
in aid of は「~を援助するために」という意味です。ひとことで言えば、催し・活動・募金などの目的が、特定の人や団体への支援であることを表します。この記事では、会話ですぐ使える語順、自然な例文、似た表現との違いまで整理します。
しゅみすけ
Contents
in aid of の意味と基本イメージ
in aid of の中心は、催し・活動・募金などの目的が、特定の人や団体への支援であることというイメージです。とくに慈善イベントや募金活動の説明でよく使われます。状況を短く説明できるので、長い英文を組み立てる余裕がないときにも便利です。

まずは「誰・何について言うか」を置き、そのあとに in aid of を続けます。必要なら最後に対象、場所、目的、期限などを足します。すべてを一息で言おうとせず、短い骨組みから始めるのがコツです。
基本の語順と使い方
基本形は 主語+動詞+in aid of、または 主語+be動詞+in aid of です。実際に必要な形は例文ごとに覚えましょう。前置詞の後ろには名詞や代名詞を置き、時制は文の動詞で調整します。
- We held a concert in aid of the local hospital.
私たちは地元の病院を支援するためにコンサートを開きました。 - The sale is in aid of children in need.
その販売は困っている子どもたちを支援するためです。 - They ran a marathon in aid of cancer research.
彼らはがん研究を支援するためにマラソンを走りました。
肯定文だけでなく、否定文や質問でも自然に使えます。否定するときは not を動詞の適切な位置へ置き、質問では be動詞や助動詞を主語の前へ出します。決まった部分の in aid of は崩さないのが安全です。
短く答える練習
What is the event for?
It’s in aid of the community center.
このような二往復の会話を声に出すと、意味だけでなく出てくる位置まで身につきます。相手の質問を聞いた瞬間に、まず短い答えを返し、理由はあとから一文足せば十分です。
似た表現との違い
for でも目的は言えますが、in aid of は「支援・援助のため」という公益的な目的がはっきりします。
日本語訳が近くても、話し手がどこへ焦点を当てるかで選ぶ表現は変わります。in aid of を使うときは、上の中心イメージがその場面に合うかを確認してください。迷ったら、まず具体的な人・物・状況を思い浮かべると判断しやすくなります。
場面別の会話例
仕事で使う
A: What is the event for?
B: It’s in aid of the community center.
仕事では結論を先に言うと伝わりやすくなります。in aid of を含む短い文を先に置き、その後に because や so で理由・次の行動を足しましょう。丁寧にしたい場合は Could you …? や I’m afraid … を前に添えます。
日常会話で使う
A: What’s happening?
B: We held a concert in aid of the local hospital.
日常会話では難しい説明を続けるより、状況を一文で示すほうが自然です。相手が詳しく知りたそうなら、日時や場所、理由をもう一文で補います。短い文を重ねることで、正確さと話しやすさを両立できます。
でてこない時のしゅみすけ式
英語が止まったら、最初から完璧な長文を作らず、次の3段階で言い直します。
- まず状況だけ:短い主語と動詞で事実を言う。
- 決まり文句を足す:in aid of をひとかたまりで置く。
- 必要情報を一つ足す:人・場所・時間・理由のどれか一つだけ加える。
たとえば、最初は We held a concert in aid of the local hospital. だけで構いません。余裕があれば today、for us、because of … などを追加します。「短く言えた」を積み重ねるほうが、頭の中で長い日本語を英訳し続けるより実戦的です。
しゅみすけ
ミニ会話で口慣らし
A: What is the event for?
B: It’s in aid of the community center.
A: Good to know. Thanks.
B: No problem.
相手役と交互に読む、Bだけを見ずに言う、主語や日時を自分用に変える、という順で練習すると定着します。一日一分でも、同じ骨組みを三回使うと、とっさの会話で取り出しやすくなります。
よくある間違いと注意点
- 単語をばらばらに訳す:熟語全体で意味を取ります。
- 必要な前置詞を落とす:in aid of を音のまとまりで暗記します。
- 長く説明しすぎる:最初は一文で結論を伝えます。
- 場面に合わない類義語を選ぶ:中心イメージと焦点を確認します。
また、英語は同じ内容でも言い方の強さが変わります。断定を避けたいときは probably、I think、it seems などを添えましょう。相手への依頼なら please だけに頼らず、Could you …? を使うと柔らかくなります。
自分の例文を作るコツ
例文は「いつか使いそう」ではなく、今週使える内容にします。仕事なら担当案件・期限・同僚、日常なら家族・予定・身近な場所に置き換えます。次の空欄を埋めて、自分だけの一文を3つ作ってください。
- Today, ______ in aid of ______.
