
go for broke は、「失敗する可能性があっても、一か八かで全力を尽くす」「持てるものを全部つぎ込んで勝負に出る」という意味です。
ただ頑張るだけではなく、結果が読めない大事な局面で、中途半端にせず勝負をかける感覚があります。仕事の大きな提案、試合の終盤、人生を左右する挑戦などで使われる表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
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go for brokeの意味
go for broke = 一か八かで全力を尽くす/失敗覚悟で勝負に出る
この表現は、成功すれば大きな成果がある一方、失敗すれば何かを失うかもしれない場面に合います。話し手が勇気ある決断として評価することもあれば、「少し無謀では?」という響きを伴うこともあります。
- 大きな案件を取るため、最後の提案に全力を注ぐ
- 試合終了前に守りを捨て、得点を狙う
- 限られた予算や時間を一つの企画に集中させる
- 後悔しないよう、思い切って気持ちを伝える
なぜbrokeで「全力勝負」になる?
broke は日常英語で「お金がない」「無一文の」という意味です。たとえば I’m broke. なら「今、お金がない」です。
そこで go for broke を文字どおり眺めると、「破産状態を目指す」のように見えます。しかし実際のイディオムでは、失敗すれば何も残らないほど思い切って勝負するという極端なイメージから、「すべてを賭けて全力で挑む」という意味になります。

よく使う形と文法
基本形は go for broke です。broke の前に the を置いたり、broken に変えたりしません。
- go for broke:勝負に出る
- decide to go for broke:勝負に出ると決める
- It’s time to go for broke.:勝負に出る時だ
- went for broke:勝負に出た(過去形)
- be going for broke:全力勝負に出ている
現在・未来の例
We have one final pitch, so let’s go for broke.
最後のプレゼンが一回残っているから、全力で勝負しよう。
If this plan gets approved, we’ll go for broke and launch nationwide.
この計画が承認されたら、思い切って全国展開します。
過去形went for brokeの例
With two minutes left, the team went for broke and sent everyone forward.
残り2分で、チームは勝負に出て全員を前線に上げました。
She went for broke and told him exactly how she felt.
彼女は思い切って、彼に自分の気持ちを正直に伝えました。
場面別の自然な例文
仕事・ビジネス
Our usual strategy isn’t working. We may have to go for broke.
いつもの戦略ではうまくいっていません。思い切って勝負に出る必要があるかもしれません。
The startup went for broke by investing most of its budget in the new app.
そのスタートアップは、予算の大部分を新しいアプリに投じて勝負に出ました。
勉強・試験
I only have three days left, so I’m going for broke and studying every evening.
あと3日しかないので、毎晩勉強して最後の勝負に出ています。
スポーツ
We’re one goal behind. It’s time to go for broke.
1点負けています。攻めに出る時です。
恋愛・人間関係
I decided to go for broke and ask her out before she moved away.
彼女が引っ越す前に、思い切ってデートに誘うことにしました。
旅行・暮らし
It was our last day in Paris, so we went for broke and booked the special dinner.
パリ最後の日だったので、奮発して特別なディナーを予約しました。
この旅行例では深刻な破産リスクというより、「最後だから思い切ってやる」という軽い誇張です。日常会話では、このようにユーモラスに使うこともあります。
go for itとの違い
go for it は「やってみなよ」「ぜひ挑戦して」という気軽な後押しにも使えます。大きなリスクや「すべてを出し切る」という含みは必須ではありません。
A: Do you think I should apply for the job?
B: Go for it!
A:その仕事に応募したほうがいいと思う?
B:やってみなよ!
一方、go for broke は、後がない局面や大きな賭けを意識させます。
go all outとの違い
go all out は「全力を尽くす」「徹底的にやる」です。努力や投入量の大きさに焦点があり、失敗したときのリスクは必須ではありません。
- We went all out for the party.
私たちはパーティーの準備にとことん力を入れました。 - We went for broke with our final proposal.
私たちは最後の提案にすべてを賭けました。
全力で飾りつけるなら go all out、成功か失敗かを覚悟して最後の提案に賭けるなら go for broke が自然です。
take a chanceとの違い
take a chance は「可能性に賭けてやってみる」「リスクを取る」です。小さな挑戦にも使え、必ずしも全資源を投入するわけではありません。
- I took a chance and tried the new restaurant.
思い切って新しいレストランを試しました。 - The company went for broke with one last product.
その会社は最後の一製品にすべてを賭けました。
all or nothingとの違い
all or nothing は「全部かゼロか」という状況・方針を表します。go for broke は、その状況で実際に思い切った行動を取ることに焦点があります。
It’s all or nothing now, so let’s go for broke.
今は成功か失敗かの二つに一つだから、全力で勝負しよう。
日本人が間違えやすいポイント
1.brokeをbrokenにしない
正しくは go for broke です。go for broken や go for break にはしません。
2.普通の努力すべてに使わない
毎日の宿題や通常業務など、リスクも特別な決断もない場面では do my best や work hard のほうが自然です。
3.無謀に聞こえる場合がある
会社のお金を大量に使う話などでは、go for broke が「成功すれば大きいが、失敗も大きい」という危うさを伝えることがあります。慎重さを示したい場面では、何にどれほど賭けるのかも説明しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
go for broke を思い出せなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- Let’s give it everything.
全力でやろう。 - We have one chance, so let’s do our best.
チャンスは一回だから、ベストを尽くそう。 - Let’s use all our time and money on this.
これに時間とお金を全部使おう。 - We may fail, but let’s try.
失敗するかもしれないけれど、やってみよう。
まとめ
go for broke は、「失敗を恐れず、一か八かで全力を尽くす」「すべてを賭けて勝負に出る」というイディオムです。
- broke の「無一文」というイメージから、何も残らないほど思い切る感覚が生まれる
- ただの努力ではなく、リスクのある大事な局面に向く
- go for it は気軽な挑戦、go all out は全力、take a chance はリスクを取ることに重点がある
- 思い出せなければ Let’s give it everything. などで言い換えられる
ほかの表現もまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。










