
keep fromは「〜するのを防ぐ・〜できないようにする」という意味です。原因や障害によって、人・物がある行動や結果へ進むのを阻止する表現です。
The rain kept us from going out.
雨で外出できませんでした。
この記事では、keep fromの中心イメージ、語順、例文、似た表現との違い、言葉が出てこないときの簡単な言い換えまで整理します。英熟語・定型表現の総合ガイドと英熟語一覧A〜Zもあわせてご覧ください。
Contents
keep fromの意味と中心イメージ
原因や障害によって、人・物がある行動や結果へ進むのを阻止する表現です。基本形はkeep + 人・物 + from + 動名詞です。日本語訳だけでなく、誰・何がどの方向へ動くか、どんな状態になるかを一枚の場面として覚えます。
- 意味:〜するのを防ぐ・〜できないようにする
- 基本形:keep + 人・物 + from + 動名詞
- 表現全体を音のかたまりにして覚える
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜその意味になるのか
fromは行動や結果から距離を置かせる働き、keepはその状態を保つ働きです。目的語の後ろは動名詞にします。
The rain kept us from leaving. のように原因を主語にできます。人が意図的に妨げる場合にも、状況が結果的に妨げる場合にも使えます。
can’t keep from doingは「どうしても〜せずにいられない」という別の定番です。I couldn’t keep from laughing. は笑いを抑えられなかったという意味です。
keep fromだけで目的語を省き、自分が控える意味になることもありますが、学習段階では keep 人 from doing の型を優先すると安定します。

よく使われる形と語順
基本はkeep + 人・物 + from + 動名詞です。熟語内部の前置詞や副詞を落とさず、後ろの名詞・動名詞だけを入れ替えます。過去形や疑問文になっても、表現の核となる並びは崩しません。
まず肯定文を一つ作り、次に否定文、疑問文へ変えます。一度にすべてを変えず、一か所ずつ変化させると語順を正確に保てます。
日常会話・仕事で使える例文
例文1
The rain kept us from going out.
雨で外出できませんでした。
一語ずつ直訳せず、前後の状況と関係をまとめて捉えると自然です。
例文2
This lid keeps the coffee from spilling.
このふたがコーヒーのこぼれを防ぎます。
語順を保ったまま、主語や時制を自分の場面に置き換えて声に出しましょう。
例文3
Don’t let fear keep you from trying.
恐れのせいで挑戦できなくならないでください。
一語ずつ直訳せず、前後の状況と関係をまとめて捉えると自然です。
例文4
A password keeps others from accessing the file.
パスワードが他人のファイルアクセスを防ぎます。
語順を保ったまま、主語や時制を自分の場面に置き換えて声に出しましょう。
例文5
What kept you from calling me?
なぜ電話できなかったのですか。
一語ずつ直訳せず、前後の状況と関係をまとめて捉えると自然です。
例文6
I couldn’t keep from smiling.
笑顔を抑えられませんでした。
語順を保ったまま、主語や時制を自分の場面に置き換えて声に出しましょう。
例文7
The noise kept me from sleeping.
騒音で眠れませんでした。
一語ずつ直訳せず、前後の状況と関係をまとめて捉えると自然です。
例文8
Good preparation keeps small issues from growing.
十分な準備が小さな問題の拡大を防ぎます。
語順を保ったまま、主語や時制を自分の場面に置き換えて声に出しましょう。
似た表現との違い
prevent A from doingはより明確でフォーマル。stop A from doingは動きを止める一般語。keep A from doingは継続的な妨げや抑制を自然に表します。
| 表現 | 焦点 |
|---|---|
| keep from | 〜するのを防ぐ・〜できないようにするという固有の関係 |
| 近い一般表現 | 場面により、より直接的または広い意味になる |
使う場面を具体化する
keep fromは、抽象的な訳語のままでは会話中に出にくい表現です。人、場所、時間を具体化し、誰に何を伝える文なのか決めます。日常なら友人との予定、買い物、家事、体調、仕事なら会議、顧客対応、報告、調整へ結びつけます。
英文のあとに because や so で短い理由・結果を足すと、単独の例文が実際の会話へ変わります。長く話す必要はなく、聞き手が状況を一つ想像できれば十分です。
日本人が間違えやすいポイント
前置詞を省かないこと、前置詞の後ろで動詞を使う場合は動名詞にすること、日本語訳だけで似た表現と交換しないことが重要です。特に語順は日本語から一語ずつ組み立てず、keep fromまでを固定して覚えます。
フォーマル度にも注意しましょう。意味が正しくても、日常会話では硬すぎることがあります。最初に簡単な一般語で説明し、必要に応じてkeep fromで関係を明確にすると安全です。
でてこない時のしゅみすけ式
keep fromが出てこないときは、①主役を決める、②基本動詞で事実を言う、③理由・比較・結果などを短い二文目で足す、の順に進めます。熟語を探して沈黙するより、簡単な英語で会話を継続することを優先します。
あとでkeep fromを思い出したら、二つの短い文を一つへまとめ直します。この「止まらない→伝わる→整える」の順番を繰り返すと、難しい表現も使える形で定着します。
しゅみすけ(大山俊輔)
3秒で取り出す練習
- 日本語の意味を見てkeep fromを3秒以内に言う
- 例文の人物・対象を自分の情報へ替える
- 現在・過去・疑問のどれか一つへ変える
- 翌日、場面だけを見て一文を再現する
八つ全部を暗記せず、最も使いそうな二文から始めます。数日後に別の主語へ替えると、丸暗記ではなく応用できる型になります。
読解・聞き取りでの確認順
文章でkeep fromを見つけたら、直後の語、主語、動詞、前後の因果関係の順に確認します。音声では表現の途中で切らず、一まとまりとして聞き取ります。自分で同じリズムを音読すると認識しやすくなります。
日本語訳は最後に整えます。最初から一語の訳へ固定せず、比較・時間・抑制・状態など、その文で示す関係を先に判断しましょう。
よくある質問
keep fromは会話でも使えますか?
