
get your wires crossed は、ひと言でいうと「連絡や理解が食い違い、互いに取り違える」という意味です。予定、担当、場所などを二人が別々に理解していたときに自然です。 直訳だけではつかみにくいものの、イメージと語順を押さえると、会話の中で迷わず理解できるようになります。
先に結論
一方だけの知識不足より、複数人の認識が交差してずれた状況を表します。 基本形は get/have + 所有格 + wires crossed。日常会話と仕事の両方で使える口語表現です。
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get your wires crossedの意味とネイティブのニュアンス
誰かを強く責めず、「どうやら話が食い違ったようだ」と共同の行き違いとして扱えるのが便利です。謝罪や予定調整でも角が立ちにくくなります。
大切なのは、日本語訳を一つに固定しないことです。実際の会話では、話題や人間関係によって「話が食い違う」「連絡を取り違える」「お互いに勘違いする」などに訳し分けます。それでも中心にある感覚は同じで、本来つながるべき情報の線が交差し、別の相手や意味へ届くということです。
この表現には話し手の評価もにじみます。単なる事実説明より、行き違いを認めて修正しようという含みが出やすい点を意識しましょう。声の調子が柔らかければ軽い説明、強ければ非難や警戒として響く場合があります。
なぜその意味になる?単語からイメージする
昔の電話線が交差すると、別の通話につながったり内容が混線したりします。wires は情報経路、crossed はその線が交差した状態です。
イディオムは、各単語を日本語へ一対一で置き換えるより、場面を一枚の絵として思い浮かべる方が定着します。同じ予定について、一人は月曜、もう一人は火曜だと思っている二本の線を想像します。 その映像を、抽象的な仕事・人間関係・判断へ移したのが現在の用法です。

しゅみすけ(大山俊輔)
よく使う形・語順・文法
まず覚えたい形は get/have + 所有格 + wires crossed です。所有格は my/your/our/their などに変えます。We got our wires crossed が定番で、過去の行き違いを柔らかく説明できます。
- We got our wires crossed.(話が食い違いました)
- I think we’ve got our wires crossed.(認識がずれているようです)
- They had their wires crossed about the date.(日付を取り違えていた)
時制は場面に合わせて変えられます。現在形は習慣や現在の状態、過去形はすでに起きた出来事、現在完了はその結果が今に残るときに自然です。主語が人だけでなく、会社・出来事・判断になる場合もあります。代名詞を使うときは、所有格や目的格の位置をそのまま保つことが大切です。
場面別の自然な例文
短い日本語訳だけでなく、どんな状況で口にするかも確認しましょう。以下はすべて会話を想定した独自例文です。
- I think we got our wires crossed about the meeting time.
会議時間について話が食い違ったようです。
仕事 - We had our wires crossed—I meant next Friday.
認識がずれていました。私が言ったのは来週の金曜です。
予定 - Did we get our wires crossed about who was driving?
誰が運転するか取り違えたかな?
旅行 - The hotel and the agency got their wires crossed.
ホテルと代理店の連絡が食い違いました。
旅行 - Sorry, I think we’ve got our wires crossed.
すみません、認識が食い違っているようです。
謝罪 - They got their wires crossed and bought two cakes.
二人は連絡を取り違えてケーキを二つ買いました。
家庭 - Somehow our wires got crossed in the email thread.
メールのやり取りでなぜか認識がずれました。
仕事 - We got our wires crossed about the pickup point.
待ち合わせ場所を取り違えました。
旅行 - I said Tuesday, but our wires must have crossed.
私は火曜と言ったのですが、行き違いがあったのでしょう。
予定 - Let’s confirm everything so we don’t get our wires crossed.
食い違わないよう全部確認しましょう。
仕事
例文を練習するときは、主語・時制・目的語の一か所だけを自分の状況に置き換えてください。丸暗記よりも「明日の会議なら」「自分の家族なら」と場面を作る方が、必要な瞬間に出てきやすくなります。
似た表現との違い
- misunderstand:相手の言葉を誤解する一般的な動詞。
- mix something up:二つ以上の物や情報を取り違える。
- be on different pages:考え方や理解がそろっていない状態。
wires crossed は相互の連絡経路の食い違いを、ややユーモラスに説明します。 どれも日本語では似た訳になり得ますが、英語では話し手がどこに焦点を置くかで選択が変わります。迷ったら、比喩を使わず事実を直接述べる表現を選んでも問題ありません。
日本人が間違えやすいポイント
- wire を単数にしないのが定型。
- 所有格を主語に合わせる。
- 単に内容を知らないだけの場面には使わない。
また、イディオムだからといって、どんな場面でも洒落た言い方になるわけではありません。相手を責める含みが強い表現は、顧客や上司への直接的な発言では避け、状況を客観的に説明する形へ弱める方が安全です。反対に、友人同士の会話や自分の経験談では自然に使えます。
出てこないときの「しゅみすけ式」
行き違いを責めずに説明したいなら、二つの簡単な文で十分です。
- We understood it differently.
