「柔らかくなる」は英語で?get softer・soften・become tenderの違い

get softer・soften・become tender

素材、肉、表情、態度、体。それぞれの「柔らかくなる」は英語で少しずつ違います。触った感触なら soft、食材なら tender、態度や表情なら soften が中心です。

しゅみすけ(大山俊輔)

まず get softer を基本にして、肉なら tender、態度なら soften、体なら loosen up と分けると使いやすいで。

「柔らかくなる」の英語を先に整理

英語 中心の意味 対象
get softer 触感が柔らかくなる 布・土・パン・素材
become tender 食材が食べやすくなる 肉・野菜
soften 態度・表情が和らぐ 声・表情・立場
loosen up 体・雰囲気がほぐれる 筋肉・人・場

get softer・soften・become tender

物や素材が柔らかくなる:get softer

触ったときの硬さが減る一般的な変化には get softer を使います。

  • The butter gets softer at room temperature.
    バターは室温で柔らかくなります。
  • The fabric became softer after washing.
    洗濯後、布が柔らかくなりました。
  • The ground gets softer after rain.
    雨のあと地面が柔らかくなります。

soften は自動詞・他動詞の両方で The butter softened. とも言えます。

肉や食材が柔らかくなる:become tender

噛み切りやすい食材の柔らかさには tender が自然です。

  • Cook the meat until it becomes tender.
    肉が柔らかくなるまで調理してください。
  • The vegetables became tender.
    野菜が柔らかくなりました。
  • Slow cooking makes the beef tender.
    弱火で長く煮ると牛肉が柔らかくなります。

soft meat も意味は通じますが、料理では tender が肯定的で自然です。

態度や表情が柔らかくなる:soften

人の厳しい態度、声、表情が和らぐ変化には soften を使います。

  • Her expression softened.
    彼女の表情が柔らかくなりました。
  • His tone softened after the apology.
    謝罪後、彼の口調が柔らかくなりました。
  • The company softened its position.
    会社は姿勢を柔らかくしました。

性格全体より、その場の表情・声・立場の変化を表すのに向いています。

体や雰囲気が柔らかくなる:loosen up

緊張やこわばりが取れて柔らかくなるなら loosen up が会話的です。

  • My shoulders loosened up after stretching.
    ストレッチ後、肩が柔らかくなりました。
  • Everyone loosened up after dinner.
    夕食後、みんな打ち解けました。
  • This exercise helps your hips loosen up.
    この運動で股関節がほぐれます。

物質の柔らかさではなく、緊張が解けるイメージです。

「柔らかくなる」の使い分けでよくある間違い

肉に soft だけを使う

料理では tender のほうが「美味しく食べられる柔らかさ」を表せます。

The meat is tender.

態度に get soft を使いすぎる

get soft は弱腰になる含みが出る場合があります。

中立的には His attitude softened.

柔軟性と触感を混同する

体が柔軟になるなら become more flexible も自然です。

Yoga made me more flexible.

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の柔らかいは範囲が広いんよ。触感・食感・態度・緊張のどれかを先に決めよ。

副詞と時制で変化を自然に表す

変化の途中なら be getting / be becoming、変化した結果なら has become が便利です。徐々な変化には gradually、はっきりした変化には noticeably、さらに進む場合は even や increasingly を添えられます。

  • The dough is gradually getting softer.
    生地が徐々に柔らかくなっています。
  • Her tone has become much softer.
    彼女の口調はずっと柔らかくなりました。
  • The meat will become tender as it cooks.
    調理するにつれて肉が柔らかくなります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

中心表現がすぐ出てこなくても、身近な基本語彙と基本文型に分解すれば同じ内容を伝えられます。

  • It is not hard anymore.
    もう硬くありません。
  • The meat is easy to cut now.
    肉は今、簡単に切れます。
  • He speaks in a kinder way now.
    彼は今、より優しい話し方をします。
  • My body doesn’t feel tight now.
    今は体がこわばっていません。

硬くない、切りやすい、優しい話し方、こわばっていない、と結果に言い換えれば伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

soften が出てこんでも、not hard、easy to cut、kind wayで十分。これが基本語彙で乗り切るコツや。

ミニ会話で確認しよう

A: Is the meat ready?
A:肉はできた?
B: Yes, it’s nice and tender now.
B:うん、柔らかくなったよ。

A: Was your boss still angry?
A:上司はまだ怒ってた?
B: No, his tone softened later.
B:いや、あとで口調が柔らかくなった。

関連する「○○になる」の英語

「柔らかくなる」を自分の会話で使うための確認ポイント

get と become はどう選ぶ?

get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 get softer を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。

「だんだん」「急に」「以前より」を加える

日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。

  • It is gradually changing.
    それは徐々に変化しています。
  • It suddenly became different.
    それは急に違う状態になりました。
  • It is more noticeable than before.
    以前より変化がはっきりしています。

原因を伝えるなら make を使う

「AによってBが柔らかくなる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。

自分で英文を作る3ステップ

  1. 何が柔らかくなるのか、主語を一つ決める。
  2. 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
  3. 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。

たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…when…than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。

仕上げのセルフチェック

  • 日本語の「柔らかくなる」を一語で直訳しようとしていないか。
  • 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
  • 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
  • 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。

この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。

まとめ

「柔らかくなる」は、素材なら get softer、食材なら become tender、態度や表情なら soften、体や雰囲気なら loosen up が自然です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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