
「拳を突き上げる」は英語でどう言えばよいのでしょうか。結論から言うと、最も一般的なのは raise your fist です。ただし、動く方向、力の強さ、回数、動作の目的によって pump your fist や thrust your fist upward のほうが自然になります。
先に結論:通常は raise your fist。形や動き方を限定するなら pump your fist、別の目的・ニュアンスを明示するなら thrust your fist upward と使い分けます。
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「拳を突き上げる」の英語表現を比較
| 英語表現 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| raise your fist | 拳を低い位置から高く上げ、掲げる中立的な表現。 | She raised her fist in solidarity. 彼女は連帯を示して拳を掲げました。 |
| pump your fist | 勝利や喜びで拳を一度または繰り返し勢いよく動かす。 | He pumped his fist after scoring. 彼は得点後に拳を突き上げました。 |
| thrust your fist upward | 速さと力を伴って上方へ突き出す描写的な表現。 | The crowd thrust their fists into the air. 群衆は拳を空へ勢いよく突き上げました。 |
日本語では同じ「拳を突き上げる」でも、英語は動作の形だけでなく、動いた方向や本人の意図まで区別します。一語を機械的に当てはめるより、まず基本表現を決め、必要な情報を副詞や前置詞で足すと自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現を場面別に使い分ける
raise your fist
拳を低い位置から高く上げ、掲げる中立的な表現。 迷ったときに最初に選びたい表現です。
She raised her fist in solidarity.
彼女は連帯を示して拳を掲げました。
pump your fist
勝利や喜びで拳を一度または繰り返し勢いよく動かす。 基本表現より焦点が限定されます。
He pumped his fist after scoring.
彼は得点後に拳を突き上げました。
thrust your fist upward
速さと力を伴って上方へ突き出す描写的な表現。 形や目的を具体的に描きたいときに向きます。
The crowd thrust their fists into the air.
群衆は拳を空へ勢いよく突き上げました。

日常会話と指示での違い
日常会話では短い動詞を使う
目の前で動作を見せられる会話では、raise your fist. のような短い指示で十分です。丁寧に頼むなら Please raise your fist.、相手に試してもらうなら Can you raise your fist? と言えます。命令口調を避けるには Could you …? や Try to … が便利です。
運動・診察・仕事では条件を明示する
正確な再現が必要な場面では、slowly(ゆっくり)、gently(優しく)、slightly(少しだけ)、as far as you comfortably can(無理のない範囲まで)を加えます。痛みを避けるなら Stop if it hurts.(痛ければやめてください)も添えましょう。
描写では理由や感情を付け足す
人の仕草を文章で描くときは、動作だけで感情を断定しないことも大切です。理由が分かるなら in anger(怒って)、with excitement(興奮して)、to keep warm(温まるために)のように補います。客観的に伝えたい場合は、見えた動きだけを基本表現で述べます。
自動詞・他動詞、目的語と語順
raiseは目的語が必要な他動詞、riseは自動詞なのでrise your fistとは言いません。thrustの過去形も通常thrustです。文脈はin victoryやin solidarityで補えます。
身体動作の基本語順は 主語+動詞+所有格+身体部位 です。日本語では「手」「足」だけで済みますが、英語では my / your / his / her / their を付け、誰の身体かを示すのが普通です。単数・複数も、一本なのか両方なのかに合わせます。
自然に起きた動きは自動詞、本人が意識して身体部位を動かした場合は他動詞になることがあります。たとえば My hand moved. は「手が動いた」、I moved my hand. は「私は手を動かした」です。例文の目的語を丸ごと覚えると、会話で語順に迷いません。
方向・強さ・回数を補う
- gently:力を入れすぎず優しく
- slowly:ゆっくり
- a little / slightly:少しだけ
- three times:3回
- for five seconds:5秒間
- and hold it there:その位置で保つ
raise your fist gently. なら「優しく拳を突き上げる」、raise your fist and hold that position. なら「拳を突き上げる、その姿勢を保つ」です。無理をさせたくない場合は Don’t force it.、ほかの部分を固定するなら Keep the rest of your body still. と続けられます。
日本人が間違えやすいポイント
raiseは目的語が必要な他動詞、riseは自動詞なのでrise your fistとは言いません。thrustの過去形も通常thrustです。文脈はin victoryやin solidarityで補えます。
日本語の一語に似た英単語を当てるだけでは、方向や強さが抜ける場合があります。迷ったら「どこを」「どちらへ」「どの程度」「何のために」の順で情報を整理してください。専門語より、相手が同じ動きを再現できる具体的な英語を優先します。
難しい単語が出ないときの「しゅみすけ式」
raise your fist が出てこなくても会話は止めなくて大丈夫です。基本動詞の make, move, put, hold, get, keep を使い、動作そのものではなく形・方向・結果を説明します。一文が長ければ二文に分けましょう。
- He made a fist and lifted it high.
彼は拳を作り高く上げました。 - She put her fist in the air because she was happy.
彼女はうれしくて拳を空へ上げました。 - I raised my hand with my fingers closed.
指を握ったまま手を上げました。
この言い換えは辞書的な一語訳ではありませんが、相手へ動作を伝える目的は果たせます。身体部位と方向を先に言い、必要なら身ぶりを見せるのがコツです。言い終えたら Like this.(こんな感じです)や That’s right.(それで合っています)で確認できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で練習
A: Can you raise your fist?
拳を突き上げることはできますか。
B: Like this?
こんな感じですか。
A: Yes. Do it gently and hold that position.
はい。優しく動かして、その姿勢を保ってください。
B: Okay. Please tell me if I need to move more.
分かりました。もっと動かす必要があれば教えてください。
よくある質問
最も無難な表現はどれですか?
文脈がないときは raise your fist が最も使いやすい表現です。相手が動きを知らなければ、しゅみすけ式の簡単な説明も添えます。
命令文は失礼になりませんか?
運動や撮影など手順を案内する場面では自然です。日常で頼むなら please、could you、try to を付けると柔らかくなります。
動作をもっと正確に伝えるには?
左右・上下などの方向、回数、速さ、動作後に姿勢を保つかを足してください。相手に実際に動いてもらい、短い英語で一項目ずつ修正すると誤解を減らせます。
あわせて覚えたい関連表現
raise your fist と一緒に、clench your fist、punch the air も覚えておくと、似た動作を区別しやすくなります。身体動作の英語は、動詞だけでなく目的語との組み合わせが大切です。単語帳では一語ずつではなく、短い命令文または主語のある一文として記録しましょう。
練習するときは、まず自分で動きをしながら英語を声に出します。次に、目を閉じても相手が再現できるよう、方向・速さ・回数を一つずつ加えます。最後に過去形へ替えて「何をしたか」を説明すると、指示と描写の両方を練習できます。
- Please show me how to do it.
やり方を見せてください。 - Do the same movement with the other side.
反対側でも同じ動きをしてください。 - Return to the starting position.
最初の位置に戻ってください。
まとめ
「拳を突き上げる」の基本は raise your fist です。pump your fist と thrust your fist upward は、形・目的・強さを限定したいときに使います。所有格と身体部位の組み合わせ、動く方向、動作の目的まで意識すると、日常会話でも運動や仕事の指示でも自然に伝えられます。
ほかの身体動作も確認したい方は、ジェスチャーを英語で表す関連記事も参考にしてください。










