「紙を三つ折りにする」は英語で?fold into thirds・tri-foldの違い

紙を三つ折りにするの英語表現を紹介するアイキャッチ

「紙を三つ折りにする」は、目の前では簡単に示せるのに、英語にしようとすると動詞や前置詞の選択で迷いやすい具体動作です。日本語一語を英単語一語へ置き換えるのではなく、何を、どの方向へ、どんな状態になるまで動かすかを分けると自然な表現を選べます。

先に結論:最も基準にしやすいのは fold the paper into thirds です。動き方を詳しく描写するなら fold the paper in three、別の焦点や完成状態を示すなら make a tri-fold を使います。

英語表現 中心となる意味 向いている場面
fold the paper into thirds 紙を三つのほぼ等しい部分になるよう折る標準表現 基本の説明・明確な指示
fold the paper in three 会話で理解される簡潔な言い方 動き方を見せたい場面
make a tri-fold 三つ折りの形式や完成品を名詞的に説明する 結果・状態を伝える場面

「紙を三つ折りにする」を英語でどう使い分ける?

fold the paper into thirds

紙を三つのほぼ等しい部分になるよう折る標準表現表現です。相手が動作を見ていない場合でも、対象物を省かずに言えば誤解が起きにくくなります。命令文では主語youを置かず、動詞から始めます。丁寧に頼むときはPleaseまたはCould youを前に加えます。

fold the paper in three

会話で理解される簡潔な言い方表現です。英語では日本語よりも、移動の経路や手の動かし方を動詞と副詞・前置詞で具体的に表す傾向があります。ゆっくりならslowly、慎重にならcarefullyを加えられます。

make a tri-fold

三つ折りの形式や完成品を名詞的に説明する表現です。動作の名前が分からなくても、完成後にどうなってほしいかを示せば実用的な指示になります。会話では目的が共有されていれば短くできますが、手順書では対象物を明記します。

しゅみすけ(大山俊輔)

動詞だけで覚えず、「動作」「方向」「完成状態」の三つをセットで見ると、初めて扱う物でも英語で説明しやすくなります。

画像で動きと焦点を比較

紙を三つ折りにするで使う英語表現の動きとニュアンスの比較

三つの表現は同じ場面で使えることもありますが、話し手が注目する部分が違います。最初の表現は動作全体、二つ目は手の動き、三つ目は結果を伝えるのに向いています。英語を選ぶ前に、聞き手へ何を一番伝える必要があるかを決めましょう。

自然な例文と日本語訳

  • Fold the paper into thirds.
    紙を三つ折りにしてください。
  • Fold the letter in three before putting it in.
    入れる前に手紙を三つに折ってください。
  • Make a tri-fold brochure.
    三つ折りのパンフレットを作ってください。
  • Could you do that a little more slowly?
    もう少しゆっくりしてもらえますか。
  • Stop when it is in the right position.
    正しい位置になったら止めてください。

相手の目の前で指示するならthis、it、hereを使えます。ただし、電話や文章では対象が見えないため、具体的な名詞を最初に示します。複数の物がある場合はthis paper、the top of the bagなど、区別できる語を加えると安全です。

自動詞・他動詞と目的語

今回の中心表現は、人が物を動かす他動詞として使います。基本語順は「主語+動詞+目的語」です。命令文なら主語を省き、「動詞+目的語」から始めます。物が自然に動いた結果を述べるときは、その物を主語にした自動詞表現へ変えます。

  • I moved the object.
    私はその物を動かしました。
  • The object moved.
    その物が動きました。
  • Keep it in place.
    それをその位置に保ってください。

句動詞で目的語が代名詞の場合はpull it out、take it offのように途中へ置く形が多くなります。長い名詞ならpull the straw outのように置けます。何を動かしたのか曖昧になると、文法が正しくても指示として不十分です。

前置詞・方向・完成状態

英語では場所と移動を分けます。inは中にある状態、intoは外から中へ動く経路、out ofは中から外へ出る経路、offは接触した場所から離れる動きです。withは道具や身体部位、byは方法を示します。完成点はuntil、継続時間はfor、同時動作はwhileで補えます。

  • Move it toward you.
    それを自分の方へ動かしてください。
  • Keep going until it is fully open.
    完全に開くまで続けてください。
  • Hold it with your other hand.
    もう一方の手で押さえてください。

