The more haste, the less speedの意味は?使い方・ニュアンス・例文を解説

The more haste, the less speedの意味・使い方を解説するアイキャッチ画像

The more haste, the less speed は「急げば急ぐほど、かえって進みが遅くなる」という意味です。急いで雑に進めるとミスや手戻りが増え、結局は遅くなるという逆説的なことわざ。

この記事では、日本語訳だけでなく、なぜその意味になるのか、ネイティブが感じる響き、自然な例文、似た表現との違い、自分の会話で使う方法まで整理します。

The more haste, the less speed の意味

基本訳は「急げば急ぐほど、かえって進みが遅くなる」です。急いで雑に進めるとミスや手戻りが増え、結局は遅くなるという逆説的なことわざ。

ただゆっくりしようではなく、速く終えたい時ほど落ち着いて正確に進めようという実務的助言です。締切前、旅行準備、料理、品質管理によく合います。

ことわざは短いからこそ、辞書の一行訳だけでは話し手の態度が抜け落ちます。誰が、誰に、どんな出来事の後で言うかまで含めて理解しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

ことわざは「言えたら格好いい表現」ですが、相手と場面に合うことが最優先です。意味を直接言う簡単な英語も一緒に持っておきましょう。

なぜこの意味になる?単語と構造

haste は性急さ、speed は実際の進む速さ。the more A, the less B は「Aが増えるほどBが減る」という相関構文です。動詞を省いた短い標語の形です。

単語を一語ずつ日本語に置き換えるより、文全体が描く状況を一枚の絵として捉えると覚えやすくなります。音読する時は意味のまとまりごとに区切り、対比や結果を意識してください。

The more haste, the less speedの語句とニュアンスを整理した解説イラスト

ネイティブが感じるニュアンス

ただゆっくりしようではなく、速く終えたい時ほど落ち着いて正確に進めようという実務的助言です。締切前、旅行準備、料理、品質管理によく合います。

ことわざは一般論の形を借りるため、You should… と直接命令するより一歩距離を取れます。しかし一般論に見せかけた批判にもなり得ます。声の調子、直前の出来事、二人の関係も意味の一部です。

よく使われる形・語順・文法

定型は The more haste, the less speed.。普通の文なら The more you rush, the slower you may become.。二つの the は冠詞ではなく「その分だけ」という副詞的な働きです。

引用として一文で置くほか、because や but で理由・例外を続けると会話になじみます。As the saying goes, を置けば引用だと明確ですが、毎回付けると芝居がかるので、自然な流れではそのまま言って構いません。

日常会話・仕事で使える例文

日常・仕事での例文

Let’s check the figures once more—the more haste, the less speed.
「数字をもう一度確認しましょう。急ぐほどかえって遅くなります。」

誰がどの状況で言うかを添えると、ことわざだけが唐突に浮くのを防げます。

人間関係での例文

Pack carefully. The more haste, the less speed.
「丁寧に荷造りして。急ぐとかえって時間がかかります。」

相手との距離に合わせ、必要なら次の具体的な行動も一文で続けると自然です。

学習・旅行での例文

I rushed the email and had to send two corrections.
「メールを急いだため、訂正を二回送ることになりました。」

誰がどの状況で言うかを添えると、ことわざだけが唐突に浮くのを防げます。

振り返りでの例文

A rushed release often creates more work.
「性急なリリースは、たいてい仕事を増やします。」

相手との距離に合わせ、必要なら次の具体的な行動も一文で続けると自然です。

会話に自然に入れるコツ

まず相手の状況を受け止める

A: This didn’t go the way I expected.
B: I know. The more haste, the less speed. Let’s think about the next step.

「期待どおりにいきませんでした」「分かります。急げば急ぐほど、かえって進みが遅くなる。次の一手を考えましょう」

ことわざだけで会話を終えず、I know. や That must be hard. で相手を受け止め、具体的な提案へつなぐと押しつけがましさが減ります。

自分の経験として述べる

I used to ignore this idea, but experience taught me the lesson behind this saying.

「以前はこの考えを気にしていませんでしたが、経験からこの格言の教訓を学びました」

似た表現との違い

Haste makes waste は急ぎが無駄を生む点。Slow and steady wins the race は一定の努力と最終的勝利。この表現は「急ぐほど遅い」という逆説が中心です。

日本語訳が近くても、焦点が結果・原因・励まし・警告のどこにあるかで選択は変わります。まず簡単な英語で自分の意図を決め、その後でことわざが本当に合うか確かめるのが実践的です。

日本人が間違えやすいポイント

more speed, less haste と逆にしないこと。haste は不可算名詞で通常 a haste としません。相手を責めず Let’s slow down for a minute. と添えると柔らかくなります。

直訳より場面を優先する

辞書の日本語訳が同じでも、冗談、助言、皮肉、批判では聞こえ方が変わります。初対面や仕事では、ことわざの後に短い説明を足すと誤解を防げます。

出てこない時の「しゅみすけ式」

このことわざがすぐに出なければ、次の基本語で十分に通じます。

If we rush, we may make mistakes and take longer.

