
「うんざり」は英語でどう言えばよいのでしょうか。先に答えると、代表的な表現は fed up with、sick of、tired of です。
限界に近い不満は fed up with、強く嫌になったなら sick of、比較的広い「飽きた・疲れた」は tired of です。 日本語1語に英語1語を当てはめるのではなく、場面と対象に合わせて選ぶことが大切です。
Contents
「うんざり」を表す英語を先に比較
| 英語 | 中心となる意味・場面 |
|---|---|
| fed up with | 我慢の限界に近い強い不満 |
| sick of | 同じことへの強い嫌悪や苛立ち |
| tired of | 繰り返しで飽きたり疲れたりしている |
日本語では同じ「うんざり」で済む場合でも、英語では何がその状態を生んだのか、本人の気持ちなのか、物や状況の特徴なのかによって表現が変わります。まず短い日本語の説明にほどき、それから英語を選ぶと自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面ごとの意味と使い分け
1.fed up with:我慢の限界に近い強い不満
fed up with は、我慢の限界に近い強い不満という場面で使います。「うんざり」と訳せても、ほかの候補とは焦点が異なります。話し手が状態・原因・評価のどれを伝えたいのかを先に決めましょう。
I’m fed up with these delays.
「この遅れにはうんざりです。」
この文では fed up with が中心のニュアンスを表しています。主語や時制を変えれば、仕事、家庭、旅行、人間関係など自分の場面にもそのまま応用できます。
2.sick of:同じことへの強い嫌悪や苛立ち
sick of は、同じことへの強い嫌悪や苛立ちという場面で使います。「うんざり」と訳せても、ほかの候補とは焦点が異なります。話し手が状態・原因・評価のどれを伝えたいのかを先に決めましょう。
I’m sick of hearing the same excuse.
「同じ言い訳を聞くのはうんざりです。」
この文では sick of が中心のニュアンスを表しています。主語や時制を変えれば、仕事、家庭、旅行、人間関係など自分の場面にもそのまま応用できます。
3.tired of:繰り返しで飽きたり疲れたりしている
tired of は、繰り返しで飽きたり疲れたりしているという場面で使います。「うんざり」と訳せても、ほかの候補とは焦点が異なります。話し手が状態・原因・評価のどれを伝えたいのかを先に決めましょう。
I’m tired of doing this every day.
「これを毎日するのはうんざりです。」
この文では tired of が中心のニュアンスを表しています。主語や時制を変えれば、仕事、家庭、旅行、人間関係など自分の場面にもそのまま応用できます。

どんな場面で使う?
繰り返す遅延、言い訳、迷惑行為、単調な仕事などに使います。仕事では強すぎる語を避け、I’m getting frustrated with … と調整できます。
会話では、一語だけで感想を終えるより、理由や結果をもう一文加えるほうが自然です。because、so、when を使い、何が起きたのかを簡単に説明してみましょう。
ポジティブ・ネガティブの印象
同じ表現でも、声の調子と対象によって印象は変わります。自分の状態を述べる場合は率直な共有ですが、他人の性格や行動を評価すると批判に聞こえることがあります。人に直接使うときは I feel、It seems、I think などを添えると断定を和らげられます。
また、強い否定表現や感情表現は、親しい会話では自然でも仕事では強すぎる場合があります。中立的な表現を選び、具体的な事実を続けると、感情を伝えながら関係を壊しにくくなります。
人・物・状況への使い分け
- 人の状態:I feel … / She seems … の形で本人の感情や様子を表します。
- 物・説明:It is … / The instructions are … の形で性質や評価を示します。
- 状況・進行:Things are … / The project is … の形で場面全体を説明します。
すべての候補が同じ主語を取るわけではありません。今回の例文を「主語+動詞+表現」のまとまりで覚え、単語だけを入れ替えないようにしましょう。
形容詞・副詞・フレーズの違い
形容詞は be動詞の後や名詞の前に置き、人・物の状態を表します。副詞は動詞や形容詞を説明し、「どのように」を加えます。複数語のフレーズは語順を崩さず、ひとかたまりで使います。
- be+形容詞:主語の状態を説明する
- 動詞+副詞:動作の方法や程度を説明する
- 決まったフレーズ:前置詞や語順も含めて覚える
日本語から考えると置き場所を迷いやすいため、よく使う一文を丸ごと音読するのが効果的です。
よく使う語順と前置詞
まず主語と動詞で短い骨格を作り、そのあとに理由・対象・時間を足します。前置詞は日本語の助詞から直訳せず、with the problem、about the change、by the news など表現ごとの組み合わせで覚えましょう。
日本人が間違えやすいポイント
sick of は実際に病気という意味ではありませんが、強い表現です。人に対して I’m sick of you. と言うとかなり攻撃的なので、行動や状況を主語にするほうが安全です。
さらに、日本語では主語を省けますが、英語では「誰の状態か」「何がその印象を与えるか」を明示します。人の感情と、物が与える性質を区別することが重要です。
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
ぴったりの単語を思い出せなくても、基本語を使った短い説明なら十分伝わります。
- I don’t want to deal with this anymore.
