
英会話や動画で「in someone’s bad books」を見聞きして、単語は分かるのに全体の意味がつかめなかったことはありませんか。定型表現は、日本語訳だけでなく、なぜその意味になるのかという映像と、実際に置かれる語順を一緒に理解すると使いやすくなります。
先に結論を言うと、in someone’s bad booksは「人の不興を買って/人に嫌われて・怒られて」という意味です。この記事では、中心イメージ、ネイティブが感じるニュアンス、よく使う形、独自例文、類似表現との違い、日本人が間違えやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。
Contents
in someone’s bad booksの意味をひとことで
自分の行動が原因で、ある人から悪く思われたり不満を持たれたりしている表現です。場面に応じて訳は変わりますが、まず「人の不興を買って/人に嫌われて・怒られて」という中心を押さえましょう。
本当に帳簿へ名前を書くわけではなく、相手の心の評価表でマイナスになっているという軽い比喩です。英式英語で特によく知られ、職場や家族の小さな不満を少しユーモラスに言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?直訳イメージから理解
商人や教師が記録帳に人の名前や成績を付けるイメージから、相手の評価の「悪い帳面」に載っている状態を表します。booksが複数形の固定表現です。

イラストの左側にある文字どおりの状況から、右側の抽象的な意味へ線を引いて考えるのがポイントです。日本語訳を丸暗記するより、主語や状況が変わっても意味の核を保てます。会話の中で少し形が変わっても、この中心イメージへ戻れば判断できます。
よく使う形・語順・文法
be in someone’s bad books、get into someone’s bad books。someone’sはmy/her/the boss’sなど所有格に変えます。反対はin someone’s good booksです。
表現だけを単独で覚えるのではなく、前後の一語まで含む短いかたまりで音読しましょう。現在の状態、過去の出来事、未来の予定という三つの時制で自分用の文を作ると、実際の会話で取り出しやすくなります。否定や疑問を作る場合も、定型部分を崩さず外側のbe動詞や助動詞を変えるのが基本です。
自然な会話にする組み立て
状況説明→in someone’s bad booksを使った判断や気持ち→理由または次の行動、という順にすると自然です。イディオムだけで結論を断定せず、because節、具体的な名詞、今後の提案のいずれかを一文添えると、聞き手が比喩の対象を迷いません。
in someone’s bad booksを使った自然な例文
1. I’m in my boss’s bad books for missing the deadline.
締切を逃し、私は上司の不興を買っています。
2. You’ll be in Mom’s bad books if you leave that mess.
散らかしたままなら、お母さんに怒られますよ。
3. He got into the coach’s bad books after skipping practice.
練習を休み、彼はコーチの印象を悪くしました。
4. I’m already in her bad books, so I should apologize.
既に彼女の機嫌を損ねているので、謝るべきです。
5. Why am I in your bad books this time?
今度はどうして私に腹を立てているの。
6. A thoughtful message may get you out of his bad books.
心のこもったメッセージで、彼の不満が和らぐかもしれません。
例文は、英語から日本語へ訳して終わりにせず、人物・場所・時制を自分の生活へ置き換えてください。職場、家庭、旅行、学習、人間関係のうち二つ以上の場面で声に出すと、一つの暗記文ではなく応用できる型になります。
場面別の使い分け
遅刻、約束忘れ、家事のさぼり、仕事のミスなどで使えます。人間関係を深刻に断定せず「今は機嫌を損ねている」と言いたい時に便利ですが、謝罪が必要なら比喩だけでごまかさず直接謝りましょう。
in someone’s bad booksを自然に使う鍵は、表現の前後に具体的な状況を置くことです。「何が起きたか」「なぜそう感じるか」「次にどうするか」のうち一つを添えるだけでも、話し手の意図と表現の強さが伝わりやすくなります。
短い会話で確認
A: How would you describe the situation?
B: I’d say “in someone’s bad books,” and then explain why.
A: That makes the meaning much clearer.
