的に移動するtravelやhead forより、短く切迫した動作です。人混みや安全上の問題がある場面では、実際に走ることを勧める表現としては注意が必要です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜその意味になる?直訳イメージから理解しよう
dashは短い距離を勢いよく走ることです。make a dashで「ひと走りする」、forは向かう目標を示します。したがってmake a dash for the doorなら「ドアを目がけてさっと走る」という動きが見えます。

イディオムを覚える時は、英語と日本語を一本の線で結ぶだけでなく、間にこのイメージを置くのがコツです。場面が思い浮かべば、会話中に日本語から訳し直す負担が減り、似た状況で表現を取り出しやすくなります。
ネイティブが感じるニュアンスと使用場面
時間がない、雨を避けたい、乗り物に間に合いたい、危険から離れたいなど、突然すばやく動く場面に向きます。長距離を計画的に移動するtravelやhead forより、短く切迫した動作です。人混みや安全上の問題がある場面では、実際に走ることを勧める表現としては注意が必要です。
日常会話では
友人や家族との会話では、背景を一言添えると自然です。いきなりイディオムだけを言うより、何が起きたかを先に伝え、その結果や評価としてmake a dash forを使うと、意味が明確になります。
仕事では
会話や比較的くだけた社内文では使えますが、契約書、規定、医療・安全上の指示など正確さが最優先の文章では、後で紹介する簡単な言い換えが適します。イディオムは印象を伝える力がある反面、読み手の地域や英語経験によって受け取り方がずれる可能性があるからです。
丁寧さと地域差
この表現自体は俗語のように乱暴ではありません。ただし、相手への評価を含む場面では言い方や声の調子によって皮肉に聞こえることがあります。初対面や重要な交渉では、まず直接的な基本英語を選び、関係性が分かってからイディオムを使うと安心です。
make a dash forの語順・文法
make a dash for+場所・物が基本です。make a dash toも可能ですが、定型としてforがよく使われます。過去はmade a dash for。人を目的地にする場合もmake a dash for Mumのように文脈上可能ですが、通常は出口、駅、車、避難場所などを置きます。
時制を変える時
イディオムも文の一部なので、出来事の時に合わせて動詞・be動詞を変えます。覚える時に現在形だけでなく、昨日の話、今の状態、これからの予想という三つの時間で短文を作ると、実際の会話で使いやすくなります。
主語と補足情報
主語をIだけに固定せず、she、they、our teamなどへ入れ替えて練習しましょう。理由や場面をbecause、when、after、whileなどで一つ加えると、表現を使う必然性が生まれます。
場面別の自然な例文
1. We made a dash for the station when it started to rain.
We made a dash for the station when it started to rain.
「雨が降り始めたので、私たちは駅へ急いで走りました。」
この例では、出来事や状態を具体的に示してから表現を置くことで、聞き手が意味を推測しやすくなっています。
2. I’m going to make a dash for the coffee shop before the meeting.
I’m going to make a dash for the coffee shop before the meeting.
「会議前に急いでコーヒーショップへ行ってきます。」
この例では、短い一文でも前後の状況が見えるため、丸暗記ではなく場面と一緒に覚えられます。
3. The child made a dash for the door when he saw his dad.
The child made a dash for the door when he saw his dad.
「父親を見つけると、その子はドアへ駆け寄りました。」
この例では、出来事や状態を具体的に示してから表現を置くことで、聞き手が意味を推測しやすくなっています。
4. Let’s make a dash for the taxi while the light is green.
Let’s make a dash for the taxi while the light is green.
「信号が青のうちにタクシーへ急ごう。」
この例では、短い一文でも前後の状況が見えるため、丸暗記ではなく場面と一緒に覚えられます。
5. She made a dash for the last train and caught it.
She made a dash for the last train and caught it.
「彼女は終電へ駆け込み、間に合いました。」
この例では、出来事や状態を具体的に示してから表現を置くことで、聞き手が意味を推測しやすくなっています。
6. When the alarm sounded, everyone made a dash for the exit.
When the alarm sounded, everyone made a dash for the exit.
