
「不規則に」は、決まったリズムに従わないなら irregularly、間隔が一定しないなら at irregular intervals、時々まばらに起こるなら sporadically が自然です。単に random に置き換えると「無作為に」という別の意味になるため、何が不規則なのかを先に見極めましょう。
Contents
「不規則に」の基本表現と違い
| 英語 | 中心イメージ | よく使う対象 |
|---|---|---|
| irregularly | 規則的な型やリズムから外れる | 睡眠、形、鼓動、運行 |
| at irregular intervals | 出来事と出来事の間隔が一定でない | 通知、点検、雨、更新 |
| sporadically | 散発的に、とぎれとぎれに起こる | 通信、注文、抗議、症状 |
| on and off | 日常語で「断続的に」 | 雨、痛み、勉強、交際 |
しゅみすけ(大山俊輔)
irregularly:規則や一定のパターンから外れて
irregularly は動詞を修飾して「不規則に〜する」と言えるほか、形や配置が整っていない様子にも使えます。生活習慣では eat irregularly、sleep irregularly のように置きます。ただし「不健康な生活」という評価そのものまでは含まず、あくまで規則性がないことを示します。
- I’ve been sleeping irregularly since the project started.
プロジェクトが始まってから、不規則な睡眠になっています。 - The stones were irregularly shaped.
その石は不規則な形をしていました。 - His heart was beating irregularly.
彼の心臓は不規則に鼓動していました。
at irregular intervals:間隔がばらばら
出来事そのものより「何分後、何日後に起きるか」が一定でないなら at irregular intervals が明確です。interval は出来事の間の時間を指します。文頭にも文末にも置けますが、会話では文末が自然です。
- The buses arrive at irregular intervals on Sundays.
日曜日はバスが不規則な間隔で来ます。 - We receive updates at irregular intervals.
更新情報は不規則な間隔で届きます。 - The light flashed at irregular intervals.
その明かりは不規則な間隔で点滅しました。

sporadically:散発的に
sporadically は、ある出来事が広い期間や場所の中でぽつぽつ発生するニュアンスです。仕事の報告では「継続していない」「予測しにくい」ことを簡潔に示せます。一方、毎回起きるが間隔だけが違う場合は at irregular intervals のほうが正確です。
- The connection drops sporadically.
接続が散発的に切れます。 - Orders came in sporadically throughout the month.
その月は注文が散発的に入りました。 - It rained sporadically during the afternoon.
午後はところどころで散発的に雨が降りました。
日常会話と仕事での使い分け
日常会話では on and off や not regularly のような簡単な表現が親しみやすいです。仕事やデータの説明では irregularly、at irregular intervals、sporadically を使うと、問題の種類を短く区別できます。
- I exercise on and off.
運動は不規則にしたり、しなかったりです。 - The system was checked irregularly in the past.
以前はシステムの点検が不規則に行われていました。 - Customer complaints have occurred sporadically.
顧客からの苦情が散発的に発生しています。
語順とよく使う組み合わせ
副詞 irregularly と sporadically は一般に一般動詞の後、または文末に置きます。受け身では be動詞と過去分詞の間にも置けます。at irregular intervals はまとまりのある副詞句なので、通常は文末が読みやすくなります。
- operate irregularly:不規則に作動する
- occur sporadically:散発的に起こる
- check something at irregular intervals:不規則な間隔で点検する
- work on and off:断続的に作業する
よくある間違い
randomly は「意図的な順序や選択基準なしに」という意味です。The app sends reminders randomly. と言えば、通知時刻が不規則というより、無作為な仕組みで送っている響きが出ます。また irregular は形容詞なので、動詞を直接修飾するときは irregularly にします。
- × I sleep irregular these days.
- ○ I sleep irregularly these days.
- △ Trains come randomly.
- ○ Trains come at irregular intervals.
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
sporadically が出てこなくても、not on a regular schedule、sometimes, but not regularly のように「決まった予定ではない」「時々だが定期的ではない」と分けて説明できます。専門語を思い出すより、頻度と間隔を短い文で伝えるほうが誤解されません。
- It doesn’t happen on a regular schedule.