日本語:A「その状況をどう表しますか」 B「in someone’s bad booksと言って、その理由も説明します」 A「そうすると意味がずっと明確になりますね」
実際の会話では、定型表現の後ろに一文を足すだけで誤解を減らせます。感情を表す場合は原因、状況を表す場合は具体的な問題、接続表現なら後ろの結論をはっきり述べましょう。
似た表現との違い
be angry withは相手が怒っている事実を直接述べます。be on someone’s bad sideは相手に嫌われる側へ回るという近い会話表現です。bad booksは継続中の悪い評価を帳面の比喩で少し軽く伝えます。
日本語訳が重なる表現でも、焦点、強さ、話し言葉らしさは異なります。迷った時は、まず基本語で事実を伝え、その後に今回の表現を補足として加えても構いません。難しい表現を使うことより、聞き手が場面を正確に理解できることが優先です。
日本人が間違えやすいポイント
in someone bad bookとはせず、所有格と複数形booksを保ちます。犯罪や重大な対立より、約束を破った・締切に遅れたなど、身近な不満に向きます。米語話者には少し英国的に聞こえることがあります。
日本語から単語を一つずつ並べ直すのではなく、冠詞・前置詞・所有格まで含む完成したかたまりとして覚えましょう。短い例文を何度か音読し、次に主語だけ、最後に状況だけを入れ替えると、語順を崩さず自分の表現にできます。
出てこない時の「しゅみすけ式」簡単な言い換え
My boss is unhappy with me.(上司は私に不満を持っています)
in someone’s bad booksが会話中に出てこなくても、上の基本的な英語で内容は十分に伝わります。まず短い説明文で会話を止めず、後から「この場面ではin someone’s bad booksも使える」と復習する方法が実践的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
3ステップ練習法
- 日本語を隠し、イラストから中心イメージを説明する
- 例文の人物・場所・時制を自分の話へ変える
- 簡単な言い換えとイディオムを続けて声に出す
翌日と一週間後にも同じ場面を英語で説明してください。思い出せなければ簡単な言い換えを先に使い、その後で正しい語順を確認します。これにより受け身の知識が、会話中に自分で取り出せる表現へ変わります。
よくある質問
フォーマルな場面でも使えますか?
仕事の会話や一般的な文章でも使えるものは多いですが、比喩の強さやくだけ具合に注意が必要です。重要な報告では先に事実を述べ、イディオムを一度だけ使うと明確です。契約書や規定では曖昧さを避け、簡単な直接表現を選びましょう。
覚える時に最も大切なのは何ですか?
訳語だけでなく、典型的な主語、前置詞、冠詞と一緒に覚えることです。さらに「誰に言えるか」「どの程度強いか」を一つの例文に結び付けると、場面に合わない使用を減らせます。
good booksとの対比
in someone’s good booksは、相手から良く思われている反対の状態です。悪い評価から回復するならget back into someone’s good booksと言えます。ただし、機嫌を取るために行動する意味が強くなり得るため、誠実な謝罪ならapologize directlyのように行為を直接述べるほうが適切な場合もあります。
bad booksは永続的に嫌われていると断定する表現ではありません。今のところ評価が悪いという軽い距離感があるため、家族や同僚の会話でユーモラスに使えます。深刻な信頼問題ならhas lost trustのような直接表現を選びましょう。
まとめ
in someone’s bad booksは「人の不興を買って/人に嫌われて・怒られて」を表します。意味の土台は、商人や教師が記録帳に人の名前や成績を付けるイメージから、相手の評価の「悪い帳面」に載っている状態を表します。booksが複数形の固定表現です。よく使う語順は「be in someone’s bad books、get into someone’s bad books。someone’sはmy/her/the boss’sなど所有格に変えます。反対はin someone’s good booksです。」です。
すぐ出ない時は「My boss is unhappy with me.(上司は私に不満を持っています)」と直接説明すれば問題ありません。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事と英語イディオム・定型表現A–Z一覧から確認できます。










