
英会話や動画で「in the black」を見聞きして、単語は分かるのに全体の意味がつかめなかったことはありませんか。定型表現は、日本語訳だけでなく、なぜその意味になるのかという映像と、実際に置かれる語順を一緒に理解すると使いやすくなります。
先に結論を言うと、in the blackは「黒字で/利益が出ていて」という意味です。この記事では、中心イメージ、ネイティブが感じるニュアンス、よく使う形、独自例文、類似表現との違い、日本人が間違えやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。
Contents
in the blackの意味をひとことで
個人・会社・事業の収入や資産が支出や負債を上回り、赤字ではない状態表現です。場面に応じて訳は変わりますが、まず「黒字で/利益が出ていて」という中心を押さえましょう。
会計上の黒インクに由来する比喩で、企業ニュースだけでなく家計やイベント収支にも使えます。必ずしも大きな利益とは限らず、赤字を脱してわずかにプラスになった場合にも自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?直訳イメージから理解
帳簿で利益やプラスの数字を黒、損失を赤で記録した慣習から生まれました。黒い数字の領域にいることが、収支がプラスの状態を表します。

イラストの左側にある文字どおりの状況から、右側の抽象的な意味へ線を引いて考えるのがポイントです。日本語訳を丸暗記するより、主語や状況が変わっても意味の核を保てます。会話の中で少し形が変わっても、この中心イメージへ戻れば判断できます。
よく使う形・語順・文法
be in the black、move/get back into the black、keep a business in the black。状態はin、赤字から黒字へ入る変化はintoを使います。
表現だけを単独で覚えるのではなく、前後の一語まで含む短いかたまりで音読しましょう。現在の状態、過去の出来事、未来の予定という三つの時制で自分用の文を作ると、実際の会話で取り出しやすくなります。否定や疑問を作る場合も、定型部分を崩さず外側のbe動詞や助動詞を変えるのが基本です。
自然な会話にする組み立て
状況説明→in the blackを使った判断や気持ち→理由または次の行動、という順にすると自然です。イディオムだけで結論を断定せず、because節、具体的な名詞、今後の提案のいずれかを一文添えると、聞き手が比喩の対象を迷いません。
in the blackを使った自然な例文
1. The café is finally in the black.
そのカフェはついに黒字になりました。
2. We need to cut costs to stay in the black.
黒字を維持するには経費を削減する必要があります。
3. The festival finished slightly in the black.
その祭りはわずかな黒字で終わりました。
4. After two difficult years, the company moved back into the black.
厳しい2年を経て、その会社は黒字へ戻りました。
5. Online sales helped keep the store in the black.
オンライン販売が店の黒字維持に役立ちました。
6. Being in the black doesn’t mean we can ignore future risks.
黒字だからといって、将来のリスクを無視できるわけではありません。
例文は、英語から日本語へ訳して終わりにせず、人物・場所・時制を自分の生活へ置き換えてください。職場、家庭、旅行、学習、人間関係のうち二つ以上の場面で声に出すと、一つの暗記文ではなく応用できる型になります。
場面別の使い分け
四半期決算、小さな店の収支、慈善イベント、家計改善などに使えます。期間をthis quarter、for the first timeなどで示し、売上増なのか経費削減なのか理由を続けると情報が明確になります。
in the blackを自然に使う鍵は、表現の前後に具体的な状況を置くことです。「何が起きたか」「なぜそう感じるか」「次にどうするか」のうち一つを添えるだけでも、話し手の意図と表現の強さが伝わりやすくなります。
短い会話で確認
A: How would you describe the situation?
B: I’d say “in the black,” and then explain why.
A: That makes the meaning much clearer.
日本語:A「その状況をどう表しますか」 B「in the blackと言って、その理由も説明します」 A「そうすると意味がずっと明確になりますね」
実際の会話では、定型表現の後ろに一文を足すだけで誤解を減らせます。感情を表す場合は原因、状況を表す場合は具体的な問題、接続表現なら後ろの結論をはっきり述べましょう。
似た表現との違い
profitableは利益を生む性質・状態を直接表します。break evenは利益も損失もない収支ゼロです。in the redは赤字で、in the blackは支出を上回ってプラスになっている対照的な会計表現です。
日本語訳が重なる表現でも、焦点、強さ、話し言葉らしさは異なります。迷った時は、まず基本語で事実を伝え、その後に今回の表現を補足として加えても構いません。難しい表現を使うことより、聞き手が場面を正確に理解できることが優先です。
日本人が間違えやすいポイント
black companyの意味ではありません。また、profitableと完全一致するとは限らず、期間や会計基準を示すと正確です。変化を言う時はreturn to the blackまたはmove into the blackが自然です。
日本語から単語を一つずつ並べ直すのではなく、冠詞・前置詞・所有格まで含む完成したかたまりとして覚えましょう。短い例文を何度か音読し、次に主語だけ、最後に状況だけを入れ替えると、語順を崩さず自分の表現にできます。
出てこない時の「しゅみすけ式」簡単な言い換え
The company is making a profit.(その会社は利益を出しています)
in the blackが会話中に出てこなくても、上の基本的な英語で内容は十分に伝わります。まず短い説明文で会話を止めず、後から「この場面ではin the blackも使える」と復習する方法が実践的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
3ステップ練習法
- 日本語を隠し、イラストから中心イメージを説明する
- 例文の人物・場所・時制を自分の話へ変える
- 簡単な言い換えとイディオムを続けて声に出す
翌日と一週間後にも同じ場面を英語で説明してください。思い出せなければ簡単な言い換えを先に使い、その後で正しい語順を確認します。これにより受け身の知識が、会話中に自分で取り出せる表現へ変わります。
よくある質問
フォーマルな場面でも使えますか?
仕事の会話や一般的な文章でも使えるものは多いですが、比喩の強さやくだけ具合に注意が必要です。重要な報告では先に事実を述べ、イディオムを一度だけ使うと明確です。契約書や規定では曖昧さを避け、簡単な直接表現を選びましょう。
覚える時に最も大切なのは何ですか?
訳語だけでなく、典型的な主語、前置詞、冠詞と一緒に覚えることです。さらに「誰に言えるか」「どの程度強いか」を一つの例文に結び付けると、場面に合わない使用を減らせます。
黒字の程度と期間を明確にする
in the blackだけでは、どれほど利益が出たのか、どの期間の話なのかは分かりません。slightly in the black、comfortably in the black、in the black this quarterのように程度や期間を加えると、経営情報として正確になります。売上が大きくても費用がさらに大きければ黒字とは限らないため、revenueとprofitを混同しないことも重要です。
赤字から改善した変化はmove into the black、黒字を保つ継続はstay/remain in the blackです。日常会話ではmaking moneyのほうが簡単ですが、収支報告や事業の状態を簡潔に示す時はin the blackがよく合います。
家計について使う場合も、期間と収支の範囲を明確にすると自然です。
まとめ
in the blackは「黒字で/利益が出ていて」を表します。意味の土台は、帳簿で利益やプラスの数字を黒、損失を赤で記録した慣習から生まれました。黒い数字の領域にいることが、収支がプラスの状態を表します。よく使う語順は「be in the black、move/get back into the black、keep a business in the black。状態はin、赤字から黒字へ入る変化はintoを使います。」です。
すぐ出ない時は「The company is making a profit.(その会社は利益を出しています)」と直接説明すれば問題ありません。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事と英語イディオム・定型表現A–Z一覧から確認できます。










