「顔を上に向ける」は英語で?look up・tilt・turn your face upward


「顔を上に向ける」を英語で表す使い分けのアイキャッチ

「顔を上に向ける」は、場面に応じて look uptilt your head backturn your face upward などで表せます。日本語の動詞だけを一語で置き換えるのではなく、動かす部位、方向、動作の途中か完成した姿勢かを区別することが大切です。

運動やストレッチ、撮影、ダンス、介助などでは、短くても誤解のない指示が必要です。この記事では3表現のニュアンス、目的語・前置詞・語順、自然な例文、中学英語で言い換える「しゅみすけ式」まで解説します。

「顔を上に向ける」の英語を先に整理

  • look up:視線や顔を上へ向ける最も簡潔な表現
  • tilt your head back:頭を後ろへ傾ける動作を示す
  • turn your face upward:顔の向きを上方へ変えることを丁寧に説明する

最初に覚えるなら look up が使いやすい表現です。ただし、動作ではなく位置を保ってほしい場合、方向をもっと具体的にしたい場合は別の動詞や補語を選びます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「どこを動かすか」「どちらへ動かすか」「その位置を保つか」の3点を決めると、自然な英語を選びやすくなります。

3つの英語表現の違い

「顔を上に向ける」に使う英語表現の違いを示す比較イラスト

look up

look up は、視線や顔を上へ向ける最も簡潔な表現表現です。実演しながらの運動指示にも、誰かの動作を説明する文にも使えます。命令文では主語の you を省き、動詞から始めるのが基本です。

Look up slowly.
ゆっくり顔を上に向ける。

Can you look up again?
もう一度顔を上に向けることはできますか。

Try to look up without forcing the movement.
無理をせずに顔を上に向けるようにしてください。

tilt your head back

tilt your head back は、頭を後ろへ傾ける動作を示す言い方です。一般的な表現よりも、動きの形や意識する場所が具体的になります。音声だけでフォームを伝えるときにも役立ちます。

Tilt your head back gently.
やさしく顔を上に向ける。

Keep breathing as you tilt your head back.
顔を上に向ける間も呼吸を続けてください。

Do not rush when you tilt your head back.
顔を上に向けるときは急がないでください。

turn your face upward

turn your face upward は、顔の向きを上方へ変えることを丁寧に説明する表現です。難しい専門語を使わず、動作の結果や手順を相手へ伝えたいときにも便利です。

Turn your face upward and hold the position.
顔を上に向ける、その姿勢を保ってください。

First, turn your face upward. Then relax.
まず顔を上に向ける。そのあと力を抜いてください。

You only need to turn your face upward a little.
少しだけ顔を上に向けるば大丈夫です。

場面ごとの自然な使い分け

運動・ストレッチ

レッスンでは「動詞+体の部位+方向」の順にすると聞き取りやすくなります。左右を指定するときは right / left、両方なら複数形を使います。回数は five times、時間は for ten seconds のように文末へ置きます。

Look up five times on each side.
左右それぞれ5回、顔を上に向ける動きをしてください。

Turn your face upward, but stop if it hurts.
顔を上に向けるてください。ただし、痛ければやめてください。

日常会話・撮影

誰かの動きを描写する場合は主語と時制が必要です。She is …、He …、I tried to … を土台にします。撮影のポーズを頼む場合は Please を加えるか、Could you …? を使うと柔らかくなります。

She is starting to look up.
彼女は顔を上に向ける始めています。

Could you tilt your head back for the photo?
写真のために顔を上に向けるてもらえますか。

仕事・医療・オンラインで説明する

相手がこちらを見られない状況では、this way のみで済ませず、方向や体の部位を言葉にします。痛みや可動範囲を説明するときは、a little、as far as I can、without pain などを加えます。

I can look up, but it feels tight.
顔を上に向けることはできますが、張る感じがあります。

Please watch my form while I tilt your head back.
私が顔を上に向ける間、フォームを確認してください。

自動詞・他動詞と語順

中心となる表現は、動詞の直後に arm、leg、hands、knees、head、palms などを置く他動詞型が基本です。語順は 動詞+your+体の部位+方向・様子。方向を表す語句は通常、目的語の後ろへ置きます。

  • look up:基本の指示
  • look up slowly:速度を追加
  • look up a little:動きの量を追加
  • Don’t look up too far.:動かしすぎないよう注意

命令文では you を省きますが、説明文では You should … や She is … のように主語を置きます。丁寧な依頼は Please look up.、さらに柔らかくするなら Could you look up? が自然です。

方向・位置を表す前置詞と副詞

upward は上向き、back は後方、inward は内向き、forward は前向きです。toward は「その方向へ」で、到達や接触を必ずしも意味しません。behind は位置、across は横切る動き、together は複数の部位がまとまる状態を表します。

to は到達点、toward は方向、by は近くの位置です。相手へ完全な接触を求めない動作なら toward が安全で正確です。副詞を一つ加えるだけでも、単なる直訳より動きが具体的になります。

日本人が間違えやすいポイント

look up は『調べる』の意味もありますが、動作指示で単独なら通常は上を見る意味です。首の動作を強調するなら tilt your head back を使います。

日本語の「上に」「後ろで」「前に」を、すべて on や at へ直訳しないようにしましょう。英語では、場所を述べるのか、そこへ移動するのか、姿勢を保つのかで動詞と前置詞が変わります。また、片側なら単数、両側なら複数にする必要があります。

Please keep the movement small.
動きは小さく保ってください。

Return to the starting position slowly.
ゆっくり開始位置へ戻ってください。

しゅみすけ式:難しい英語が出ないとき

専用表現が思い出せなくても、move、put、turn、bring、keep と方向を組み合わせれば伝えられます。一文へ全部入れず、「動かす」「止める」の二文に分けるのがコツです。

Move this part this way.
この部分をこちらへ動かしてください。

Move it up and to the side.
上と横の方向へ動かしてください。

Put your hands here. Keep them there.
手をここへ置いてください。その位置を保ってください。

Watch me first. Then do the same.
まず私を見てください。そのあと同じようにしてください。

動作の名前が分からなくても、開始位置と終了位置を順番に説明すれば十分です。左右を入れ替えるときは Switch sides.、元へ戻すときは Come back to the starting position. が使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞が出ないときは、Move it this way. と Hold it there. の二段階に分けましょう。基本動詞だけでも、方向と結果を示せばきちんと伝わります。

関連表現

  • hold the position:その姿勢を保つ
  • return to the starting position:開始位置へ戻る
  • relax your muscles:筋肉の力を抜く
  • switch sides:左右を入れ替える
  • repeat the movement:動きを繰り返す

ほかの動作表現は、身ぶり・動作の英語表現でも確認できます。姿勢とバランスを説明するときは、「重心を移す」の英語表現も役立ちます。

まとめ

「顔を上に向ける」は、基本表現なら look up、動きの形を具体化するなら tilt your head back、結果や保持を伝えるなら turn your face upward が使えます。体の部位を目的語に置き、その後ろへ方向・速さ・範囲を加えましょう。

難しい単語が思い出せないときは、Move it this way. / Keep it there. のように基本動詞で二文に分ければ大丈夫です。重要なのは単語の難しさではなく、部位・方向・終わりの姿勢を相手が再現できるように示すことです。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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