日本人が間違えやすいポイント

three foldsと言うと折り目が3本、つまり4区画と解釈されることがあります。三つの区画ならinto thirdsが明確です。

また、直訳しようとして難しい専門動詞を選びすぎる必要はありません。日常会話ではput、take、pull、turn、keep、makeなどの基本動詞と、in、out、off、downなどの短い語を組み合わせる方が自然なことも多くあります。

強さ・速さ・丁寧さを調整する

壊れやすい物にはgently、軽い力ならlightly、動かないよう確実にならfirmlyを使います。少しだけならa littleまたはslightly、最後までならall the wayです。命令が強く聞こえるのを避けるならCould you …?、注意事項ならMake sure …、禁止ならDon’t …を選びます。

  • Do it gently.
    やさしく行ってください。
  • Move it just a little.
    ほんの少し動かしてください。
  • Don’t force it.
    無理に力をかけないでください。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

ぴったりの単語が出てこないときは、①対象を指す、②基本動詞で動きを言う、③最後の状態を足す、という順番で組み立てます。一文に詰め込まず二文に分けても問題ありません。

  • Take this part.
    この部分を持ってください。
  • Move it this way.
    こちらの方向へ動かしてください。
  • Keep it like this.
    この状態にしておいてください。
  • Make it look like this.
    このような形にしてください。

たとえば「紙を三つ折りにする」という専用表現を思い出せなくても、Move this part. Then keep it here.のように、動作と結果を分ければ伝わります。相手が理解したかはDoes that make sense?、完成形はIs this how you want it?で確認できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

会話を止めないコツは、難しい一語を探すことではありません。見えている物を指し、基本動詞で一段階ずつ説明してみてください。

日常会話と仕事での違い

日常会話では対象が見えているため、Do this、Put it here、Like this?のような短い表現がよく使われます。仕事の手順、梱包、接客、教材では、対象物、向き、力加減、終了条件を省かない方が安全です。フォーマル度は難しい語ではなく、Please、carefully、Make sure that …などで調整します。

短い会話例

A: What should I do with this?
これはどうすればいいですか。

B: Fold the paper into thirds.
紙を三つ折りにしてください。

A: Like this?
このような感じですか。

B: Yes. Keep it like that.
はい。その状態にしておいてください。

関連表現

対象や周辺語をまとめて確認するには、紙を三つ折りにするに関連する英語表現も参考になります。リンク先と比べると、同じ基本動詞でも対象物や方向によって自然な組み合わせが変わることが分かります。

よくある質問

一番無難な言い方は?

まずはfold the paper into thirdsを基準にしてください。相手が状況を見ていない場合は対象物と方向を省かないことが重要です。

簡単な英語でも失礼になりませんか?

失礼にはなりません。Could youやPleaseを加え、語調を穏やかにすれば、基本動詞でも十分丁寧です。短く正確な指示は仕事でも役立ちます。

力の加減はどう伝えますか?

gently、lightly、firmlyを使います。強すぎるならtoo hard、十分な強さならhard enoughです。壊れる可能性があればBe careful not to damage it.も添えます。

伝える前の3ステップ

  1. 対象:何を動かすのか名詞で示す
  2. 動き:入れる、引く、回す、押すなど中心動詞を選ぶ
  3. 結果:どの位置・向き・形で止めるか補う

この順番なら、初めて見る道具や名前の分からない部品でも説明できます。正確な専門語を知らないほど、短い基本文を順番に並べる方法が有効です。

実際に伝えるときの確認ポイント

動作を説明したあとは、位置や向きが合っているかを確認します。見本があるならCompare it with this one.(これと比べてください)、途中で止めたいならThat is enough.(そこで十分です)、やり直してほしいならLet’s try that again.(もう一度やってみましょう)と言えます。相手の手元を見ながら一段階ずつ伝えると、長い説明を一度にするより誤解が減ります。危険や破損の可能性がある場面では、先にHold it securely.(しっかり持ってください)やBe careful with the edge.(端に注意してください)を添えましょう。

まとめ

「紙を三つ折りにする」の基本はfold the paper into thirdsです。動き方を描くならfold the paper in three、結果や別の焦点を示すならmake a tri-foldを使います。対象・方向・完成状態を分け、必要なら基本動詞を使った二文に言い換えれば、日常でも仕事でも自然に伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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