
急いで数だけこなすか、時間をかけて質を高めるか。What’s worth doing is worth doing well は、価値ある仕事を選んだなら、納得できる形まで丁寧に仕上げようと背中を押すことわざです。
What’s worth doing is worth doing well は、本当にする価値があることなら、きちんと丁寧にする価値もあるという英語のことわざです。結論から言えば、選んだ仕事に時間と注意を払い、中途半端で終わらせない姿勢を表します。訳語だけでなく、文の組み立てと話し手の距離感まで押さえましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
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What’s worth doing is worth doing well の意味
自然な日本語なら「する価値のあることは、立派にする価値がある」「やるならきちんとやろう」と表せます。価値ある仕事を選び、時間と注意をかけ、納得できる結果へ仕上げるという景色が中心です。
| 英語 | 基本イメージ |
|---|---|
| What’s worth doing is worth doing well | 価値のある目的 → 丁寧な取り組み → 質の高い結果 |
what’s は what is の短縮です。what is worth doing 全体で「する価値があること」。後半の is worth doing well は「上手に・きちんと行う価値がある」と続きます。well は good ではなく、動詞 doing を修飾する副詞です。
なぜこの意味になる?単語と文の組み立て
- what:…するもの・こと、という関係代名詞的なまとまり。
- be worth -ing:…する価値がある。
- doing:すること。worth の後ろは動名詞。
- well:上手に、きちんと、十分な質で。
What’s worth doing が文の主語、is worth doing well が述語です。同じ worth doing を反復することで、「価値があるなら質にも価値がある」という論理をリズミカルに結びます。
ネイティブが感じるニュアンス
勤勉さ、職人気質、誠実さを肯定する響きがあります。学習、料理、修理、報告書など幅広く使えます。ただし締切や予算を無視した perfectionism「完璧主義」に変わると、この教訓の実用性を失います。
自分を励ますモットーとしては前向きです。他人の作業に言うと「手抜きだ」と責める含みが出るため、必要な品質基準と時間を一緒に話すとよいでしょう。

自然に使える場面
勉強、仕事、家事、創作、修理、プレゼントなど、質を大切にしたい活動を始める場面です。
使うときに注意したい場面
緊急時や試作品の段階で、速度より完璧さを無条件に優先するためには使いません。価値の低い作業まで全部磨き続ける必要もありません。
よく使われる形と文法
worth の後ろは to do ではなく doing が基本です。It is worth doing.、This book is worth reading. と同じ型です。what is は会話で what’s と短縮されます。
- What’s worth doing is worth doing well.
する価値があることは、きちんとする価値がある - If we’re going to do it, let’s do it properly.
やるなら、きちんとやりましょう - This deserves our full attention.
これは私たちが十分に注意を向ける価値があります
worth to do や worth to be done にはしません。また do it good は口語で聞くことがあっても、標準的には動詞を修飾する well を使います。
場面別の自然な例文
- I rewrote the proposal instead of sending the rough draft.
下書きを送らず、提案書を書き直しました。 - What’s worth doing is worth doing well.
する価値があることは、きちんとする価値があります。 - Let’s test the product before the public launch.
一般公開の前に製品をテストしましょう。 - She practiced the speech until it sounded natural.
彼女は自然に聞こえるまでスピーチを練習しました。 - He measured the shelf twice before cutting the wood.
彼は木を切る前に棚を2回測りました。 - This gift matters, so I want to make it carefully.
この贈り物は大切なので、丁寧に作りたいです。 - We agreed on the quality level before starting.
始める前に品質水準で合意しました。 - A rushed answer would create more work later.
急いだ回答は後でもっと仕事を増やします。 - We do not need perfection, but we do need accuracy.
完璧さは不要ですが、正確さは必要です。 - She removed two low-value tasks from the schedule.
彼女は価値の低い作業を予定から二つ外しました。 - The final check caught a serious mistake.
最終確認で重大なミスが見つかりました。 - Doing it well saved time in the long run.
きちんと行ったことで、長期的には時間を節約できました。
短い会話で使い方を確認
A: Can we send the translation without checking the names?
(名前を確認せずに翻訳を送ってもいい?)
B: Let’s take ten more minutes. What’s worth doing is worth doing well.
(あと10分かけよう。する価値があるなら、きちんとする価値もあるよ。)
Bは無限の修正を求めず、必要な追加時間と確認対象を具体的にしています。
似た表現との違い
| 表現 | 違い |
|---|---|
| If a job is worth doing, it’s worth doing well. | ほぼ同じ意味の非常に一般的な変形です。 |
| Do it right or don’t do it at all. | 正しくできないならするな、というもっと厳しい二者択一です。 |
| Good enough is good enough. | 目的を満たせば十分だという、完璧主義を抑える反対方向の考えです。 |
品質が重要なら worth doing well、試作や時間制限では good enough を選ぶなど、目的に応じてバランスを取ります。
日本人が間違えやすいポイント
- 単語の意味:worth の後ろを不定詞にせず、doing の形にします。
- ニュアンス:well は「完璧に」ではなく、目的に見合う良い水準でという意味にも取れます。
- 使う相手:他人に言う場合は、必要な時間と資源を与えず品質だけ要求しないようにします。
出てこないときの「しゅみすけ式」簡単英語
ことわざを思い出すことより、意図を分かりやすく伝えることが優先です。中学英語中心なら次のように言えます。
- If we do it, let’s do it properly.
やるなら、きちんとやりましょう。 - This is important, so let’s take our time.
これは大切なので、時間をかけましょう。 - Let’s agree on what good quality means.
よい品質とは何か、合意しましょう。
3つ目なら「きちんと」の基準を共有できるため、仕事でのすれ違いを減らせます。
しゅみすけ(大山俊輔)
丁寧さと完璧主義を分ける三つの質問
このことわざを健全に使うには、まず「誰のための品質か」を考えます。読者、顧客、自分、安全など、受益者が明確なら必要な丁寧さも決めやすくなります。次に「失敗した場合の影響は何か」。医療情報と一時的なメモでは、必要な確認レベルが違います。最後に「いつ完成とするか」。締切と合格条件を先に決めれば、終わりのない修正を防げます。
たとえば文章なら、目的が伝わる、名前と数字が正しい、リンクが動く、という三つを done の条件にできます。そこを満たした後の細かな言い換えは、時間との兼ね合いで判断します。英語では “Let’s define done before we start.” と言えます。これは worth doing well を、現代の仕事で実行可能なルールにした形です。
worth -ing の応用
“This movie is worth watching.” は「この映画は見る価値がある」。“It’s worth checking again.” は「再確認する価値がある」です。否定なら “It isn’t worth arguing about.” と言えます。worth の後ろに動名詞を置く型を覚えれば、ことわざ以外の日常会話にもすぐ応用できます。
小さな実践に落とす
今日の作業から一つだけ worth doing なものを選び、終了条件を英語で書いてみましょう。“This is done when the facts, names, and links are checked.” のように三項目に絞ります。最後に “I did it well enough for its purpose.” と振り返れば、丁寧さと完璧主義を分けながら、このことわざの価値観を実践できます。
まとめ
What’s worth doing is worth doing well は、価値あることを選んだなら、それにふさわしい丁寧さで行おうと勧めることわざ。大切なのは、完璧主義ではなく、目的に合う品質と必要な時間を決めることです。まずは簡単な言い換えを使い、ことわざは文脈に合うときに一言添えてみてください。
関連表現は、英語のことわざ一覧と英熟語・定型表現の親記事からも探せます。一度きりの機会を大切にする表現は make it count で解説しています。