難しい名詞や古い語順を思い出そうとして黙るより、主語+基本動詞+理由の順で短く言う方が会話は前に進みます。さらに And so… や That’s why… で自分の提案を続ければ、伝えたい機能は十分に果たせます。

しゅみすけ(大山俊輔)

ことわざを丸暗記できなくても大丈夫です。「何が起きる」「だからどうしたい」を中学英語で二文に分ければ、同じメッセージを十分伝えられます。

使う前のチェックリスト

  • 励まし、警告、批判のどれを伝えたいか決める
  • 古さや強さが相手との関係に合うか考える
  • 必要なら簡単な言い換えを続ける
  • 人や集団を決めつける材料にしない

特にメールでは表情や声が伝わりません。強く読まれそうな場合は、I mean… と説明するか、最初から簡単な言い換えを選びましょう。

覚え方と練習方法

自分の一場面へ置き換える

今日の仕事、家族との会話、買い物などから、この表現が合う場面を一つ選びます。英語一文と日本語訳を書き、翌日に見ずに言ってみましょう。自分の記憶と結び付いた例文は、他人の例文より会話で取り出しやすくなります。

反対の場面も考える

ことわざには例外があります。「いつ当てはまらないか」を考えると、意味を絶対視せずニュアンスまで理解できます。反例を一つ英語で説明できれば、表現を本当に理解できた目安です。

The more haste, the less speedについてよくある疑問

ネイティブは日常会話で頻繁に使う?

意味が通じることと、毎日の会話で頻繁に口にすることは同じではありません。ことわざは、状況を短くまとめたい時、少し印象に残るコメントをしたい時、文章やスピーチで教訓を示したい時に力を発揮します。逆に、注文、道案内、単純な報告のように用件を正確に伝える場面では、平易な説明の方が自然です。

使うか迷ったら、まず If we rush, we may make mistakes and take longer. と言えるか考えてください。この文で意図が足りるなら、無理にことわざへ置き換える必要はありません。相手も表現を知っていて、短い共通理解を作れそうな時にだけ選ぶと成功しやすくなります。

メールやプレゼンで使ってもよい?

使えますが、格言だけを見出しのように置くと、根拠の代わりに権威を借りているように見える場合があります。続く一文で「今回の状況では何を意味するのか」を具体化しましょう。たとえば The point here is that…、In our case, this means… と続ければ、一般論から自分たちの課題へ橋を架けられます。

仕事の文書では引用符、ピリオド、大文字小文字を統一します。また、誰かの言葉として出典を示す場合は、記憶だけで人物名を断定しないことも大切です。出典が主題でなければ As the saying goes, とし、格言として紹介する方法が安全です。

使わない方がよいのはどんな時?

相手が悲しみ、怒り、喪失を語った直後に、格言だけで結論を出すのは避けましょう。本人の事情を一般論で片付けられたように感じさせるからです。まず I’m sorry to hear that.、That sounds difficult.、Tell me what happened. などで受け止めます。その後、相手が助言を求めていると分かってから表現を使います。

文化、宗教、性別、年齢、国籍などを一括りにする根拠としても使いません。ことわざは長年伝わった観察であって、すべての人と場面に当てはまる規則ではありません。「傾向や見方の一つ」として距離を保つことが、自然で誠実な使い方です。

30秒でできる会話練習

簡単な英語からことわざへ

最初に「急ぐとミスと手戻りが増える、と因果関係を伝える」内容を、自分の身近な出来事に置き換えます。次に If we rush, we may make mistakes and take longer. と声に出し、最後に The more haste, the less speed. を続けます。簡単な文から定型表現へ進む順番なら、意味を失わずに形を覚えられます。

仕上げに Why do you say that? と質問された想定で、Because… から理由を一文足してください。ことわざ、簡単な言い換え、具体例の三段階を用意すると、相手が表現を知らなくても会話が止まりません。この練習を一日一回、三日続ければ、暗記だけでなく実際の発話へつなげられます。

関連表現と次に読む記事

ほかの完成した表現は英熟語・定型表現の親記事から探せます。似た日本語訳だけで選ばず、具体的な状況と話し手の気持ちを比べてください。

まとめ

The more haste, the less speed は「急げば急ぐほど、かえって進みが遅くなる」という意味です。急いで雑に進めるとミスや手戻りが増え、結局は遅くなるという逆説的なことわざ。

構造とニュアンスを一緒に理解し、まずは If we rush, we may make mistakes and take longer. のような簡単な英語を使いましょう。表現の響きと場面が合う時にことわざを選べば、自分の会話でも無理なく使えます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