- At work, ______ in aid of ______.
- This weekend, ______ in aid of ______.
書いたら必ず声に出し、言いにくい部分を短くします。使える英文は、難しい英文ではなく、必要な瞬間に口から出る英文です。発音は一語ずつ区切らず、in aid of を一つのリズムとして読んでみてください。
よくある質問
in aid of はフォーマルですか?
日常会話でも仕事でも使えますが、場面によって響きは変わります。今回の例文は大人の会話で不自然になりにくい形です。親しい会話では主語や理由を短くし、仕事では対象や期限を明確にするとよいでしょう。
過去や未来でも使えますか?
使えます。動詞を過去形にしたり、will、be going to などを使ったりして時制を示します。決まり文句そのものを無理に変形せず、文全体の動詞で時間を表すのが基本です。
覚える最短ルートは?
意味を一つ確認し、短い例文を一つ音読し、最後に自分の情報へ置き換えます。翌日に見ずに一度言えれば十分です。忘れても失敗ではなく、再び取り出す練習が記憶を強くします。
肯定・否定・質問をセットで練習
一つの例文を覚えたら、肯定文だけで終わらせず、否定文と質問文にも変えてみましょう。三つをセットにすると、相手の発言を聞くだけでなく、自分から確認したり、やんわり違うと言ったりできるようになります。まず肯定文で事実を伝え、次に not を使って否定し、最後に相手へ質問します。語彙を増やす前に同じ材料を三方向へ動かすため、負担が小さく、会話の応用力が上がります。
練習では、①今日の事実、②昨日の事実、③明日の予定の順に言ってみてください。時制を変えるときも、中心の in aid of はひとかたまりのまま保ちます。言い間違えたら最初から全部やり直す必要はありません。誤った部分だけ言い直し、そのまま次の一文へ進むほうが、本番の会話に近い練習になります。
聞き取りやすくする音のまとめ方
in aid of は、紙の上では複数の単語に見えますが、会話では意味のまとまりとして発音されます。一語ずつ同じ強さで読むのではなく、意味を担う語を少しはっきりさせ、機能語は軽くつなげます。最初は速さを求めず、「相手に意味が届く区切り」を優先しましょう。例文を一度ゆっくり読み、二度目は自然な速さ、三度目は前後の一文も含めて読むと効果的です。
聞き取り練習では、英語を見ずに音声を聞き、聞こえた単語をすべて書こうとしないことも大切です。「誰の話か」「肯定か否定か」「in aid of の後ろに何が来たか」の三点だけを拾います。会話の目的が分かれば、細部を一語聞き逃しても内容は追えます。自分で音読した表現は耳でも見つけやすくなるため、発話とリスニングは同時に鍛えられます。
丁寧さを調整する言い方
同じ内容でも、職場や初対面では少しクッションを置くと自然です。I think、It looks like、I’m afraid、Could you などを、伝えたい内容の前に加えます。一方、緊急時や短い返答では、前置きを重ねると要点がぼやけます。相手との関係と、すぐ行動が必要かどうかを見て調整してください。
丁寧さは難しい単語で作るものではありません。結論を明確にし、理由を短く添え、最後に相手が次に何をすればよいか分かる形にすると、実務でも日常でも親切な英語になります。たとえば最初の一文で状況を伝え、次の一文で because を使って理由を示し、最後に提案や確認を置く三文構成が便利です。
一週間の定着メニュー
初日は意味と例文を一つ確認し、二日目は見ずに言います。三日目は主語を自分や同僚へ変え、四日目は否定文、五日目は質問文を作ります。六日目はミニ会話を二役で読み、七日目は実際に使いそうな場面を想像して一文だけ言います。長時間の暗記より、短時間でも思い出す回数を増やすほうが定着しやすくなります。
まとめ
in aid of は「~を援助するために」。中心は、催し・活動・募金などの目的が、特定の人や団体への支援であることという感覚です。まず We held a concert in aid of the local hospital. のような短い一文を覚え、人物・場所・時間だけを交換して使ってみましょう。
ほかの定型表現も体系的に確認したい方は、英語イディオム・句動詞・定型表現の総合ガイドと英語イディオム・句動詞A–Z一覧もあわせてどうぞ。










