
授業が楽しくなる、自分が楽しくなる、場が盛り上がる、展開が面白くなる。英語では「物事の楽しさ」「本人の感情」「場の活気」を分けて表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「楽しくなる」の英語を先に整理
| 英語 | 中心の意味 | 対象 |
|---|---|---|
| become more fun | 物事がより楽しくなる | 授業・仕事・活動 |
| start enjoying | 本人が楽しみ始める | 学習・仕事・趣味 |
| liven up | 場が活気づく | 会議・パーティー・教室 |
| get exciting | 展開がワクワクする | 試合・物語・計画 |

活動や時間が楽しくなる:become more fun
活動そのものが以前より楽しいものになる変化を表します。
- The class becomes more fun when we play games.
ゲームをすると授業が楽しくなります。 - Work became more fun after I joined the team.
チームに加わって仕事が楽しくなりました。 - The trip got more fun as we relaxed.
リラックスするにつれて旅行が楽しくなりました。
fun は現代英語では more fun を比較級として使うのが一般的です。
自分が楽しく感じるようになる:start enjoying
対象が変わるというより、自分の感じ方が変化した場合に使います。
- I started enjoying English after the course.
講座後、英語が楽しくなりました。 - She began to enjoy cooking.
彼女は料理が楽しくなりました。 - You’ll enjoy it more once you understand the rules.
ルールが分かるともっと楽しくなります。
enjoy の後ろには名詞か動名詞を置きます。
雰囲気が楽しくなる:liven up
静かだった場が活気づき、楽しい雰囲気になる変化を表す句動詞です。
- The party livened up after dinner.
夕食後、パーティーが楽しくなりました。 - A game can liven up the meeting.
ゲームで会議が楽しくなります。 - The room livened up when she arrived.
彼女が来ると部屋が活気づきました。
人が場を盛り上げる他動詞にも、場が活気づく自動詞にも使えます。
展開が面白くなる:get exciting
先が気になり興奮する楽しさには exciting が合います。
- The game is getting exciting.
試合が面白くなってきました。 - The story gets more exciting in chapter three.
物語は第3章から楽しくなります。 - Things are starting to get exciting.
だんだん面白くなってきました。
人の感情は excited、物事の性質は exciting です。
「楽しくなる」の使い分けでよくある間違い
funny を使う
funny は主に「おかしい・笑える」で、楽しい全般には fun を使います。
The class is becoming more fun.
人に exciting を使う
I am exciting は「私は人を興奮させる人」です。自分がワクワクするなら excited です。
I’m getting excited.
enjoy の後ろに to do を置く
enjoy は通常、動名詞を取ります。
I started enjoying studying English.
しゅみすけ(大山俊輔)
副詞と時制で変化を自然に表す
変化の途中なら be getting / be becoming、変化した結果なら has become が便利です。徐々な変化には gradually、はっきりした変化には noticeably、さらに進む場合は even や increasingly を添えられます。
- The lessons are gradually becoming more fun.
レッスンが徐々に楽しくなっています。 - I’m starting to enjoy the work much more.
仕事がずっと楽しくなってきました。 - The event became even more exciting.
イベントはさらに楽しくなりました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現がすぐ出てこなくても、身近な基本語彙と基本文型に分解すれば同じ内容を伝えられます。
- I like it more now.
今は以前より好きです。 - I smile more during class.
授業中に以前より笑うようになりました。 - More people are talking and laughing.
より多くの人が話して笑っています。 - I don’t want it to end.
終わってほしくありません。
like it more、smile more、don’t want it to end と結果を言えば、fun を使わなくても楽しさが伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で確認しよう
A: How are your English lessons?
A:英語のレッスンはどう?
B: They’re becoming more fun every week.
B:毎週、楽しくなってるよ。
A: Was the party quiet?
A:パーティーは静かだった?
B: At first, but it livened up later.
B:最初はね。でもあとで楽しくなったよ。
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「楽しくなる」を自分の会話で使うための確認ポイント
get と become はどう選ぶ?
get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 become more fun を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。
「だんだん」「急に」「以前より」を加える
日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It suddenly became different.
それは急に違う状態になりました。 - It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。
原因を伝えるなら make を使う
「AによってBが楽しくなる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞 や make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。
自分で英文を作る3ステップ
- 何が楽しくなるのか、主語を一つ決める。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
- 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。
たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…、when…、than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。
仕上げのセルフチェック
- 日本語の「楽しくなる」を一語で直訳しようとしていないか。
- 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
- 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
- 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。
この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。
まとめ
「楽しくなる」は、活動自体なら become more fun、本人の感覚なら start enjoying、場の活気なら liven up、ワクワクする展開なら get exciting が自然です。









