
日本語の「関連性がある/ない」は、英語では一つの単語に固定できません。同じ日本語でも、人の気持ちを述べるのか、物や状況の性質を説明するのか、客観的な事実として伝えるのかによって、主語と表現が変わります。
Contents
先に結論:「関連性がある/ない」の基本表現
話題・判断に直接役立つ関連性なら be relevant to、広く関係しているなら be related to、二つの事柄の結びつきを示すなら there is a connection between が基本です。
- be relevant to:最も基本となる場面
- be related to:意味をもう少し限定する場面
- there is a connection between:別の主語・視点で表す場面
まず日本語の「ある/ない」を訳そうとせず、英語で誰や何を主語にするかを決めましょう。人の状態なら人を主語にし、状況の存在を示すなら there is、物の性質なら物を主語にすると、自然な語順が見えてきます。
しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現の違いとニュアンス
be relevant to
relevant は「今の論点に関係があり重要」、related は単に関係があるという広い語です。 日本語では名詞で表していても、英語では人や物の状態を形容詞・動詞で言い切るほうが自然な場合があります。場面で最も伝えたい情報を主語の直後に置きます。
relation は人間関係や国家関係にも使われ、文脈によって意味が広がります。 この表現は対象や後ろに続く形を確認することが重要です。前置詞の後ろに名詞を置くのか、to の後ろに動詞を置くのかを、短いかたまりで覚えましょう。
there is a connection between
関係がないは irrelevant、unrelated、have nothing to do with を強さに応じて選びます。 日本語の表面だけでなく、話し手が評価しているのか、事実を説明しているのかにも注意してください。強い表現は、相手への批判として響くことがあります。
比較表
| 表現 | 中心イメージ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| be relevant to | 基本的な状態 | 日常・仕事の幅広い場面 |
| be related to | 対象を限定 | 理由や対象を具体化するとき |
| there is a connection between | 別視点から説明 | 結果・評価・状況を述べるとき |

主語と語順で迷わないための考え方
日本語では主語を省いて「関連性がある/ない」と言えますが、英語では主語が必要です。自分の気持ちなら I、相手の性質なら you / he / she、物や方法なら it / this method、場全体なら the situation や there is を選びます。
否定形も機械的に no を置くのではなく、be動詞なら not、一般動詞なら do not、存在なら there is no / there are no と文型に合わせます。断定が強すぎるときは not really、not much、little、may not などで程度を調整できます。
日常・仕事で使える例文
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| This information is relevant to our decision. | この情報は私たちの判断に関連性があります。 |
| The two problems are related. | 二つの問題には関連性があります。 |
| There is a clear connection between sleep and health. | 睡眠と健康には明確な関連性があります。 |
| That example is not relevant here. | その例はここでは関連性がありません。 |
| The events may be connected. | 二つの出来事には関連性があるかもしれません。 |
| This has nothing to do with me. | これは私には関係ありません。 |
短い会話で確認
A: How do you feel about it?
B: This information is relevant to our decision.
A: I see. Can you explain why?
B: Sure. Let me give you an example.
最初から長い英文を作る必要はありません。結論を一文で言い、その後に理由や例を一つ足せば、会話として十分に機能します。
日本人が間違えやすいポイント
- 「ある」だからといって毎回 there is で始めない。
- 日本語で省略されている主語を確認する。
- 名詞を直訳するより、状態を表す形容詞や動詞を優先する。
- 強い否定が必要でなければ、not really や not much で柔らかくする。
- 前置詞と動名詞を一つのチャンクとして覚える。
しゅみすけ(大山俊輔)
この表現が出てこなければ、どう言えばいい?
「関連性がある/ない」に対応する表現がすぐに出なくても、意味を具体的な行動・状態・結果へ分けると、中学英語で伝えられます。
- This information helps us answer the question.
- These two things are connected.
- That has nothing to do with our problem.
しゅみすけ式では、日本語の名詞を英語の名詞へ置き換えることより、「誰が、何をする/どう感じる/どうなる」を作ることを優先します。be、have、know、want、say、feel、work、help など、すでに知っている基本語で十分です。簡単な言い換えは少し説明的でも、何を意味しているかが明確になる利点があります。
場面別の選び方
日常会話
自分の感覚を短く述べ、I think …、I feel …、I’m okay with … などを使います。相手を評価する内容では、断定を避けて sometimes や seem to を加えると柔らかくなります。
仕事
人そのものを批判せず、データ・提案・結果を主語にします。This plan …、The evidence …、There is … のように客観的な対象から始めると、建設的な説明になります。必要に応じて because や for example で根拠を一つ添えます。
人間関係
You are … と決めつけるより、I feel … when … や It seems … と自分の観察として伝えると安全です。肯定・否定の程度を調整し、相手が説明できる余地を残しましょう。
FAQ
there is を使ってはいけませんか?
状況の中に何かが存在することを伝えるなら使えます。ただし、人の気持ちや性質を言うときは、人を主語にした形容詞・動詞のほうが自然なことが多いです。
「ない」は no で作れますか?
名詞の不存在なら no が使えますが、状態や行動の否定は not / do not が必要です。まず肯定文の文型を作り、その文型に合う否定を選びましょう。
どの表現を最初に覚えればよいですか?
まず be relevant to を短い例文ごと覚え、次に be related to と there is a connection between を場面の違いと一緒に追加するのがおすすめです。
関連する「ある/ない」の英語
まとめ
話題・判断に直接役立つ関連性なら be relevant to、広く関係しているなら be related to、二つの事柄の結びつきを示すなら there is a connection between が基本です。 一語の対応だけを暗記せず、主語・場面・話し手の意図を確認してください。表現が出なければ、This information helps us answer the question. のように意味を簡単な英語へ分ければ、会話を止めずに伝えられます。
監査で補強した「関連性」の実践ポイント
研究結果が判断に役立つなら The findings are relevant to our decision.、病気同士が関係するなら The two conditions may be related.、原因の結びつきなら There is a possible connection between the events. と言えます。relevant は今の論点への重要性、related は広い関係、connection は二項間の結びつきです。
簡単な英語へ分解する確認
関連がない場合、irrelevant は「論点に不要」、unrelated は「互いに関係しない」、have nothing to do with は口語的で強い否定です。This information does not help answer our question. と基本語で説明すれば、なぜ関連性がないかまで伝わります。
仕上げに、同じ内容を I / we / the situation の三つを主語にして声に出してみましょう。主語を変えると、be動詞、一般動詞、there is のどれを使うべきかが見えます。また、強い断定を避けたいときは seem、may、not really、a little を加えます。相手を評価する内容ほど、人そのものではなく、観察した行動・データ・結果を主語にすると、自然で建設的な英語になります。