もうこれに対応したくありません。 - The same thing keeps happening.
同じことが何度も起きています。
難しい語を一語だけ言うより、「何が起きたか」「自分はどう感じたか」を二文で説明するほうが、相手に正確に伝わることもあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
そのまま使える例文
- I’m fed up with these delays.
この遅れにはうんざりです。 - I’m sick of hearing the same excuse.
同じ言い訳を聞くのはうんざりです。 - I’m tired of doing this every day.
これを毎日するのはうんざりです。 - I don’t want to deal with this anymore.
もうこれに対応したくありません。 - The same thing keeps happening.
同じことが何度も起きています。
ミニ会話で確認
A: Are you still waiting for a reply?
「まだ返事を待っているの?」
B: Yes. I’m fed up with the delays.
「はい。この遅れにはうんざりです。」
会話では、最初に短く答えてから理由を足すと自然です。このBの文を、自分の仕事・家庭・旅行・学習の経験へ置き換えて声に出してみましょう。
使えるようにする練習
- 三つの候補から、自分が最も使いそうな一つを選びます。
- I を主語にした肯定文を作ります。
- 同じ内容を過去形と疑問文に変えます。
- because で理由を足し、実際の会話に近づけます。
- 最後に簡単な英語へ言い換え、二通りで伝えます。
似た表現は同じ場面で入れ替えてみると、意味の差が見えます。文法だけを眺めず、自分の経験と結び付けることが定着への近道です。
関連表現
もう一歩自然に伝えるコツ
英語では、気持ちや状態を一語で言い切るだけでなく、観察できる事実を添えると自然です。たとえば「うんざり」と感じた原因、いつからそうなのか、これからどうしたいのかを一つ加えます。相手は状況を具体的に理解でき、会話も続けやすくなります。
また、表現の強さは相手との関係で調整しましょう。友人への率直な一言と、上司・顧客への説明では適切な語が違います。仕事では中立的な表現と事実を先に置き、親しい会話では感情を表す短いフレーズを使うと自然です。
最後に、例文を暗記するだけでなく、主語・時制・対象の三か所を入れ替えて三文作ってください。一つの型から複数の文を作れるようになると、実際の会話でも迷いにくくなります。
「うんざり」を相手に伝えるときの注意
fed up や sick of は強い不満を表します。人そのものに向けると関係を傷つけやすいため、I’m fed up with the repeated delays. のように、問題となる行動や状況を対象にしましょう。
仕事で穏やかに伝えるなら、I’m getting frustrated because the same issue keeps happening. と原因を説明できます。tired of は「飽きた」にも使え、I’m tired of eating the same lunch. のような軽い不満にも合います。怒りの強さに合わせて段階を選ぶのが大切です。
まとめ
「うんざり」の代表的な英語は、fed up with、sick of、tired ofです。限界に近い不満は fed up with、強く嫌になったなら sick of、比較的広い「飽きた・疲れた」は tired of です。
日本語の語だけで機械的に決めず、対象・原因・強さ・会話の場面で選びましょう。難しい表現が出ないときは、しゅみすけ式の短い説明へ言い換えれば大丈夫です。