使えます。場面によっては短い一般語のほうが自然なので、相手や目的に合わせて選びます。
どう覚えると忘れにくいですか?
中心イメージ、正しい語順、自分の例文の三点をセットにし、画像を見て英文を言う練習をします。
keep fromを自然に使うための場面設計
keep fromを使うときの実用ポイントは、妨げる原因を主語にし、人+from+動名詞を続けることです。単独の和訳から英文を作るのではなく、話し手が何を見て、何を相手へ伝えたいのかを先に決めます。場面が具体的になるほど、適切な主語・動詞・時制が自然に選べます。
A clear checklist keeps us from missing important steps.
明確なチェックリストが重要な手順の見落としを防ぎます。
この文を練習するときは、名詞を一つだけ自分の仕事や生活に合わせて替えます。次に yesterday、today、next week のいずれかを加え、時制を整えます。最後に相手が尋ねそうな質問を一つ作れば、暗記した一文が短い会話へ変わります。
会話の三行トレーニング
一行目は状況説明、二行目はkeep fromを使う中心文、三行目は理由・結果・次の行動です。たとえば「今どうなっているか」「keep fromで関係を示す」「では次に何をするか」という順番にします。三行すべてを難しくする必要はなく、中心文以外は基本動詞で十分です。
同じ三行を、友人へ話すくだけた版と、仕事のメールで使う丁寧な版の二種類にします。主語や丁寧表現は変わっても、keep fromの語順は変えません。この対比によって、表現の核と場面に応じて変える部分を分離できます。
書くときに確認したい4項目
- keep fromの語を省略・入れ替えしていないか
- 後ろの名詞または動名詞が文法的につながっているか
- 比較対象・原因・相手などが読み手に分かるか
- 熟語を使うこと自体が目的にならず、文の要点が明確か
書いた文を一度、より簡単な英語へ戻して意味を確認します。二つの文が同じ状況を表していれば、熟語の使い方は概ね合っています。意味がずれた場合は、辞書の和訳ではなく中心イメージと目的語の関係へ戻りましょう。
似た表現を選ぶときの判断軸
似た表現は、意味の近さだけでなく、話し言葉か書き言葉か、行動か状態か、意図か結果かという軸で比べます。日本語では同じ訳になっても、英語では話し手がどこへ焦点を当てるかで自然な選択が変わります。
迷ったら、まず短い一般語で事実を伝えます。そのあとkeep fromを使った文へ言い直し、どの情報が増えたかを確認します。この差分が表現固有のニュアンスです。比較を一度に何個も覚えず、最も近い一表現との違いから整理します。
一週間の復習サイクル
初日は意味と語順を確認し、二日目は例文を音読します。三日目は主語を変更し、四日目は疑問文へ変えます。五日目は画像だけを見て一文を作り、六日目は簡単な言い換えとkeep fromの文を両方言います。七日目に何も見ず三秒で取り出せれば、次の表現へ進みます。
思い出せなかった場合も最初からやり直す必要はありません。間違えた語順だけを確認し、その日の自分の出来事を一文にします。短い間隔で取り出す回数を増やすことが、長い例文を一度だけ暗記するより効果的です。
まとめ
- keep from:〜するのを防ぐ・〜できないようにする
- 中心:原因や障害によって、人・物がある行動や結果へ進むのを阻止する
- 基本形:keep + 人・物 + from + 動名詞
- 出ないときは基本動詞の短い二文へ言い換える
英熟語・定型表現の総合ガイドと英熟語一覧A〜Zもご活用ください。










