
At the risk of sounding …は、会話で「〜に聞こえるのを承知で言うと」と伝えたいときに使う表現です。単語を一つずつ訳すより、会話の流れを整えるひとかたまりとして覚えるのがコツ。この記事では、意味とニュアンス、自然な語順、似た表現との違い、恋愛と仕事の例文までまとめます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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At the risk of sounding …の意味とニュアンス
自分の発言が自慢・失礼・悲観的などに聞こえる可能性を認めたうえで言う前置きです。日本語では「〜に聞こえるのを承知で言うと」が基本ですが、場面によっては少しくだけた訳や、丁寧な訳が自然になります。
大切なのは、この表現自体が話の主役ではなく、後ろに続く内容を聞きやすくする「会話のクッション」だという点です。言いにくいこと、意外なこと、確認したいことをいきなりぶつけず、聞き手に心の準備をしてもらえます。
基本の語順と使い方
基本形はAt the risk of sounding …, + 文です。独立したひと言として置いたあと、伝えたい内容を続けます。会話では区切って発音すると自然です。
- At the risk of sounding rude, we need a decision today.
失礼に聞こえるのを承知で言いますが、今日中に決定が必要です。 - At the risk of sounding arrogant, I think I’m the best person for the job.
傲慢に聞こえるかもしれませんが、この仕事には私が最適だと思います。 - At the risk of sounding dramatic, meeting you changed my life.
大げさに聞こえるのを承知で言うけれど、あなたとの出会いで人生が変わりました。
書き言葉ではコンマを置くのが分かりやすいですが、話すときは短い間を取るだけで十分です。相手との距離や内容の重さに合わせて、声の調子をやわらかくすると押しつけがましさを抑えられます。

I don’t mean to sound … / This may sound …との違い
At the risk of sounding …は「〜に聞こえるのを承知で言うと」という会話上の役割が中心です。一方、I don’t mean to sound … / This may sound …は似た場面でも、許可・率直さ・単なる話題転換など焦点が少し異なります。日本語訳が近くても、何を相手に予告しているかで選びましょう。
迷ったときは、後ろの文を消して前置きだけを比べるより、「このあと相手に何を伝えるのか」を先に決めると選びやすくなります。意見、質問、偶然の情報、立場の確認など、発言の目的から逆算するのが実用的です。
恋愛・仕事での会話例
仕事で
A: At the risk of sounding arrogant, I think I’m the best person for the job.
B: Thanks for telling me. Let’s look at it together.
A: Thank you. I wanted to be clear before we moved on.
恋愛・日常で
A: At the risk of sounding dramatic, meeting you changed my life.
B: I’m glad you told me.
A: I wasn’t sure how to say it.
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
この表現がすぐに出てこないときは、難しく言い換えなくて大丈夫です。まずはI want to say something.、Can I tell you something?、This is just my opinion.のような短い英語で発言の目的を伝え、そのあとに本題を続けましょう。
しゅみすけ式では、「ぴったり一語」を探して黙るより、知っている単語で二文に分けることを優先します。たとえば「〜に聞こえるのを承知で言うと」なら、This may sound a little direct. But …のように、注意書きと本題を分ければ十分通じます。
At the risk of sounding …の発音と会話のリズム
アッ(ト)・ザ・リスク・オヴ・サウンディング。risk と sounding をはっきりさせ、後ろの形容詞へつなげます。
前置き表現は、一語ずつ慎重に読むより、後ろの本題へ渡す一つのチャンクとして練習すると実際の会話で出やすくなります。まず前置きだけを三回、そのあと短い文を付けて三回音読してみましょう。
使える場面・避けたい場面
sounding の後ろには rude、arrogant、negative、dramatic など「どう聞こえるか」を表す形容詞を置きます。名詞や完全な文を直接続けないようにします。
メールや会議では、相手との関係と発言の重さも確認しましょう。親しい会話で自然な表現でも、契約・人事・謝罪など正確さが必要な場面では、前置きのあとに条件や事実を具体的に述べることが大切です。
追加例文で使い方を確認
- At the risk of sounding negative, I see several problems.
悲観的に聞こえるのを承知で言うと、いくつか問題があります。 - At the risk of sounding impatient, when can we expect an answer?
せっかちに聞こえるかもしれませんが、回答はいつ頃いただけますか。 - At the risk of sounding old-fashioned, I prefer handwritten notes.
古風に聞こえるかもしれませんが、手書きのメモが好きです。 - At the risk of sounding selfish, I need some time alone.
自分勝手に聞こえるかもしれないけれど、一人の時間が必要です。 - At the risk of sounding repetitive, the deadline is Friday.
くどく聞こえるかもしれませんが、締切は金曜です。 - At the risk of sounding overly cautious, let’s check it again.
慎重すぎるように聞こえるかもしれませんが、もう一度確認しましょう。 - At the risk of sounding sentimental, I’ll miss this team.
感傷的に聞こえるのを承知で言うと、このチームが恋しくなります。
よくある間違い
日本語訳だけで選ぶ
「〜に聞こえるのを承知で言うと」という訳だけを暗記すると、似た表現との違いが見えません。I don’t mean to sound … / This may sound …と比べ、発言の目的が許可・驚き・条件・本音・立場の限定のどれなのかを確認しましょう。
前置きだけを丁寧にしすぎる
長い前置きのあとに曖昧な本題を続けると、かえって伝わりにくくなります。前置きは短く、本題は主語と動詞が明確な一文にするのが基本です。
At the risk of sounding …のFAQ
ビジネスでも使えますか?
使えます。ただし、正式な文書より会話・会議・比較的自然なメールに向く表現です。重要な条件は前置きだけで済ませず、具体的に書きます。
文頭以外でも使えますか?
多くの場合は文頭が最も自然です。文末や途中に置ける表現もありますが、学習段階では「At the risk of sounding …, + 本題」の型から始めると安全です。
丁寧な表現ですか?
相手への配慮を示せますが、丁寧さは声の調子と後ろの内容にも左右されます。前置きがあっても、断定や批判が強すぎればきつく聞こえます。
会話で毎回使ってもよいですか?
必要な場面だけで使うほうが自然です。多用すると回りくどく聞こえるため、簡単な内容なら前置きなしで伝えてかまいません。
まず覚える一文は?
At the risk of sounding negative, I see several problems.がおすすめです。自分の状況に名詞や時刻を入れ替え、口から出るまで繰り返しましょう。
まとめ
At the risk of sounding …は「〜に聞こえるのを承知で言うと」を表す会話表現です。意味だけでなく、後ろにどんな内容を続けるかまでセットで練習すると定着します。まずは上の例文を自分の仕事や人間関係に置き換え、声に出して使ってみてください。