私たちは違うように理解していました。 - There was a misunderstanding.
誤解がありました。 - I thought you meant Tuesday.
あなたは火曜という意味だと思っていました。
簡単な語への言い換えは「負け」ではありません。伝えたい中身を先に届け、余裕があるときにイディオムを足せば十分です。基本動詞と短い文を組み合わせられる人ほど、実際の会話では強くなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使えるようにする練習
最初は「自分について一文」「仕事について一文」「身近な人について一文」を作ります。次に肯定文を疑問文や過去形へ変え、最後に声に出します。予定の曜日、場所、担当者を入れ替え、We got our wires crossed about … を三回作りましょう。 相手の返答まで想像すると、表現を単語帳の知識ではなく会話の道具として覚えられます。
発音では一語ずつ強く読むより、内容語を中心にまとめます。機能語は弱くなりやすいため、見た目より滑らかに聞こえます。速さより、意味のまとまりごとに区切ることを優先しましょう。
get your wires crossedの意味の強さと場面選び
get your wires crossedを自然に使うには、「日本語訳が合うか」だけでなく、出来事の強さと時間の流れを確認します。この表現の中心は、複数人の連絡や理解が交差して食い違うことです。ほんの小さな出来事へ毎回使うと大げさに聞こえますが、話し手がその違いをわざわざ伝えたい場面では、基本語だけより状況が鮮明になります。
まず、誰がその状態になったのかを決めます。次に、きっかけとなった情報・行動・出来事を置きます。最後に、その結果が今も続くのか、すでに解決したのかを時制で示します。この三点がそろうと、イディオムだけが会話から浮きません。たとえば We got our wires crossed と言った後に、具体的な理由を because で続ければ、相手は比喩と事実を一緒に理解できます。
すぐ使える返答と質問の作り方
自分から表現を使うだけでなく、相手が使ったときの返答も用意しておきましょう。意味を確認したいなら What do you mean by that?(それはどういう意味ですか)、詳しい事情なら What happened?(何があったのですか)、今後の対応なら What are you going to do next?(次にどうする予定ですか)と返せます。
A: Would “get your wires crossed” fit this situation?
この状況に「get your wires crossed」は合いますか?
B: Yes. It matches what happened.
はい。起きたことに合う表現です。
この練習では、英語の説明を完璧にする必要はありません。まず We understood it differently. と基本語で事実を伝え、次に In other words, We got our wires crossed. と言い換えます。「簡単な説明→イディオム」の順なら、意味を理解したまま表現を追加できます。
能動語彙に変える3段階練習
- 事実を一文で言う:誰が、何を、どうしたかを基本語で説明します。
- 今回の表現へ置き換える:語順を保ち、主語・時制・代名詞だけを変えます。
- 理由か結果を足す:because、so、but のどれかで二文目につなげます。
翌日は例文を見ずに同じ内容を言い、出てこなければ簡単な英語へ戻ります。思い出せない瞬間に基本語で言い直すこと自体が、実際の会話に近い練習です。書いて終わりにせず、二回ゆっくり、最後に自然な速さで一回声に出してください。
使う前の最終チェック
- 表現の強さは出来事に合っているか。
- 誰について話しているか、代名詞で明確か。
- 過去の一回か、今も続く結果かを時制で示したか。
- 相手を責める場合、必要以上に断定的ではないか。
- 簡単な英語で同じ意味を説明できるか。
この五つを確認できれば、暗記した決まり文句ではなく、状況に合わせて選べる表現になります。
まとめ
get your wires crossed は「連絡や理解が食い違い、互いに取り違える」を表す表現です。複数人の認識が交差したとき、所有格を変えて柔らかく行き違いを説明します。 すぐ出てこないときは We understood it differently. のような基本英語で十分に伝わります。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。