「警報が鳴ると、皆が出口へ急ぎました。」
この例では、短い一文でも前後の状況が見えるため、丸暗記ではなく場面と一緒に覚えられます。
似た表現との違い
dash to
dash to:dashを動詞で使う簡潔な形。I dashed to the gate.のように言えます。
make a run for it
make a run for it:その場から逃げる・一気に目的地へ走る。itは逃走や突破の状況全体を受けます。
head for
head for:〜へ向かう。速さや切迫感はなく、徒歩・車など幅広い移動に使えます。
どれか一つが常に正解というわけではありません。伝えたい中心が「状態」「動き」「原因」「相手への評価」のどこにあるかで選びます。迷ったら、最も直接的な基本語を使うのが安全です。
日本人が間違えやすいポイント
forの後ろに動詞原形を置いてmake a dash for catch the trainとはせず、make a dash for the trainまたはdash to catch the trainです。また緊急避難では周囲の指示に従い、表現の勢いだけで無理に走らないことも大切です。
直訳しすぎない
日本語の一つの訳語だけを頼りにすると、使える範囲を広げすぎたり、逆に狭めすぎたりします。実際の主語、時制、相手との関係、会話の目的を確認し、例文全体で覚えてください。
強さを調整する
イディオムは基本語より絵が強く、感情や評価が目立ちます。深刻な相談、クレーム、健康・安全の話では、表現を面白くすることより誤解なく伝えることを優先しましょう。
出てこない時の「しゅみすけ式」
I ran quickly to the station.(駅へ急いで走りました)/Let’s hurry to the car.(車へ急ぎましょう)
難しい表現を思い出すまで黙る必要はありません。主語+基本動詞+短い補足に分ければ、十分に内容は伝わります。まず簡単な文で用件を届け、余裕があればmake a dash forを言い直す練習にすると、会話が止まりません。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使えるようにする3ステップ
1. 自分の出来事を一つ選ぶ
仕事、買い物、旅行、家族、学習などから、この表現に合う実体験を一つ思い出します。架空の立派な例より、昨日の小さな出来事の方が記憶に残ります。
2. 基本文を作る
最初は一文で構いません。次にbecauseやwhenで理由を足し、最後に相手への質問へ変えます。話す・書く・質問するの三方向へ変形すると、受け身の知識から使える表現へ変わります。
3. 簡単な言い換えとセットにする
I ran quickly to the station.(駅へ急いで走りました)/Let’s hurry to the car.(車へ急ぎましょう)を先に言い、その後で同じ意味をmake a dash forで言ってみましょう。意味の橋渡しができるため、単なる暗記になりません。
よくある質問
make a dash forは失礼ですか?
表現そのものが一律に失礼というわけではありません。ただし、人の態度や判断を評価する内容では、直接相手へ向けると批判・皮肉に聞こえることがあります。親しさと場面を考え、迷う時は中立的な言い換えを選びましょう。
文章でも使えますか?
メール、記事、物語などでは使えます。正式な報告、規則、契約などでは、意味が一つに定まる平易な表現が適します。読者が英語学習者や国際チームの場合も、必要なら直後に説明を添えると親切です。
どう覚えるのが早いですか?
直訳、中心イメージ、自分の例文、簡単な言い換えを一組にしてください。翌日と一週間後に、英語を隠して場面から思い出すと定着しやすくなります。
まとめ
make a dash forは「〜へ向かって急いで走る・駆け込む」を表します。単語の直訳だけでなく、中心の絵、自然な語順、表現の強さ、類似表現との境界を合わせて覚えることが大切です。まずはI ran quickly to the station.(駅へ急いで走りました)/Let’s hurry to the car.(車へ急ぎましょう)のような基本英語で意味を言えるようにし、その上でイディオムを会話へ加えてみてください。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事から関連する専門記事を確認できます。










