
be all earsは「熱心に耳を傾ける・ぜひ聞きたい」という意味で使われる英熟語・定型表現です。中心にあるのは、相手の話を聞く準備ができていて、強い関心を向けているという感覚です。日本語訳だけを一つ暗記するより、どんな場面で自然に出てくるかをつかむと、聞いたときにも会話で使うときにも迷いにくくなります。
この記事では、be all earsの意味、語の組み合わせから理解する考え方、語順、日常と仕事で使える独自例文、似た表現との違い、日本人が間違えやすい点を整理します。最後に、表現がすぐ出てこないときの「しゅみすけ式」の簡単な言い換えも紹介します。
Contents
be all earsの基本的な意味
be all earsの基本は「熱心に耳を傾ける・ぜひ聞きたい」です。より詳しく言えば、相手の話を聞く準備ができていて、強い関心を向けていることを表します。文脈によって日本語訳は少し変わりますが、英語側の中心イメージは変わりません。
この表現は、単語の辞書的な意味を足しただけでは読み取りにくい一方、場面と一緒に覚えると理解しやすいタイプです。まずは「誰が・何を・どのような状況で言うか」を意識しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜbe all earsでこの意味になるの?
allは「全部」、earsは「耳」です。意識も時間もまるごと耳に向ける姿から、「ぜひ聞かせて」という前向きな聞き手の態度になります。
英熟語は、前置詞や副詞が作る方向感覚をつかむと丸暗記が減ります。ただし、実際の会話では毎回分析する必要はありません。理解するときは部品に分け、使うときは一つのチャンクとして扱うのが効率的です。

be all earsの語順とよく使われる形
- I’m all ears.
- We’re all ears.
- be all ears when …
基本形を崩さず、主語・時制・後ろに続く名詞や文を入れ替えます。過去の話では中心となる動詞を過去形にし、助動詞の後ろでは原形に戻します。まず短い肯定文で型を作り、その後に否定文や疑問文へ広げるのがおすすめです。
場面別の自然な例文
Tell me what happened. I’m all ears.
何があったか話して。ちゃんと聞くよ。
If you have a better idea, I’m all ears.
もっとよい案があるなら、ぜひ聞かせてください。
She was all ears when I mentioned the trip.
旅行の話を出すと、彼女は興味津々で聞いていました。
We’re all ears, so please share your concerns.
ぜひ伺いたいので、懸念点を共有してください。
例文を覚える際は、英文と日本語訳を一対一で暗記するだけでなく、「自分なら誰に言うか」を一つ決めてください。固有名詞、時期、場所を自分用に入れ替えると、受け身の知識が発話に使える形へ変わります。
似た表現との違い
- listen carefully=注意して聞くという行動
- I’d love to hear it=聞きたい気持ちを直接表す
- hear someone out=途中で遮らず最後まで聞く
類似表現は完全な同義語ではありません。違いは、話し手がどこに焦点を当てるか、会話的か文章的か、肯定的か否定的かに現れます。迷ったときは、最も基本的で直接的な表現を選べば意味は十分伝わります。be all earsは、ニュアンスを一段細かく伝えたいときに選びましょう。
日本人が間違えやすいポイント
耳が複数でも主語に合わせてearsは変えない
この点は日本語の感覚だけで組み立てると間違えやすい部分です。表現を一語ずつ訳すより、上の基本形を短いひとかたまりとして声に出し、主語や時制だけを入れ替えて練習すると定着しやすくなります。
命令形Be all ears.は不自然になりやすい
この点は日本語の感覚だけで組み立てると間違えやすい部分です。表現を一語ずつ訳すより、上の基本形を短いひとかたまりとして声に出し、主語や時制だけを入れ替えて練習すると定着しやすくなります。
深刻な相談では軽く響かないよう落ち着いた調子で使う
この点は日本語の感覚だけで組み立てると間違えやすい部分です。表現を一語ずつ訳すより、上の基本形を短いひとかたまりとして声に出し、主語や時制だけを入れ替えて練習すると定着しやすくなります。
「でてこない時」のしゅみすけ式
be all earsが会話ですぐに出てこなくても、そこで黙る必要はありません。難しい熟語を思い出そうとする代わりに、意味を基本動詞と短い文で直接伝えます。
- I’m listening.
- Please tell me more.
- I’d like to hear your idea.
この方法なら、語彙が少なくても状況を正確に説明できます。まず簡単な一文を言い、その後でbecause、so、butなどを使って理由や結果を足しましょう。熟語は「言えたら便利な選択肢」であり、会話を始めるための必須条件ではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で使ってみよう
A: Tell me what happened. I’m all ears.
何があったか話して。ちゃんと聞くよ。
B: I’m listening.
このように、熟語を使う文と簡単な言い換えを同じ場面で練習すると、相手の英語を理解する力と自分で伝える力を同時に伸ばせます。
be all earsを身につける練習法
最初に基本形を三回音読し、次に例文の主語や名詞を自分の状況へ置き換えます。その後、英語を見ずに場面だけを思い浮かべて一文を作ります。最後に簡単な言い換えも言ってみましょう。二通りで言えるようにすると、一方を忘れても会話が止まりません。
また、読む練習ではbe all earsを見つけたら前後一文も確認してください。話し手の感情、文章の硬さ、原因と結果のどちらに焦点があるかをメモすると、辞書の訳語だけでは分からない使い分けが見えてきます。
be all earsが自然な場面・避けたい場面
be all earsは、意味が合っていても場面の硬さや相手との距離によって自然さが変わります。まず、この記事の例文のように状況がはっきりしていて、相手と前提を共有できる場面で使うのがおすすめです。仕事では、短い結論の後にこの表現を加えると意図が伝わりやすくなります。日常会話では、表情や声の調子もニュアンスの一部です。
一方、初対面の相手へ強い評価を下す場面、誤解が大きな問題につながる契約・法律・医療などの場面では、慣用表現だけに頼らず、意味を直接説明する文も添えましょう。また、相手が英語学習者の場合は、平易な言い換えを先に置くと親切です。「熟語を使うこと」より、「意図が正確に共有されること」を優先します。
30秒でできる発話トレーニング
最初の10秒で基本形を音読し、次の10秒で主語または名詞を自分用に変え、最後の10秒で簡単な言い換えを言います。翌日は別の時制へ変えてください。たとえば現在の状況、昨日の出来事、来週の予定という順で回すと、語順を保ったまま時制の練習もできます。録音して聞き返すと、単語間で不自然に止まっていないかも確認できます。
まとめ
be all earsは「熱心に耳を傾ける・ぜひ聞きたい」を表し、中心には相手の話を聞く準備ができていて、強い関心を向けているというイメージがあります。まずはよく使われる型を一つ覚え、短い例文で場面と結びつけましょう。似た表現との違いに迷うときは、基本語を使った直接的な文で問題ありません。
ほかの表現も体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。意味を理解するだけで終わらせず、自分の場面へ置き換えて一文ずつ使える形にしていきましょう。