それは決まった予定では起こりません。 - The messages come at different times.
メッセージは毎回違う時間に来ます。 - It happens sometimes, but not regularly.
時々起こりますが、規則的ではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話例
A: Does the shuttle run every thirty minutes?
A:シャトルは30分ごとに走りますか。
B: No. It comes at irregular intervals, so check the app first.
B:いいえ。不規則な間隔で来るので、先にアプリを確認してください。
A: Is the network problem constant?
A:ネットワークの問題はずっと続いていますか。
B: No, it happens sporadically.
B:いいえ、散発的に起きます。
場面から英語を選ぶ3ステップ
日本語の「不規則に」だけを見て訳語を決めず、まず話し手が説明したい対象を確認します。次に、時間・量・配置・評価のどこへ焦点があるかを切り分けます。最後に、聞き手へ伝えたい結果や態度に合う語を選びます。迷ったときは次の順で判断すると、直訳によるずれを減らせます。
- 規則的な型から外れる→irregularly
- 時間の間隔が一定しない→at irregular intervals
- ぽつぽつ散発する→sporadically
同じ日本語でも、旅行中の会話と業務報告では必要な精度が違います。会話では短い説明を優先し、仕事では基準・期間・比較対象などを補うと、英語表現の意味が安定します。
さらに使える場面別例文
主語や目的語だけを入れ替えるのではなく、実際に「不規則に」と言いたくなる異なる状況で確認しましょう。声に出すときは、太字の英語を一つのまとまりとして練習してください。
- The sensor records data irregularly in cold weather.
寒い環境ではセンサーが不規則にデータを記録します。 - Maintenance takes place at irregular intervals.
保守作業は不規則な間隔で行われます。 - The pain returned sporadically over several weeks.
数週間にわたり、痛みが不規則に再発しました。 - She attends the class irregularly.
彼女はその授業へ不規則に参加しています。 - Notifications appeared at irregular intervals.
通知は不規則な間隔で表示されました。 - Requests arrived sporadically after midnight.
深夜以降、依頼が散発的に届きました。
ニュアンスを深掘りするQ&A
似た表現は置き換えても大丈夫?
regularly の反対として irregularly を使えますが、無作為な選択を意味する randomly とは異なります。
自然な英文にする追加ポイントは?
sporadically は発生数が少なく散らばるイメージを伴います。すべての回が存在し間隔だけ違うなら at irregular intervals が正確です。
フォーマル度はどう調整する?
日常会話では短い基本語や説明文が自然です。メール、報告書、規則の案内では、意味の範囲が明確な副詞・副詞句を選びます。ただし難しい語を使うこと自体が目的ではありません。相手が行動を判断するために必要な基準、期間、理由を一緒に示すことが、最も実用的な伝え方です。
英作文で確認してみよう
日本語を見たら、最初から一語訳を探さず、「何が」「どのように」「その結果どうなった」を英語の順番に並べます。たとえば主語+動詞を先に作り、そのあと適切な副詞または副詞句を足します。否定文や疑問文でも、修飾部分の位置は基本的に同じです。
完成した文は、①日本語の全場面を一つの英語へ押し込めていないか、②比較や期間の基準が聞き手に分かるか、③感情の強さが意図どおりか、の3点で見直しましょう。この確認だけで、辞書には載っていても場面に合わない訳をかなり減らせます。
規則性がないことと高頻度で続くことの違いは、「絶えず」の英語表現もあわせて確認してください。検索意図は別ですが、場面ごとの選択軸を補えます。
まとめ
「不規則に」は、パターンから外れるなら irregularly、間隔が一定しないなら at irregular intervals、散発的に起こるなら sporadically が基本です。会話では on and off や not regularly も自然です。「規則がない」のか「間隔が違う」のか「時々しか起きない」のかを分ければ、場面に合う表現を選べます。










